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平成30年 12月 総務文教委員会

                総務文教委員会
1.日時   平成30年12月5日(水)
1.場所   高石市役所 全員協議会室
1.案件   1.議案第1号 職員の懲戒の手続及び効果に関する条例の一部を改正する条例制定について
       2.議案第2号 高石市の長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公営に関する条例の一部を改正する条例制定について
       3.議案第3号 非常勤職員等の給与等に関する条例の一部を改正する条例制定について
       4.議案第5号 指定管理者の指定について(高石市立図書館)
       5.議案第6号 権利の放棄について
1.出席委員 委員長   東野隆史    副委員長  松本善弘
       委員    二瓶貴博    委員    山敷 恵
        同    明石宏隆     同    宮口典子
        同    久保田和典    同    清水明治
       議長    古賀秀敏
1.傍聴議員       寺島 誠          木戸 晃
             佐藤一夫
1.議事説明員
 市長          阪口伸六   副市長         小林眞一
 副市長         石川輝之   教育長         佐野慶子
 (政策推進部)
 部長          石坂秀樹   理事          藤村達也
 次長          北野哲也   総合政策課長      大坂友和
 秘書課長        松永高文   財政課長        阪上 徹
 経済課長        岡 礼樹
 (総務部)
 部長          辻田 智   次長兼契約検査課長併上下水道課参事
                                古川浩史
 次長兼危機管理課長   上田庸雄   総務課長        佐藤信雄
 人事課長        西濱真司   総務課参事兼課長代理兼管理係長
                                射手矢浩幸
 人事課長代理      坂口朋之
 (保健福祉部)
 部長          中島 孝   次長兼社会福祉課長   村田佳一
 (土木部)
 部長          藤原通晃   理事          大石哲也
 次長          上田豊明
 (教育委員会教育部)
 部長          細越浩嗣   次長          神志那 隆
 次長兼学校教育課長   吉田種司   次長兼社会教育課長   杉本忠史
 教育総務課長      西川浩二   社会教育課長代理    石田俊彦
 (その他行政委員会等)
 監査委員事務局長           会計管理者兼会計課長  池治久美子
 併・選挙管理委員会事務局長
 併・公平委員会事務局長 中阪三明
 監査委員事務局長代理
 併・選挙管理委員会事務局長代理
 併・公平委員会事務局長代理
             藤原末広
1.事務従事者
 (議会事務局)
 局長          北口宗彦   次長兼総務課長     堀内昭彦
 課長代理兼庶務係長   村田美紀   議事係長        中川雅司
 主事          山尾亮輔
 
                △会議の顛末 
     (午前9時59分 開会)
 
                 

平成26年  3月 定例会(第1回)-03月12日-02号

 

平成26年  3月 定例会(第1回)

             ◯出席議員(17名)
        1番  松本善弘君      2番  畑中政昭君
        3番  山敷 恵君      4番  寺島 誠君
        5番  綿野宏司君      6番  松尾京子君
        7番  宮口典子君      8番  明石宏隆君
        9番  出川康二君     10番  永山 誠君
       11番  清水明治君     12番  森 博英君
       13番  久保田和典君    14番  佐藤一夫君
       15番  奥田悦雄君     16番  古賀秀敏君
       17番  松本 定君
             ◯議会事務局出席員
 局長         福村寿之   総務課長       上田重之
 課長代理兼議事係長  北野哲也   主幹兼庶務係長    相生美恵子
 主事         中川雅司
             ◯議事説明員
 市長         阪口伸六   副市長        芝原哲彦
 副市長        三浦良平   教育長        藤原一広
(政策推進部)
 部長         石川輝之   理事         池永 斉
 次長兼経済課長    岸部信一   企画課長       辻田 智
 秘書課長       上田庸雄   財政課長       石坂秀樹
 地域活力創出課長   石栗雅彦   企画課情報政策室長  石橋祐之
(総務部)
 部長         浅井淳一   次長兼人事課長    山本富之
 次長兼生活環境課長  鶴田 健   庶務課長       八丈 匡
 市民課長       田中宏樹   危機管理課長     細川栄二
(保健福祉部)
 部長         宮下勇樹   理事兼次長      嶋坂堅治
 高齢介護・障害福祉課長       子育て支援課長    中島 孝
            西川浩二
 保健医療課長     池治久美子
(土木部)
 部長         木嵜茂巳   理事         小畑 泉
 次長兼都市計画課長  藤原正良   次長兼土木公園課長  辻 孝明
 再開発課長      前田 隆   連立交通政策課長   藤原通晃
 建築住宅課長併上下水道課参事
            酒井茂樹
(教育委員会教育部)
 部長         北口宗彦   次長兼教育指導課長  細越浩嗣
 教育総務課長     佐藤量泰
(その他行政委員会等)
 監査委員事務局長          会計管理者兼会計課長 上田達也
 併・選挙管理委員会事務局長
 併・公平委員会事務局長
            金谷展宏
            本日の会議に付した事件
  日程第1 議案第1号 高石市庁舎自動車駐車場条例制定について
            (総務文教委員会審査結果報告)
  日程第2 議案第2号 農業委員会委員定数条例の一部を改正する条例制定について
            (福祉土木委員会審査結果報告)
  日程第3 議案第3号 高石市社会教育委員定数等に関する条例及び高石市立公民館条例の一部を改正する条例制定について
            (総務文教委員会審査結果報告)
  日程第4 議案第4号 高石市都市公園条例の一部を改正する条例制定について
            (福祉土木委員会審査結果報告)
  日程第5 議案第5号 高石市立体育館条例の一部を改正する条例制定について
            (総務文教委員会審査結果報告)
  日程第6 議案第6号 高石市積立基金条例の一部を改正する条例制定について
            (総務文教委員会審査結果報告)
  日程第7 議案第7号 高石市下水道条例及び南部大阪都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部を改正する条例制定について
            (福祉土木委員会審査結果報告)
  日程第8 議案第8号 高石市乳幼児等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例制定について
            (福祉土木委員会審査結果報告)
  日程第9 議案第9号 高石市事務分掌条例の一部を改正する条例制定について
            (総務文教委員会審査結果報告)
  日程第10 議案第10号 高石市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について
            (福祉土木委員会審査結果報告)
  日程第11 議案第11号 平成25年度高石市一般会計補正予算
            (予算委員会審査結果報告)
  日程第12 議案第12号 平成25年度高石市国民健康保険特別会計補正予算
            (予算委員会審査結果報告)
  日程第13 議案第13号 平成25年度高石市公共下水道事業特別会計補正予算
            (予算委員会審査結果報告)
  日程第14 議案第14号 平成25年度高石市介護保険特別会計補正予算
            (予算委員会審査結果報告)
  日程第15 議案第15号 平成26年度高石市一般会計予算
            (予算委員会審査結果報告)
  日程第16 議案第16号 平成26年度高石市国民健康保険特別会計予算
            (予算委員会審査結果報告)
  日程第17 議案第17号 平成26年度高石市公共下水道事業特別会計予算
            (予算委員会審査結果報告)
  日程第18 議案第18号 平成26年度高石市墓地事業特別会計予算
            (予算委員会審査結果報告)
  日程第19 議案第19号 平成26年度高石市介護保険特別会計予算
            (予算委員会審査結果報告)
  日程第20 議案第20号 平成26年度高石市後期高齢者医療保険特別会計予算
            (予算委員会審査結果報告)
  日程第21 議案第21号 平成26年度高石市水道事業会計予算
            (予算委員会審査結果報告)
  日程第22 議案第22号 泉北環境整備施設組合の財産処分の協議について
            (福祉土木委員会審査結果報告)
  日程第23 議案第23号 泉大津市と高石市との間における雨水及び汚水排除の事務の委託に関する規約の協議について
            (福祉土木委員会審査結果報告)
  日程第24 議案第24号 指定管理者の指定について(高石市自転車駐車場)
            (福祉土木委員会審査結果報告)
  日程第25 議案第25号 指定管理者の指定について(高石市自動車駐車場他)
            (福祉土木委員会審査結果報告)
  日程第26 議案第26号 市道路線の認定及び廃止について
            (福祉土木委員会審査結果報告)
  日程第27 報告第1号 平成26年度高石市土地開発公社事業計画、会計予算及び資金計画の報告について
            (予算委員会審査結果報告)
  日程第28 報告第2号 平成26年度一般財団法人高石市保健医療センターの事業計画及び予算の報告について
            (予算委員会審査結果報告)
  日程第29 議案第27号 市議会における災害時の対応に関する調査特別委員会の設置について
            (市議会における災害時の対応に関する調査特別委員会委員の選任について)
  日程第30 議案第28号 高石市議会の議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定について
  日程第31 議案第29号 高石市議会議員の定数を定める条例の一部を改正する条例制定について
  日程第32       諸報告
  日程第33       一般質問
△会議の顛末
     (午前10時0分 開議)
○議長(奥田悦雄君) 
 議員各位のご出席が定足数に達しておりますので、これより2日目の会議を開きます。
 本日の日程は、既に皆様方のお手元にご配付いたしております日程表に基づき、順次進めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
 日程第1 議案第1号 高石市庁舎自動車駐車場条例制定についてから日程第28  報告第2号 平成26年度一般財団法人高石市保健医療センターの事業計画及び予算の報告についてまでの28案件を議会運営委員会の決定に基づき、一括議題 にいたしたいと存じます。これにご異議ございませんか。
     (異議なしの声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、日程第1 議案第1号から日程第28 報告第2号までの28案件を一括議題といたします。
 ただいま一括議題となりました28案件については、本定例会1日目において総務文教委員会、福祉土木委員会及び予算委員会へそれぞれ付託され、いずれも慎重審査をいただいておりましたものであります。
 これより、順次、各委員長の審査報告を求めることにいたします。
 それでは、議案第1号、議案第3号、議案第5号、議案第6号及び議案第9号の5案件について、清水明治委員長より審査報告をいただきます。
 清水委員長。
◆11番(清水明治君) 
 ご報告申し上げます。
 本件は、本定例会1日目において総務文教委員会に付託されました議案第1号 高石 市庁舎自動車駐車場条例制定について、議案第3号 高石市社会教育委員定数等に関する条例及び高石市立公民館条例の一部を改正する条例制定について、議案 第5号高石市立体育館条例の一部を改正する条例制定について、議案第6号 高石市積立基金条例の一部を改正する条例制定について、議案第9号 高石市事務 分掌条例の一部を改正する条例制定についての5案件でございまして、去る2月26日に慎重審査いたしました。
 その慎重審査の結果、お手元にご配付の書面どおり、議案第1号につきましては賛成多数で、議案第3号、議案第6号及び議案第9号につきましては全会一致で、いずれも可決すべきとの結論に達しました。
 議案第5号 高石市立体育館条例の一部を改正する条例制定については、体育館の名 称に「防災」と明記すべきであり、防災時における市民の命の安全は市が責任を持って管理すべきであることから、指定管理者制度を導入すべきではない、また 体育館の使用料においても当面は大幅な引き上げをすべきでないとの理由から、修正案が提出されましたが、賛成少数により否決され、原案は賛成多数で可決す べきとの結論に達しましたので、ご報告申し上げます。
 どうかよろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○議長(奥田悦雄君) 
 次に、議案第2号、議案第4号、議案第7号、議案第8号、議案第10号及び議案第22号から議案第26号までの10案件について、松尾京子委員長より審査報告をいただきます。
 松尾委員長。
◆6番(松尾京子君) 
 ご報告申し上げます。
 本件は、本定例会1日目において福祉土木委員会に付託されました議案第2号 農業 委員会委員定数条例の一部を改正する条例制定について、議案第4号 高石市都市公園条例の一部を改正する条例制定について、議案第7号 高石市下水道条例 及び南部大阪都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部を改正する条例制定について、議案第8号 高石市乳幼児等の医療費の助成に関する条例の一部 を改正する条例制定について、議案第10号 高石市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について、議案第22号 泉北環境整備施設組合の財産処分の 協議について、議案第23号 泉大津市と高石市との間における雨水及び汚水排除の事務の委託に関する規約の協議について、議案第24号 指定管理者の指定 について(高石市自転車駐車場)、議案第25号 指定管理者の指定について(高石市自動車駐車場他)、議案第26号 市道路線の認定及び廃止についての 10案件でございまして、去る2月27日に慎重審査いたしました。
 その慎重審査の結果、お手元にご配付の書面どおり、議案第2号、議案第7号、議案第10号及び議案第22号から議案第26号までにつきましては全会一致で、議案第4号につきましては賛成多数で、いずれも可決すべきとの結論に達しました。
 議案第8号 高石市乳幼児等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例制定 については、本市から子育て世帯が流出することをとめるためにも、通院助成については、満9歳ではなく満12歳までさらに拡充すべきとの理由から修正案が 提出されましたが、賛成少数により否決され、原案は全会一致で可決すべきとの結論に達しましたので、ご報告申し上げます。
 どうかよろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○議長(奥田悦雄君) 
 次に、議案第11号から議案第21号まで、報告第1号及び報告第2号の13案件について、畑中政昭委員長より審査報告をいただきます。
 畑中委員長。
◆2番(畑中政昭君) 
 ご報告申し上げます。
 本件は、本定例会1日目において予算委員会に付託されました議案第11号から議案 第14号までの平成25年度各会計補正予算、議案第15号から議案第21号までの平成26年度各会計予算並びに報告第1号、報告第2号の計13案件でござ いまして、去る2月25日、2月28日、3月3日から7日まで及び10日の8日間で慎重審査いたしました。
 その慎重審査の結果、お手元にご配付の書面どおり、議案第11号から議案第14号まで、及び議案第16号から議案第21号までの10案件につきましては全会一致で、議案第15号につきましては賛成多数で、いずれも可決すべきとの結論に達しました。
 また、報告第1号及び報告第2号の2案件につきましては、本委員会で報告を受けましたので、あわせてご報告申し上げます。
 どうかよろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○議長(奥田悦雄君) 
 委員長報告が終わりました。
 議会運営委員会の決定に基づき、委員長報告に対する質疑を省略し、各案件に対する討論及び採決に入ります。
 討論及び採決は個別に行います。
 議案第1号につきまして、2名の方より討論の通告を受けておりますので、これを許すことにいたします。
 3番 山敷 恵君。
◆3番(山敷恵君) 
 それでは、議案第1号 高石市庁舎自動車駐車場条例制定について反対の立場で、クリア高石を代表いたしまして討論いたします。
 この条例案は、現在、無料で利用できます市庁舎駐車場について、来庁者は基本無料とするということを前提として、5時間以内、1時間までごとに100円、5時間を超え12時間以内は500円、12時間を超え24時間以内を800円とする有料化の条例でございます。
 しかし、この市庁舎自動車駐車場の有料化の根拠としてご説明されましたのは、第五次財政健全化計画案の中で歳入の確保の項目に記載された公用地の受益者負担、不正利用の防止の観点から有料化して歳入を確保するという説明もございました。
 市民から徴収した分でどのように歳入を確保するのか、どのような収支になるのかとお尋ねいたしますと、収入見込み総額が370万円、それに対しまして機械のリース料とランニングコストで550万円と、この条例案の中での収支はマイナスというお答えでございました。
 しかも、夜間や閉庁時の受益者負担分のニーズ調査もされておられませんでした。受 益者負担の適正化とおっしゃりながら、市役所に用事のある人は受益者ではなく、公園利用者は公園の利用料もお支払いになっている上に、受益者であるのでお 金はいただくと、このように受益者の定義すら曖昧なご説明しかいただけませんでした。
 また、不正利用の防止ということもございましたけれども、本庁舎は駅が近いわけでもなく、そんなに多くの人が不正利用しているという実態があるわけでもない中で、それを理由として有料化するには根拠が薄弱であると申し上げなければなりません。
 このような中で市役所の駐車場を有料化することは、市民の負担をいたずらに増すことになるだけでございます。そのため、この条例制定には賛同できないと申し上げ、反対討論といたします。
 以上です。(拍手)
○議長(奥田悦雄君) 
 次に、9番 出川康二君の発言を許します。
◆9番(出川康二君) 
 ただいま上程されております高石市庁舎自動車駐車場条例制定について、日本共産党高石市会議員団を代表いたしまして反対討論を行います。
 現在の市庁舎駐車場は、地方自治法上の公の施設ではなく、市庁舎という行政財産の 一部となっているわけでございます。現在、庁舎敷地の一部を高石市厚生会に貸与し、職員の駐車場として利用させているのは、本市行政財産使用料条例を適用 及び準用され、貸し出しされていると推察するものでございます。
 今回の条例制定に際して、この厚生会に貸与されている部分約1,800平米と、今 回、条例で制定され市庁舎駐車場として利用される部分3,250平米を一体のものとして利用する計画であることが明らかにされましたが、これは地方自治法 上に問題があると私たちは考えるものでございます。
 そういう点で、今回の提案におきまして、そういう地方自治法上の問題が整理されて おらないということでございまして、これにつきましては賛成できないのではないか。もう少し整理されて明確にされるべきだということを、第1点目として指 摘させていただきたいわけでございます。
 第2点目は、本来、市役所への来庁時に駐車場等を貸すことについては、私は根本的 に疑問を持っております。本市庁舎は堺市あるいは泉大津市、近隣の都市と異なりまして、いわゆる繁華街、駅周辺等の近くには立地しておらない、そういう点 では、市役所に用事のない方の駐車は少なく、有料化をしてそういう用事のない方々の駐車を排除するということの理由としては、いささか乏しいのではないか と考えるわけでございます。
 今後この市役所庁舎駐車場を整理いたしますと、市役所にお見えの皆さん方につきま しては、訪問された市役所の窓口の中で無料駐車券を配付されるのか、あるいはさまざまな手続をしなければならないことにおいても非常に煩雑で、あるいはさ まざまな市民等の意見の混乱というふうな可能性もあるわけでございまして、この点も、私は有料化については再考していただきたい、賛成できない理由であり ます。
 第3点目の問題でございますが、この庁舎駐車場を24時間開放されるということでございますが、これは市庁舎の敷地でございますので、その市庁舎の管理上、問題が起きないのか、そういう点も心配するところでございます。
 最後に、財政の問題でありますが、駐車場を整備する、あるいはその管理機器のリー ス代も、年間約600万円程度が予想されておりまして、そういう点では、不要な支出の増大につながるのではないかという点を指摘させていただきたいと思う わけでございまして、総合的に判断いたしまして、この市庁舎自動車駐車場については再考され、そういう心配、危惧等が払拭されるということを求めておきた いと思います。
 したがいまして、この議案第1号の条例につきましては、反対の態度を表明いたしまして、討論とさせていただきます。(拍手)
○議長(奥田悦雄君) 
 以上をもちまして、ご通告のありました討論は全て終了しましたので、これより採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第1号は、これを可決することに賛成の方の挙手を求めます。
     (賛成者挙手)
 賛成多数と認めます。
 よって、議案第1号 高石市庁舎自動車駐車場条例制定については、原案どおり可決されました。
 議案第2号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第2号は、これを可決することにご異議ございませんか。
     (異議なしの声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、議案第2号 農業委員会委員定数条例の一部を改正する条例制定については、原案どおり可決されました。
 議案第3号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第3号は、これを可決することにご異議ございませんか。
     (異議なしの声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、議案第3号 高石市社会教育委員定数等に関する条例及び高石市立公民館条例の一部を改正する条例制定については、原案どおり可決されました。
 議案第4号につきまして、2名の方より討論の通告を受けておりますので、これを許すことにいたします。
 8番 明石宏隆君。
◆8番(明石宏隆君) 
 日本共産党高石市議団を代表しまして、議案第4号 高石市都市公園条例の一部を改正する条例制定について、反対の立場から討論いたします。
 鴨公園は防災の拠点であり、いついかなる災害に対して指定管理者の管理運営では、市民のために素早い対応ができるか不安であります。東日本大震災を教訓にして、一秒でも早く判断し、指示ができるように直営にするべきではないでしょうか。
 鴨公園が防災の拠点であることを認識してもらうことが大切であり、多くの皆さんに利用していただきたい。新設する体育館の料金はかなりの値上がりになっていますので、駐車場まで料金を取る必要はないと考えます。
 また、市民がスポーツを通じて健康になり、子どもたちの才能が伸びるように、少しでも利用しやすいようにしていただきたい。これまでと同様に駐車場は無料でいいと思いますので、この議案に対して反対の討論といたします。
 ありがとうございます。(拍手)
○議長(奥田悦雄君) 
 次に、4番 寺島 誠君の発言を許します。
◆4番(寺島誠君) 
 議案第4号 高石市都市公園条例の一部を改正する条例制定について、クリア高石を代表いたしまして、反対の立場から討論させていただきます。
 この条例は、鴨公園内において旧鴨プール跡地を中心に新たに建設される防災体育館 の供用開始に合わせて、受益者負担の観点から鴨公園駐車場を平成27年4月1日より、5時間以内は1時間までごとに100円、5時間を超え12時間以内を 500円、12時間を超え24時間以内を800円の料金体系で有料化の実施、また施設管理には指定管理者を導入するための条例制定であります。
 この条例は、先ほどの議案第1号、高石市庁舎自動車駐車場条例、またこの後の議案第5号、高石市立体育館条例の一部を改正する条例制定にも関係してくるものでございます。
 私どもクリア高石は、平成25年9月、第3回定例会におきまして、運動施設の駐車 場の有料化、また使用料金の値上げに伴った高石市都市公園条例の一部を改正する条例制定、高石市立野球場条例の一部を改正する条例制定など、こういった条 例制定についても反対の立場をとってまいりました。
 その立場は、教育、スポーツ拠点の観点からの子どもたちの健全育成、また健幸のま ちづくり高石市にふさわしいスポーツ振興の観点、また市内公共利用施設における受益者負担と市の負担割合の算出根拠について統一基準が示されておらない、 そういった観点から、体育館の利用者、また鴨公園運動広場の利用者に負担を強いる駐車場の有料化につきましては、今後、体育館完成までの猶予もあることで すし、再考いただきたいということを申し上げまして、私どもの討論とさせていただきます。
 どうもありがとうございました。(拍手)
○議長(奥田悦雄君) 
 以上をもちまして、ご通告のありました討論は全て終了しましたので、これより採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第4号は、これを可決することに賛成の方の挙手を求めます。
     (賛成者挙手)
 賛成多数と認めます。
 よって、議案第4号 高石市都市公園条例の一部を改正する条例制定については、原案どおり可決されました。
 議案第5号に対し、出川康二君外3名より修正の動議が提出され、所定の賛成者がありますので、本動議は成立いたしております。
 それでは、出川康二君外3名より提出された修正案の趣旨説明を求めます。
 9番 出川康二君。
◆9番(出川康二君) 
 9番 出川康二でございます。
 ただいま上程されております議案第5号 高石市立体育館条例の一部を改正する条例制定について修正案の提案理由を提案者を代表いたしまして、説明させていただきたいと思います。
 お手元に、修正案の分を載せておりますので、参考にしていただきたいと思います。
 まず第一でありますが、条例の表題に、高石市立防災体育館条例ということにしたいと思います。
 この理由は、人間の記憶あるいは言い伝えというものは、年月を経過するに従いまし て、忘却し風化するというふうに言われております。この間も、100年前の桜島の大噴火も、各地に記念碑があるわけでありますが、今では100年を経過す ると、その碑がどんな碑であるかということさえも、地元の方々にも忘れ去られているという報道もありました。
 したがいまして、今回の修正は防災体育館という名称を体育館に冠することによっ て、名づけることによって、長く市民の記憶にとどめ、防災の拠点たる施設であること、何かあれば鴨公園の防災体育館に行って避難していただくということ を、常日ごろから市民の方々に認識していただくために、防災の名を冠したほうがよりよいのではないかと私どもは考える次第であります。
 第2番目には、この体育館の建設資金でございます。総事業費の約半分、7億 6,000万円が、防災関連の社会資本整備総合交付金から補助を受けているということであります。その意味からおきましても、この体育館の建設には、防災 に役立つということの体育館であることを示しているわけでございまして、そういう点からも、体育館の名称に関することと同時に、第1条の設置目的の中に防 災の施設・拠点としての役割を明記するとして、その第1条を修正したいのであります。
 第3番目は、この体育館の管理・運営を、今回の一部改正では、指定管理者に管理委 託をさせるという条例になっているわけでございますが、いつ発生するか全く不明の地震、津波、その他災害時に、本当に指定管理の方にお任せしていいのか、 防災対策の拠点施設、避難施設の中心であることから、この施設に関しては、指定管理者にお任せしないで高石市が全責任を全うする仕組みが、私は妥当である ということで、指定管理者導入の条文を避けることにしております。
 第4番目は、使用料についてでありますが、現行どおりの料金体系で幅広く利用して いただき、青少年の健全な発達やスポーツの振興、市民の健康増進の拠点としての役割を期待するために、大幅な使用料の引き上げについては、今回は削除させ ていただく、現行料金制度を基本として使用料の修正をお願いする。
 以上が修正案の主な概略説明でございます。どうか皆さんのご賛同を心からお願いいたしまして、提案者を代表しての趣旨説明とさせていただきます。
 よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
○議長(奥田悦雄君) 
 説明が終わりました。
 本件、議案第5号に対する修正案につきましては、ご発言の通告を受けておりませんので、これより討論に入ります。
 討論は、原案と修正案を一括して行います。議案第5号の原案及び修正案につきまして、1名の方より討論の通告を受けておりますので、これを許すことにいたします。
 3番 山敷 恵君。
◆3番(山敷恵君) 
 3番 山敷 恵でございます。
 それでは、議案第5号 高石市立体育館条例の一部を改正する条例制定について、修正案に賛成、原案に反対の立場から、クリア高石を代表いたしまして討論をさせていただきます。
 そもそも原案においては、なぜ高石市立体育館を、高石市立総合体育館に改めるのか、なぜ防災体育館とされなかったのか、ここに対するご説明が十分にはございませんでした。
 委員会でも申し上げましたとおり、平成24年3月に、平成25年度の当初予算審議 の中で、突如、防災体育館ということで提案され、議論が始まったものでございます。そして、昨年の5月15日には、議員全員協議会において、約3時間にわ たり、防災体育館の防災機能や構造についてを議論いたしました。その折にいただいた資料にも、防災機能の説明に体育館機能の説明の倍のページが割かれてお りました。この体育館が防災に重きを置いていることは明白でございます。
 また、その後も報告のみという形でございましたけれども、昨年の9月11日に再び 議員全員協議会において、防災体育館の実施設計の完成に伴う概要の説明がございました。基本計画からの変更点が主な説明の内容でございましたけれども、ほ とんどの時間が防災についてのご説明でございました。
 さらに12月4日に開催されました総務文教委員会でも、防災体育館ということでの質疑が行われたところでございます。
 このような経過を考えましても、防災体育館という名称になることを確信しておりましたところ、このたびの議案を見まして、総合体育館となっていることに、防災の名前がどこにもないことには、本当に信じられない思いでございました。
 先ほどの提案理由のご説明にもございましたけれども、市民に防災体育館ですという ことを日常的に周知するためには、名前に「防災」という言葉を冠することが一番有効でございます。本当に市民の命を守る気があるなら、ここには防災体育館 があるということの周知をするために、名称は防災体育館とされるべきだと考えます。
 さらに、この体育館を指定管理者に管理させるということが原案でございます。その 理由とされましては、効果的・効率的な運営のためということで、原案の提案理由のご説明にはございました。しかし、この体育館はただ単なる体育館ではな く、先ほど来申し上げているように、防災の目的を主にした体育館でございます。災害時に市民の命をつなぐという役割を果たすためには、効率を追求されると いうのを主な目的にされるべきではないと考えます。
 かまどベンチ、マンホールトイレ、自家発電機、災害用備蓄、特設公衆電話などの設備を備えられている体育館でございますので、ここの管理の責任は市にあるとされるべきだと考えております。
 そしてアリーナの利用料金も、現行の体育室の2.8倍となっているのが原案でございます。しかし、これでは市民が気軽に運動に親しむ機会を奪い、第4次総合計画の中の健幸のまち、生涯スポーツの機会の提供というコンセプトにも反するものと考えます。
 さらに、これも提案理由の説明にありましたけれども、原案の条例の第1条には、防災が目的であるとの文言も入っておりません。このことを市民に伝えますと、なし崩し的に防災の機能をなくしていくつもりなのかという不安の声が届いているところでございます。
 以上、申し上げましたように、原案には、名前にも、条文にも「防災」というものが 入っていないこと、管理が指定管理者となり、館長についての言及もないこと、また料金設定が非常に高いことなどの理由で、原案に反対を表明し、これらの項 目が全てクリアされている修正案に賛成であることを申し上げ、修正案に賛成、原案に反対の討論といたします。
 以上です。(拍手)
○議長(奥田悦雄君) 
 以上をもちまして、ご通告のありました討論は終了いたしましたので、これにて討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。
 初めに、議案第5号に対する出川康二君外3名から提出された修正案について採決いたします。
 お諮りいたします。
 本修正案に賛成の方の挙手を求めます。
     (賛成者挙手)
 賛成少数であります。
 よって、修正案は否決されました。
 次に、原案について採決いたします。
 お諮りいたします。
 原案に賛成の方の挙手を求めます。
     (賛成者挙手)
 賛成多数であります。
 よって、議案第5号 高石市立体育館条例の一部を改正する条例制定については、原案どおり可決されました。
 議案第6号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第6号は、これを可決することにご異議ございませんか。
     (異議なしの声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、議案第6号 高石市積立基金条例の一部を改正する条例制定については、原案どおり可決されました。
 議案第7号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第7号は、これを可決することにご異議ございませんか。
     (異議なしの声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、議案第7号 高石市下水道条例及び南部大阪都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部を改正する条例制定については、原案どおり可決されました。
 議案第8号に対し、出川康二君外3名より修正の動議が提出され、所定の賛成者がありますので、本動議は成立いたしております。
 それでは、出川康二君外3名より提出された修正案の趣旨説明を求めます。
 8番 明石宏隆君。
◆8番(明石宏隆君) 
 ただいま上程されました議案第8号、高石市乳幼児等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例制定の修正案について、提出者を代表しまして、修正案の趣旨説明を行います。
 議案第8号、高石市乳幼児等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の一部を次のように修正する。
 第3条第1項に各号を加える改正規定中「満9歳」を「満12歳」に改めるものであります。
 他市の状況から見ても、通院の助成に対する意識は強く、子育て世代も定住の一つの判断材料になっていると思います。本市のイメージアップにもつながるような判断が必要ではないでしょうか。
 現在、高石市はこの10年間で3,118人の人口が減少し、近年3年間で見ても 1,293人減少し、歯どめがきかず、その状況を打開するためにも、子ども医療費助成の拡充が大きな力となるものであります。修正案が可決されれば、予算 の増額が必要になりますが、予算の増額については、地方自治法第97条第2項で認められているもので、これは長の予算提出の趣旨を損なうものではなく、む しろ趣旨を尊重するものであります。
 通院を小学校卒業までにするには、約2,000万円の予算が必要です。予算を削るのに対しては賛否がありますので、今回は歳入17款繰入金、財政調整基金のほうから約2,000万円を繰り入れて、通院を小学校卒業までの拡充をお願いするものであります。
 どうか皆様のご賛同をよろしくお願いします。(拍手)
○議長(奥田悦雄君) 
 説明が終わりました。
 本件、議案第8号に対する修正案につきましては、ご発言の通告を受けておりませんので、これより討論に入ります。
 討論は、原案と修正案を一括して行います。
 議案第8号の原案及び修正案につきまして、2名の方より討論の通告を受けておりますので、これを許すことにいたします。
 12番 森 博英君。
◆12番(森博英君) 
 12番 森 博英、市民ネット高石を代表して、議案第8号、原案賛成、修正案反対の立場で討論いたします。
 行政が原案の乳幼児等医療費助成の適用範囲を拡大し、従前は通院医療費助成、小学校就学前までであったものを小学校3年までに上積みしたこと、また入院医療費助成、従前は小学校卒業までであったものを中学校卒業までに上積み、拡充したことをまずもって評価いたします。
 修正案の通院医療費助成を、改正規定中「満9歳」を「満12歳」に改めるという案 は、将来の方向性としては否定するものではありません。しかし、行政に対しては乳幼児等医療費助成のみの上積みだけでなく、高齢者医療費、身体及び知的障 害者医療費、ひとり親家庭医療費の助成適用範囲を上積みし、広げ、福祉医療費助成全体をバランスよく充実していただきたいと考えます。
 将来、市の財政が改善した暁には、さらなる乳幼児等医療費助成の適用範囲上積みを 実施すればよいと考えますが、先ほど述べた乳幼児以外の福祉医療費助成である高齢者医療、障害者医療、ひとり親家庭医療の上積み充実を先にすべきである。 今回の修正案が可決してしまえば、それに伴う経常経費の増額を理由に、他の医療助成の拡充がおくれる可能性が危惧されます。私どもとしては、これらの助成 拡充の優先順位を先にし、バランスのよい福祉施策の拡充をお願いしたいと考えます。
 以上のことから、原案賛成、修正案反対の態度を表明いたしまして、簡単ではございますが、原案の賛成討論とさせていただきます。
 皆様のご賛同、よろしくお願いいたします。ご清聴ありがとうございました。(拍手)
○議長(奥田悦雄君) 
 次に、4番 寺島 誠君の発言を許します。
◆4番(寺島誠君) 
 議案第8号 高石市乳幼児等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例制定について、意見を述べさせていただきます。
 まずもって申し上げますが、今回のこの拡充による原案を否定するものではないということを申し上げます。しかし、この機会により拡充の幅を広げる機会を得られたという観点から意見を述べさせていただきたいと思います。
 平成23年3月に第4次総合計画が策定されました。その基本計画の目標の一つに、 ひとにやさしい育みのまちとして、安心して子どもを産み、育てられるまちづくりを進めることが、若い世代の定住と転入にもつながる、そういうことが示され ております。そのことについては私も同感でございますし、このたびの議案第8号もこの考え方にのっとった条例改正であるということを理解しております。
 この目標も一つの施策として、総合的に平成32年には人口6万2,000人を目指 すとしております。しかし、総合計画に示された人口推計よりも実際は減少傾向であり、近隣市と比べても減少率が高くなっているのが現状です。この結果は、 さまざまな要因が重なっていると推測できます。
 今議会、今日まで委員会等でいろんな審査が行われてまいりましたけれども、そう いった中でも多くの委員の皆様より人口減少に対しての質疑をされた中からもうかがえました。人口減少で何とかしなければならない、高石市の人口増の対策を 進めなければならないことは、議会も行政も方法論についてはさまざまな意見があると思いますが、誰もが進めなければならないと考えていることがよくわかり ました。
 乳幼児等の医療費助成拡充案が、今回、上程されたわけですから、他市の動向を見な がら背比べをするのではなく、大阪府の動向もございますけれども、ここはまず通院については、小学校卒業年度末にするべきではないかと考えます。子育て世 代の流入を図るため、福祉都市宣言高石にふさわしい条例改正にすべきということを申し上げます。
 議員の皆様のご賛同をいただき、平成26年7月1日より、通院は小学校卒業年度末 までとしていただきたいと思いますが、小学校3年生年度末というご判断をされた場合、それについては私は反対するべきものではないということを、ここで申 し上げて私の意見とさせていただきます。
 以上、ありがとうございました。(拍手)
○議長(奥田悦雄君) 
 以上をもちまして、ご通告のありました討論は全て終了いたしましたので、これにて討論を打ち切ります。
 これより採決に入ります。
 初めに、議案第8号に対する出川康二君外3名から提出されました修正案について採決いたします。
 お諮りいたします。
 本修正案に賛成の方の挙手を求めます。
     (賛成者挙手)
 賛成少数であります。
 よって、修正案は否決されました。
 次に、原案について採決いたします。
 お諮りいたします。
 原案は、これを可決することにご異議ございませんか。
     (異議なしの声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、議案第8号 高石市乳幼児等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例制定については、原案どおり可決されました。
 議案第9号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第9号は、これを可決することにご異議ございませんか。
     (異議なしの声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、議案第9号 高石市事務分掌条例の一部を改正する条例制定については、原案どおり可決されました。
 議案第10号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第10号は、これを可決することにご異議ございませんか。
     (異議なしの声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、議案第10号 高石市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定については、原案どおり可決されました。
 議案第11号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第11号は、これを可決することにご異議ございませんか。
     (異議なしの声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、議案第11号 平成25年度高石市一般会計補正予算は、原案どおり可決されました。
 議案第12号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第12号は、これを可決することにご異議ございませんか。
     (異議なしの声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、議案第12号 平成25年度高石市国民健康保険特別会計補正予算は、原案どおり可決されました。
 議案第13号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第13号は、これを可決することにご異議ございませんか。
     (異議なしの声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、議案第13号 平成25年度高石市公共下水道事業特別会計補正予算は、原案どおり可決されました。
 議案第14号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第14号は、これを可決することにご異議ございませんか。
     (異議なしの声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、議案第14号 平成25年度高石市介護保険特別会計補正予算は、原案どおり可決されました。
 議案第15号につきまして、3名の方より討論の通告を受けておりますので、これを許すことにいたします。
 3番 山敷 恵君。
◆3番(山敷恵君) 
 3番 山敷 恵でございます。
 議案第15号 平成26年度高石市一般会計予算に対し、クリア高石を代表いたしまして、反対の立場から討論をいたします。
 まず、総務費においてですけれども、印刷製本費及び手数料ということで、市内全戸に広報を配付すると定めている広報発行規則に反し、自治会を通じての自治会加入世帯への配付予算しか計上されておられませんでした。
 自治会への加入を促すことは重要なことと考えますし、自治会が大切な役割を果たしてくださっていることを否定するものではございません。しかし、そのことと広報紙を市民全員に配付することは別に考えなければならないと思います。
 残念ながら市の意向に反して、自治会加入率も平成23年6月議会では74.9%と いうご答弁をいただきましたけれども、今議会では自治会の加入率は72.4%ということでございました。このことは、何年にもわたって指摘させていただい ていますのに、一向に改まらないということに納得はできません。広報紙は全世帯に配付されるべきです。規則にのっとった運営を強く求め、配付予算の計上を 求めるものでございます。
 また同じく総務費において、ブランド戦略関連の予算が計上されておりました。ブランド戦略アドバイザー報償費については、ブランド戦略公共交通活性化検討協議会は解散したにもかかわらず、ここに10万円もの報償費が計上されておりました。
 また、ガイドブック作成委託料ということで63万6,000円も計上されていまし たが、これは先ほどのブランド戦略アドバイザーのことと一緒に、市役所の内部で市民の方とともにつくり上げていくべきだと考えます。アドバイザーに報償費 を払わなくても、市役所内部に市民の方をコーディネートする力があれば、市民の方のお力をかりてしっかりとしたブランドの構築が可能である、そしてガイド ブックの作成も可能であると考えるものでございます。
 なぜ市民の声を全く聞かずに、勝手にブランド戦略を進められるのか。そもそも、羽 衣天女も市民から出てきた案ではなく、上から目線の押しつけブランドでございます。天女に会えるというコンセプトそのものが荒唐無稽と言わざるを得ませ ん。文献上は天女伝説がないことは、さきの委員会で地域活力創出課長もみずからが認めておられるところでございました。
 高石市には、祐子内親王家紀伊によって歌に詠まれた、そして百人一首にもおさめら れた、「音に聞く高師の浜」もあれば、それぞれ歴史のある地名がほかにもありまして、そこに住む人々は愛着を持っておられます。なぜ羽衣だけにスポットを 当てるのか。しかも根拠のない天女のブランドで、女性に衣装を着せて事足れりとする発想が、ジェンダーの観点からいっても大きな違和感を覚えます。
 観光振興事業ということで予算も計上されておられましたけれども、高石市が今、力を傾注するべきは観光ではないと考えます。実際に生活をしている市民の満足度を高めるために、市民に密着した施策の展開を求めます。
 さらに、シーサイドフェスティバルについては、昨年の総事業費は1,531万円、 その中には高石まつり積立金の残金から約500万円も支払われたということでございました。これは、当初のご説明では260万円ということでございました ので、倍に近い金額が高石まつりの積立金から支払われたということを考えますと、非常に無計画だったということを申し上げなければなりません。
 これだけの予算を投入されて、ドラゴンボート来客数も合算しての主催者発表で、来 場者は1万6,500人だったということでございます。しかも、高師浜線の活性化に寄与すると、昨年の2月28日予算委員会で担当課長がご答弁されておら れましたにもかかわらず、今回の議会で、私が「高師浜線の活性化とおっしゃっておられましたけれども、乗客は28名しかふえなかったんではないですか」と 質問すると、市長から「高師浜線の利用は呼びかけないという警察との協議があった」というご発言がございました。これには非常に驚きました。昨年のご説明 と今回の市長のご答弁は、全く真逆のご答弁でございます。
 行政の内部でご説明が、その場の状況に応じて都合よくころころと変わっていること には危惧を覚えます。また、費用対効果でも大きな疑問を残した。そして、今申し上げたように、説明の一貫性もない中で、ことしもシーサイドフェスティバル に900万円の予算が組まれていることには納得できるものではございません。警備面での不安、防災面での不安も全く払拭されていない中で、このような税金 の使われ方を肯定することはできません。
 民生費におきましては、嘱託員報酬の中に、平成26年度予算としては、家庭児童相 談員の非常勤職員3名分の報酬も含まれるというご説明でございました。この件に関しましても、毎回、要望しているところでございますが、現在の職員の方々 は本当によくやってくださっていると思います。しかし、非常勤という立場では、おのずと責任のとれる範囲が限定され、相談者の立場としては継続性が担保さ れない中での相談というのは非常に不安の多いものでございます。
 これも以前申し上げましたけれども、近隣他市の状況を見ましても、正規職員は必ず 配置されているということが、調査の結果わかっているところでございます。高石市にも正規職員の配置が必要なことは間違いないことと考えます。家庭児童相 談員は、正規職員であっても非常勤職員であっても、相談事業に当たるとともに、要保護児童対策地域協議会に所属し、代表者会議、実務者会議、個別ケース会 議にそれぞれ出席することも求められ、一たび事が起こると責任も問われるということでございます。
 ここには正規職員の配置と、それに伴う予算措置を強く求めます。子どもたちの命を 守るためにも、そして、つらい状況に置かれている保護者の相談にしっかりと応じるためにも、よろしくお願いしたいと思います。職員360人体制ということ にこだわる余り、本当に必要な部署への人員配置がなされないという事態は避けなければならないと考えます。
 また、先ほど審議がありましたけれども、乳幼児等医療費助成公費負担のことでござ います。今回の予算で、乳幼児医療が拡充されたことについては、一定評価するものでございます。しかし、こちらも近隣市の状況を見ましても、通院医療費に おいては、堺市が中学校卒業まで、和泉市が小学校3年生まで、泉大津市が小学校2年生までということで、この予算で高石市が小学校3年生までの改正をした ということが大きな特色となるという状況ではございません。
 また高石市は、平成21年から平成26年まで、毎年ゼロ歳から14歳の人口減少が 続いております。一番少ない年でも1年で114人減少、最大では251人が高石市から転出しています。この5年の間で合計で889人のゼロ歳から14歳の 子どもたちが転出しているというデータもございます。これにはもちろん保護者の方もご一緒に転出されているわけですので、そのゼロ歳から14歳までを育て ていらっしゃる家庭が転出されているということは、非常に残念な数字的な結果が出ているわけでございます。
 この状況から考えまして、子どもに優しい、子どもを大切にしているというメッセー ジ性を出すためにも、乳幼児医療は最低でも小学校卒業までの予算計上をいたしていただきたかったと思います。今、大阪府も制度の拡充を明言している中、平 成26年度に大阪府に先んじての計上があれば、人口の流出を抑制する効果も見込まれたところなのにと思いますと、この件に関しても残念に思います。
 また、衛生費においてでございます。スマートウェルネス事業委託料として、 1,090万3,000円が計上されていました。これは、健康教室事業推進支援業務委託料として、また、e-wellnessシステム管理運営業務委託料 として、筑波ウエルネスリサーチにお支払いする分、そして教室業務の委託料としてコナミにお支払いする分、そして最後、高石マルシェ分としてというご説明 でございました。
 しかし、健康教室は、スマートウェルネスシティたかいし基本計画以前に保健医療課 で取り組まれていたさまざまな教室を効率よく運営することで、十分に対応できるものだと考えます。e-wellnessシステムにしても、データの蓄積と 分析であるならパソコンとソフトがあれば簡単にできるものです。健康教室をご利用にならない多くの市民の多額の税金を投入すべき事業であるとは思えませ ん。高石マルシェというのも、ことし初めて出てきましたけれども、マルシェというのは、マーケット、市場という意味なので、商業の活性化かと思えば衛生費 に計上されているというのは、なかなか市民にとってもわかりにくく、今までのふれあい健康フェスティバルなどで十分に対応できるのではないかと思います。
 また健康教室の受講料に関しましても、この4月から消費税の増税に伴い、 1,250円のコースの方は消費税分として1,285円に値上げをする一方、3000円コースの方には消費税分は市が負担し、値上げはしないという料金設 定には、一貫性、公平性がございません。これを容認することはできないと考えます。
 同じく健康教室でございますが、この参加者数も、スマートウェルネスシティたかいし基本計画の当初目標数を大幅に下回っており、施策としての効果も疑わしいものにこれ以上の税金を投入することは無駄遣いと言わざるを得ないと思います。
 さらに一番問題だと考えますのは、健幸クラウド使用料でございます。平成26年度 からは、健幸グラウド使用料が発生するということで、572万4,000円もの金額が計上されています。これは平成23年度からの利用で、何が市民にとっ ての利益だったのかということが全く明確にはなっていません。分析結果としてのご答弁にあった内容は、国民健康保険の中で行われる分析の結果と同じでござ いました。わざわざ健康クラウドなどと言って、民間会社に市民の健康データを市民に無断で送って、分析してもらうまでもないことでございます。
 また、小学校区別の健康施策を立案とおっしゃっておられましたけれども、伺うと、 当然のことだと思うんですが、高石市は小学校区ごとに健康状況に統計上の優位差は見られなかったということでございました。高石市のように平坦な土地に住 宅が密集し、そこに学校がある、小学校区があるという市においては、小学校区ごとに統計を出すという考え方自体がナンセンスだと言わざるを得ません。そん な中で、新年度に健康クラウドの予算を計上する必要は全くないと思います。
 さらに高石市民で、協会けんぽの方々の情報も、幾ら匿名化しているとはいえ送られ てしまうということでございます。専門家によりますと、健康情報はモザイクアプローチによって個人の特定が可能な情報とも言われています。これを無断で利 用し、民間業者のクラウドに送ることは絶対に許されないと思っております。
 さらに、国民健康保険の保険給付費のうち、スマートウェルネスシティたかいし基本計画の予算を使って幾らの効果額があったのか、またこの予算で見込んでいるのかという質問にも明確なご答弁はいただけませんでした。やはり費用対効果は不明のままであります。
 高石市に住めば、国民健康保険、協会管掌健康保険のデータを勝手に利用され、6割 の市民の健康情報が民間会社に送られるということになると、市民の流出にもつながり、流入もしません。また私も含め、国民健康保険である方々がいろんな健 診の受診を抑制するということにもつながっています。このような状況の中で、使用料までお支払いになり、健康クラウドのご利用をするというのは絶対にやめ ていただきたいと思います。
 次に、清掃総務費においてでございますけれども、これは当初の見込みに反してかな りの無料シールが余り、かなりの有料シールを売り上げているというご説明でございました。平成26年の予算には、無料シールと交換するということで、トイ レットペーパーやごみ袋を購入する予算100万円が計上されていたところでございます。
 しかし、これだけシールが余る、もしくはシールが足りなくなるというのは、市の当 初の配布枚数が実態に合っていなかったからであり、不足された方は努力が足りないわけではありません。なので有料シールを買われている方はその負担がふ え、さらにそのトイレットペーパーもごみ袋もお渡しすることができないということは、非常に不公平な行政運営と言わざるを得ません。このような予算の使わ れ方はするべきではなく、シールの配付枚数を見直すべきであったということを申し上げます。
 次に、土木費についてでございます。
 自転車道整備工事費が上がっておりましたけれども、確かに安全確保は必要だと思い ます。しかし、今、高石市の財政を考えますと起債に対しては慎重になるべきでございます。この自転車道整備工事費のうち、4,700万円強が起債に当たる ということでございました。そこまでして自転車道が必要とは思えません。もう少し予算を必要とせず、かつ安全を確保できる方法を、時間をかけて検討すべき であったと思います。泉大津市からの道路の延伸が迫る中、慌てて対応するのは行政としては無計画であるとのそしりは免れず、この予算には賛同できません。
 さらに、ウォーキングロード設計業務委託料というものもございました。これも、先 ほど来申し上げておりますスマートウェルネスの推進のために、南海中央線と新村北線、芦田川沿いの総延長5キロメートルに表示板などを設置するための設計 業務というご説明をいただいたところでございます。このように、私は不要不急のものと考えますけれども、もう少し税金を使うんであれば、ほかのところに使 うべきではないかということも考えられますので、この表示板などの設置には賛成はできません。
 さらにバスターミナルの移転の予算も、時間外手当ということで今回は計上されてお りました。これは、全く取りやめていただきたい施策だと申し上げます。これに関しましては、地元の商店街さんからも、平成25年6月27日に開催された羽 衣駅東地区・西地区合同会議の席上で、商店街にとっては死活問題なので、絶対にやめていただきたいという、はっきりとした反対ですというお声も上がってい るところでございます。また、現在バスを運行している企業からも必要性が疑問視されている中で、これ以上、職員の労力と市民の税金、予算をつぎ込むべきで はないと考えます。
 以上、るる申し上げてきましたけれども、このような理由により、平成26年度当初予算には残念ながら賛成できず、反対させていただくということを申し上げ、反対討論といたします。
 以上です。(拍手)
○議長(奥田悦雄君) 
 次に、1番 松本善弘君の発言を許します。
◆1番(松本善弘君) 
 1番 高志会、松本善弘でございます。
 高志会を代表いたしまして、議案第15号 平成26年度高石市一般会計予算に対し、賛成の立場で討論をさせていただきます。
 平成26年度の予算規模といたしまして、一般会計で234億9,094万円でござ います。歳出を見ていきますと、総務費におきましては、ブランド戦略関連事業としてシーサイドフェスティバル補助、工場の夜景、高師浜沿線町歩き補助、桜 フォトコンテスト、ガイドブック作成等など1,168万円が計上され、高石市のブランド向上に資する予算が計上されており、また庁舎本館エレベータ改修工 事費918万円を計上され、地域の元気臨時交付金を活用し、老朽化した本館西側エレベーターの改修工事を実施する予定でございます。
 しかし、市庁舎駐車場有料化につきましては、現状でも630万円程度の収入が予定 されているにもかかわらず、市庁舎駐車場有料化を行うことによって、収入が450万円に減収されることになることを危惧しております。予算委員会でも、収 支の基準点における見解の相違が明らかにはなりましたが、有料化することによって現状の収支が減ることは事実でございます。
 防災体育館もでき、夜間や日曜、祝日などの利用を否定するものではございませんが、収支の向上に向けた取り組みを期待しております。
 民生費におきましては、ふれあいゾーン複合センター大規模改修事業で9,986万円を計上し、地域の元気臨時交付金を活用し、冷暖房施設及びプール換気設備等の改修工事を行い、健幸のまちづくりにふさわしい施設を長期間維持することを強く要望いたします。
 また、公共施設におきましては、問題が起きてから修繕をするのではなく、長期的な視野に立って長寿命化計画を策定し毎年の資金の積み立てや改修計画を策定するよう改めて要望いたします。
 臨時福祉給付金、子育て世帯特例給付金事業2億9,681万円を計上し、消費増税 に伴う低所得者、子育て世帯の負担に対する給付金や支援事務費に充てられる浜寺認定こども園施設整備補助金1億4,387万円を計上し、浜寺認定こども園 移行に伴う施設整備補助を行い、また地域子育て支援センター事業の拡充により748万円を計上し、子ども子育て支援制度に対応する相談体制を拡充するとと もに、子育て支援コンシェルジュサービスを実施すること、さらには乳幼児等医療費助成制度の拡充によって2,619万円を計上し、通院は小学3年生まで、 入院は中学校卒業までに補助対象を拡充するなど、高石市の子育て支援の充実に取り組んでいると考えております。
 妊産婦乳幼児健診委託料約4,922万円を計上し、健診費用に係る公費負担額の引 き上げを行い、がん検診クーポン再勧奨事業2,254万円を計上し、乳がん、子宮頸がん検診のクーポン事業未受診者に対し、クーポン再発行と利用勧奨を実 施するなど、財政健全化の限られた予算の中で福祉の充実に努めている現状がうかがえます。
 しかし、福祉バスの利便性の向上などの声が市民からも寄せられております。ルートの変更やイベントのある日曜、祝日の増便の検討など、福祉という分野を超えた市民ニーズに合わせた取り組みを強く要望いたします。
 衛生費におきましては、ごみ減量化推進関連事業に1,400万円を計上し、普通ご み処理券の作成、郵送配付、残余無料券の交換、生ごみ処理機購入補助などを行う予定でございますが、一部従量制による普通ごみの有料化によって得られる収 益をどのように市民に還元するのか、今後のごみの減量のあり方を含めてしっかり検討していただくことを要望いたします。
 土木費、消防費におきましては、南海本線等連続立体交差事業6億7,772万円を 計上し、また羽衣駅周辺の再開発関連事業1億8,106万円を計上し、街路整備事業では7億7,380万円、内訳は、南海中央線5億9,236万円、綾園 地区自転車道1億1,800万円、新村北線6,344万円など、連立や再開発事業、街路整備の早期の完成を目指していることがうかがえます。
 防災体育館整備事業では、防災体育館の工事管理委託料など4億1,035万円を計上し、市民の安全のために資する強固な防災体育館を、平成26年度末の完成に向けて取り組んでいただくことを要望します。
 また、高砂1号線液状化対策事業5,000万円を計上し、液状化対策のための工事 が平成26年度末の完成予定となっており、高石消防署改修工事設計委託料約984万円を計上し、高石消防署の耐震二次診断及び大規模改修の実施設計を予定 しているなど、防災に対応する安全・安心なまちづくりをしっかりとつくっていただくことを重ねて要望いたします。
 また統合型GISシステム導入事業4,555万円、これは今後の事務の効率化や対 応と活用などを行うことなど、これからの事務の効率化に資するものだと理解しております。しかし、高石市の東の玄関口と言われております富木駅周辺の整備 の費用が、市民からの要望にもあったにもかかわらず、施政方針には全く触れられておらず、今後の富木駅周辺の整備に向けた取り組みを強く要望し、バランス のとれたまちづくりを期待したいと考えております。
 教育費につきましては、確かな学力の育成を図るため2,310万円を計上し、本年3月に高石市教育ビジョンを策定し、これに基づき高石市学力向上大作戦などを推進するなどの学力向上推進事業をしっかりと進めていってもらいたいと考えております。
 しかし、公立幼稚園を昨年8月に耐震化し、公立3幼稚園を存続させる方向だが、公 立幼稚園は他の幼稚園や保育所との競争に負けている現状があり、平成26年4月に入園する園児も前年に比べて大幅に減っている現状でございます。その意味 で、耐震工事によって公立幼稚園を存続させるだけでなく、今後の公立幼稚園をいかに充実させるかをしっかりと検討していただきたいと重ねて要望いたしま す。
 まとめますと、平成26年度当初予算は、取石地区の開発を特に示されないなど、一 部、課題も残りますが、第五次財政健全化計画案に沿って引き続き財政健全化に向けた取り組みを進める一方、防災機能を図るため、防災体育館の建設や高砂1 号線液状化対策、安全・安心のまちづくりのための連続立体交差事業の推進、地域活性化を図るための羽衣駅前地区再開発事業の推進、また子育て支援を図るた めの乳幼児等医療費助成事業の拡充、確かな学力を育成するための高石市学力向上大作戦などの推進等が柱となっていることには、一定の評価をしております。
 今年度の予算審査でもさまざまな意見が議員各位より出ましたが、行政としては議会 の意見を丁寧に聞いていただき、特に複数の議員が訴えている案件に対しては行政が真摯に耳を傾けていただき、市民のサービスの向上など、成果の出る事業へ とより精査していただくことを強く要望いたしまして、議案第15号 平成26年度高石市一般会計予算の賛成の討論とさせていただきます。
 ご清聴ありがとうございました。(拍手)
○議長(奥田悦雄君) 
 次に、9番 出川康二君の発言を許します。
◆9番(出川康二君) 
 9番 出川康二でございます。
 ただいま上程されております議案第15号 平成26年度高石市一般会計予算につきましての反対討論を、日本共産党市議団を代表して行います。
 新年度の当初予算は、前年比マイナス18.9%、予算総額が234億9,094万円でありまして、大幅に減額された予算となっております。
 歳出面での款別で見てみますと、総務費が前年比マイナス56億7,850万 4,000円で18億6,173万3,000円、民生費が前年に比べましてプラスの4億4,061万9,000円、総額90億7,976万円、衛生費が 2,878万1,000円のマイナスで19億5,408万円、土木費が4億2,551万1,000円のマイナスで40億2,782万1,000円、消防費 が7,521万8,000円のプラスで総額7億8,978万2,000円、教育費が4億424万円のマイナスで17億6,560万円、公債費、借金の支払 いでありますけれども、プラスの5億3,097万6,000円、総額36億945万7,000円となっておりまして、伸び率で見てみますと、公債費が 17.2%伸びておるわけでございます。民生費が5.1%、消防費が10.5%という状況でございます。
 特徴的な点で言いますと、公債費の伸び率が非常に大きくて約36億1,000万円が借金の返済、元利の償還金というふうになっていることが明らかになりました。
 そこで歳出面の施策の問題を見てみたいと思います。
 私どもは、総務費におきましては、情報化推進の名のもとで自治体クラウドを導入さ れ、今回、国のマイナンバー、国民総背番号制の強行によりまして、国民、市民の個人情報が流出の危険にさらされてきております。これらの導入については、 やはり慎重に進めていただかなければなりませんし、このような形での強行的な導入については反対させていただきたいと思います。
 それから、予算委員会でも議論いたしましたが、ブランド戦略、羽衣天女伝説であり ますけれども、これで都市再生の方針を定めようとしておりますが、伝説そのものの存在がどうなのかという問題もありますし、この伝説そのものは評価される 伝説ではない、ブランドに果たしてなり得るものなのかと、非常に私は疑問に思っております。
 これは今後の課題といたしまして、この伝説につきましては、その分野の研究を進めていって、時期が来ましたら、またその報告をさせていただきたいと思いますが、そういう点で、大変疑問に思っているということであります。
 私は、特に今の高石市の現状は、本当に急激な人口減少というものに、本当に多くの 市民の皆さん、心ある市民の皆さんが大変心配されていると、ここを我々、行政をあずかる者として大変心配しているわけでございます。この10年間に、市長 が市長に就任されて以降ということにもつながるわけでございますが、3,118人、この数字は広報紙の1月号で掲載しておりますけれども、年間平均300 人を、この10年間を超えて減少しているわけでございます。
 特に、この3年間だけでも約1,300人、実数で言いますと、1,293人の方が減少しておると。10年間の全体の減少の約4割がこの近年の3年間に集中しているということでございまして、ますますとどまる状況ではないのではないかということが心配であります。
 ぜひとも行政におかれては、この分野での原因、調査と申しますか分析を、ぜひお願 いしたいのでございますが、軽々しい思いつきで個人的に発言することは避けたいと思いますけれども、ぜひその意味からもこの要因を分析していただいて、や はり人口がこのように急激な減少に見舞われることのないように、近隣都市を見てみましても、これだけの人口減にさらされている自治体はないということを考 えて、そこに全力を注いでいただくということが、今、市民から求められている行政であり、私ども議員に課せられた大きな課題だというふうに、私は痛切に思 うわけでございます。
 ですからシーサイドフェスティバルで年1回花火を見ていただく、あるいは羽衣駅に 行ったら天女の方が踊っていらっしゃるということも、全部が全部、否定はいたしませんけれども、しかしこういう今の高石市が置かれた現状を直視して、やは り市民の英知を集めて、それを解決していくためにぜひご努力をいただきたいわけでございますが、私はどうもその辺の危機感というものが共有されていないの ではないかということを大変心配するわけでございまして、一言申し上げさせていただきたいと思うわけでございます。
 同時に、職員給与の問題についてでありますけれども、3年間、市独自の大幅な給与 カットが執行されておるわけでございますが、世間では大手企業がベースアップをするとか、ボーナスは満額確保だとか、そういう報道をみますと、大幅に職員 数は減少させられた上で、そして地方分権の名のもとに、職務も本当に多岐にわたって増加してきている状況であります。財政的な問題はありますけれども、や はり職員のモチベーションというのも大事にしていかなければならないという状況でもございますので、予算の中ではございますけれども、ぜひ新年度中にこの カット率の見直しとか、そういうものもぜひやるべきではないかということを申し上げておきたいと思います。
 民生費につきましては、今回、市長が乳幼児等医療費助成制度で一定の拡充をされた ことにつきましては、さきの議案の場合におきましても、私どもももう少し、通院につきましては小学校卒業まで上げていただきたいということで修正案も出さ せていただいたわけでございますが、市長の今回の拡充策につきましては、賛意を表明したことでございます。
 その点で、私はもう少し引き上げていただきたいということを、改めて申し上げてお きたいと思います。さきに述べました人口減少の要因の一つ、この乳幼児等医療費が他市に比べて立ちおくれがあるのではないかという指摘も、多くの市民の皆 さんからいただいておりまして、議会はもっと頑張れということのお声も頂戴しておるわけでございまして、ぜひとも前進させていただきたい。子育て環境の充 実、行き届いた学校環境、教育環境、制度の充実が必要ではないかと思うわけでございます。
 さらに毎年の予算の審議、あるいは討論の中で申し上げております中軽度の障がい者 の方々への医療費助成制度、この間幾度となくお願いをし、今期、市長の施策が進められている最終年度でありましたので、この部分についても中軽度の障がい 者の方々への医療費助成制度の復活を本当に期待しておりました。
 そういう点で、こういうことを市長としてやっていただくんであれば、いろいろなほ かの問題としては意見があったとしても、大きな前進として、もう予算に毎度毎度、反対するのではなくて、そういうことも再考したらいいなというふうに思っ ておりましたが、残念ながら今回は実現されておらない。この点につきましては、私ども議員提案権を活用させていただいて、次期議会に条例改正案を、提案権 を利用いたしまして提案させていただきたいということを申し添えておきたいと思います。
 さらに、この状況でございますが、4月から消費税3%が増税されることになってお りまして、私どもは消費税、今からでもストップしてもらいたい、臨時福祉給付金、子育て世帯臨時特例給付金等の支給が予定されておりますが、消費税は低所 得者層に非常に負担が多い、逆進性の強い税制でありまして、これらの一時金で解消するものではない。今からでも消費税につきましては、ストップしていただ きたいと強く思っていることもあわせて表明しておきたいと思います。
 それから、子ども・子育て支援新制度につきましては、これから具体的に来年度の4月施行を目指して進められるわけでございますが、非常にタイトな日程の中で、大事な子育ての問題が決定されようとしております。
 この新制度の最大の問題は本当に保育の格差が生まれるということであります。現在 の保育料は所得に応じて決まっております。子どもに必要な保育を所得に関係なく提供されているわけでありますが、この点が大きく揺らぐことにつながりかね ない。保育料がばらばらにされ、よい保育を受けると保育料が高く、保育料が安ければ保育内容に期待できない。高い保育料を負担するためには、一定以上の所 得が必要で、保護者の収入で大事な子どもたちの受ける保育に格差が発生する、こんなことが指摘されているわけでございまして、この点で、高石市がどのよう にこういう問題を解決されていくのか、非常に大きな力量が試されるわけでございます。
 新年度におきましては、この新制度導入においてさまざまな予算が計上されております。情報を提供していただいて、すばらしい保育環境をつくり上げていく、行政と市民とが一体となった取り組みを心からお願いしておきたいと思います。
 衛生費におきましては、スマートウェルネスシティ、健康クラウドは、個人の極めて 大切な医療健康情報を外部に提供しており、それらの個人情報は、連結不可能匿名化処理を行うことにより、個人情報ではないので、これは大丈夫だと、合法だ ということで、今、進められております。しかし、委員会でも指摘させていただきましたように、今、高石市が行っている匿名化処理方法は、総務省が省内で 行っていることでありまして、一般的にオーソライズ、日本語で言えば、正当と認められたものではないということを、総務省自身が申しておられるわけでござ います。
 しかも、個人情報提供については、対象市民の説明も全く行われず、許可も得られて いないわけでございまして、直ちに中止し、そのことで後戻りしていただいて、進めるんであれば説明を十分に果たした上で行っていただきたい。したがいまし て、本事業に関する約2,000万円の予算の支出というものに私は反対であります。
 泉北環境整備施設組合で予定されている廃プラスチックの資源化に関しましては、プ ラスチックを折り曲げ圧縮する際に、あるいはまた熱を加えて溶かす際には、揮発性の有機ガスが発生し、東京の杉並病、あるいは寝屋川市でも住民の健康被害 が発症しております。現在の計画、環境影響調査では、その面の調査は行われておりませんが、住民への健康被害を絶対に起こしてはならないという観点から、 十分な調査を泉北環境整備施設組合に求めることを、市長として要請していただきたい、このこともあわせて申し上げておきたいと思います。
 本予算で、エネファームや塵芥処理機への補助制度が創設されたことについては、これは一定の評価をさせていただきます。
 泉北環境のごみ処理に関する分担金が、最高時よりも年間5億円以上減少し、減量す ることが財政に寄与することを明らかにいたしまして、その効果が目に見えるような形、子どもたちの子育て環境の充実や、あるいは障がい者やお年寄りの方々 への福祉の向上にそれを活用できる、だからごみの減量に努力しましょうという市民一体となった取り組みを進める必要があると考えております。ぜひその面で も明らかにしていただいて、インセンティブが働くような形をお願い申し上げておきたいと思います。
 土木費につきましては、南海中央線道路は、これはもう何度も申し上げておりますよ うに、車両通行4車線の南北道路がありますけれども、これはこの10年間で15%以上も自動車車両の通行が減少していることは、市の調査結果においても明 らかになっております。したがいまして、この南海中央線道路は一時ストップしていただく、そしてSWCと関連をいたしましたウォーキングロードも、現状で 充分でありまして、この延伸の必要性は、私は今日の状況の中で考えにくい。そのような財源を市内の道路の安全柵の構築や高齢者の方々へのバスの新たな増便 であるとか、そういうバス路線の開通など、市内全体のバランスを考慮した施策を展開すべきで、財源の振りかえを行うべきだということを思うわけでございま す。
 さらに1億円以上を今回、投入して行う南海中央線への自転車道は、自転車レーンとして整備され、このような多額の予算が必要でない工事方法を検討してほしいと、このことを強く申し上げ、この予算は認めることができないということを申し上げておきます。
 さらに羽衣駅前地区第一種市街地再開発事業につきましては、これまで市当局におか れては、議員の質問に対してもこの事業は組合が行う事業だとして、その内容についても答弁を拒否されてきた経過があります。しかしながら、本予算では、高 石市が用地買収費等で約1億円を急遽計上されているわけでございます。本来、代替地を求める、転出を求める組合員さんに対する対応は、特定業務代行者が行 う業務でありまして、公共団体が公費でもってこのように行うことにつきましては、私はいかがかというふうに言わざるを得ないのでございます。
 そもそも今回の事業特定業務代行者が撤退された一つの要因としては、ペデストリア ンデッキを市から提起されたことも一つの要因としてあるのではないかというふうにも聞いております。したがいまして、この面につきましての予算執行はお考 え直しいただきたいということを申し上げたいと思います。
 消防費でありますけれども、本年、大阪府は地震・津波被害想定等検討部会で、ガソ リン等危険物の流出は大阪湾全体で4.4万キロリットル、堺臨海部においては1.7万キロリットル流出し、火災の発生や高圧ガスの爆発、毒性ガスの流出 等、一般住民への影響が拡大すると、従来の被害予測を大きく超える被害想定を行いました。
 しかし、その対策については、本予算では示されておりません。市長の施政方針で も、大阪湾岸の防潮堤等の整備について国及び大阪府に要望する、これだけの表現にとどまっているわけでございます。果たしてそれだけで市民の生命、財産、 身体、そして大切な高石市の郷土を守ることができるのか。臨海コンビナートを抱える自治体として、さらに積極的な対応が必要であると考えておりますが、そ のことが本予算にあらわれていないわけでございます。したがいまして、この面についての予算は全く空白であるということが非常に残念であります。
 さらに、教育費につきましては、今回4月1日から消費増税が実行されれば、子育て 世帯の約4人世帯で、年間10万円の負担増となると言われております。今回の一時金で、子育て世帯への臨時給付金が支給されるわけでございますけれども、 子育て世帯の学習等の影響は大きいわけでございまして、就学援助制度の所得制限の拡大は、ぜひともこの消費増税による影響からいっても、当然なされるべき であるにもかかわらず、このことは従来どおりというふうにお考えになっておられるようでございまして、ぜひこの点も再考していただきたい、このことを申し 上げておきたいと思います。
 それから、あおぞら児童会につきましても、今、高学年についての拡充をしていただきたい。大切な将来を担う高石市の子どもたちの子育てを万全にしていこうじゃありませんか、そのことを皆さんにお願いしておきたいと思います。
 歳入につきましては、前から申し上げているように、本市の財政問題の根本は臨海企 業の固定資産税が最大時の3分の1に落ち込んでおると、ここにあるわけでございます。地価の下落と同時に、大企業に対する税制優遇策に、大きくその影響が 出ているわけでございまして、これは全国の臨海コンビナートを抱えている自治体と協力して、その改善を求めることが必要ではないかということを改めて申し 上げておきたいと思います。
 最後に、本予算の歳入歳出には、地域の元気臨時交付金2億6,000万円が充当さ れて、公共施設等の改修の財源とされております。しかし、この交付金の名のように、何かこの交付金を利用して、元気交付金にふさわしい独自の施策ができな かったのか、非常に残念な思いをいたすということを申し上げたいと思います。
 最後に、以上申し上げましたように、本予算の市民にとって積極的な部分につきまし ては、賛意を表明いたしますが、市民の目線で現在の市民生活の実態、さらには人口の急激な減少という、高石市独自の課題から本当に再生を果たすために、こ のような財政支出、施策でいいのかどうかということは考え直す必要があるのではないかと、私は市民生活、福祉を重視した施策、財政投入に思い切った転換が 必要であることを指摘し、本予算に反対することを表明いたしまして、討論とさせていただきたいと思います。
 以上でございます。ありがとうございました。(拍手)
○議長(奥田悦雄君) 
 以上をもちまして、ご通告のありました討論は全て終了しましたので、これより採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第15号は、これを可決することに賛成の方の挙手を求めます。
     (賛成者挙手)
 賛成多数と認めます。
 よって、議案第15号 平成26年度高石市一般会計予算は原案どおり可決されました。
 この時点で、暫時休憩いたします。
     (午前11時49分 休憩)
      ----------------
     (午後1時0分 再開)
○議長(奥田悦雄君) 
 休憩前に引き続きまして、本会議を再開いたします。
 議案第16号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第16号は、これを可決することにご異議ございませんか。
     (異議なしの声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、議案第16号 平成26年度高石市国民健康保険特別会計予算は、原案どおり可決されました。
 議案第17号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第17号は、これを可決することにご異議ございませんか。
     (異議なしの声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、議案第17号 平成26年度高石市公共下水道事業特別会計予算は、原案どおり可決されました。
 議案第18号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第18号は、これを可決することにご異議ございませんか。
     (異議なしの声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、議案第18号 平成26年度高石市墓地事業特別会計予算は、原案どおり可決されました。
 議案第19号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第19号は、これを可決することにご異議ございませんか。
     (異議なしの声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、議案第19号 平成26年度高石市介護保険特別会計予算は、原案どおり可決されました。
 議案第20号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第20号は、これを可決することにご異議ございませんか。
     (異議なしの声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、議案第20号 平成26年度高石市後期高齢者医療保険特別会計予算は、原案どおり可決されました。
 議案第21号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第21号は、これを可決することにご異議ございませんか。
     (異議なしの声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、議案第21号 平成26年度高石市水道事業会計予算は、原案どおり可決されました。
 議案第22号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第22号は、これを可決することにご異議ございませんか。
     (異議なしの声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、議案第22号 泉北環境整備施設組合の財産処分の協議については、原案どおり可決されました。
 議案第23号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第23号は、これを可決することにご異議ございませんか。
     (異議なしの声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、議案第23号 泉大津市と高石市との間における雨水及び汚水排除の事務の委託に関する規約の協議については、原案どおり可決されました。
 議案第24号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第24号は、これを可決することにご異議ございませんか。
     (異議なしの声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、議案第24号 指定管理者の指定について(高石市自転車駐車場)は、原案どおり可決されました。
 議案第25号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第25号は、これを可決することにご異議ございませんか。
     (異議なしの声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、議案第25号 指定管理者の指定について(高石市自転車駐車場他)は、原案どおり可決されました。
 議案第26号につきましては、討論の通告を受けておりませんので、直ちに採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第26号は、これを可決することにご異議ございませんか。
     (異議なしの声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、議案第26号 市道路線の認定及び廃止については、原案どおり可決されました。
 なお、ただいま一括議題となっております案件中、報告第1号及び報告第2号の2案件につきましては、予算委員会から報告がありました。
 本件、議決を必要としない案件でありますので、これをもって審議を終結いたします。
 日程第29 議案第27号 市議会における災害時の対応に関する調査特別委員会の設置についてを議題といたします。
 本件につきましては、議会運営委員会の決定に基づき、提案説明及び質疑、討論等を省略し、直ちに採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第27号は、これを可決することにご異議ございませんか。
     (異議なしの声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、議案第27号 市議会における災害時の対応に関する調査特別委員会の設置については、原案どおり可決されました。
 ただいま設置されました市議会における災害時の対応に関する調査特別委員会委員の選任につきましては、高石市議会委員会条例第7条第1項の規定により、議長より指名させていただきます。
 市議会における災害時の対応に関する調査特別委員会委員に、2番 畑中政昭君、4番 寺島 誠君、8番 明石宏隆君、10番 永山 誠君、11番 清水明治君、12番 森 博英君、14番 佐藤一夫君、16番 古賀秀敏君、以上8名の方々を指名いたします。
 この時点で、暫時休憩いたします。
     (午後1時7分 休憩)
      ----------------
     (午後1時8分 再開)
○議長(奥田悦雄君) 
 再開いたします。
 なお、この後、市議会における災害時の対応に関する調査特別委員会におかれましては、後刻、正副委員長の選出をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
 この時点で、暫時休憩いたします。
     (午後1時9分 休憩)
      ----------------
     (午後1時40分 再開)
○議長(奥田悦雄君) 
 休憩前に引き続きまして、本会議を再開いたします。
 日程第30 議案第28号 高石市議会の議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定についてを議題といたします。
 本件につきましては、議会運営委員会の決定に基づき、提出者より説明を求めた後、質疑を省略し、議会運営委員会へ付託の上、議会閉会中継続審査することにいたしたいと存じます。これにご異議ございませんか。
     (異議なしの声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、議案第28号については、議会運営委員会への付託の上、議会閉会中継続審査することにいたします。
 本件につきまして、提出者より説明を求めることにいたします。
 4番 寺島 誠君。
◆4番(寺島誠君) 
 では、ただいま議案に供されました日程第30 議案第28号 高石市議会の議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定について、提出者2名を代表いたしまして提案の説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、まず提案内容につきましてですが、既にご配付済みの中で説明させていた だきます。高石市議会の議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部を次のように改正するといたしまして、第2条第1項第1号中「580,000円」を 「514,000円」に改め、同項第2号中「550,000」を「484,000円」に改め、同項第3号中「520,000円」を「457,600円」に 改めるものでございます。
 附則といたしまして、施行期日は、この条例は公布の日から施行するといたしまし て、経過措置としまして、この条例による改正後の高石市議会の議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例第2条の規定は、この条例の施行の日の属する月の翌 月以後の議員報酬について適用するというふうにさせていただきました。
 それでは、続きまして、提案理由についてでございますが、高石市におきましては、平成15年から4次にわたる財政健全化計画案が策定され、事務事業の見直し、また人件費の削減などが行われてまいりました。
 また現在、第五次高石市財政健全化計画案が進行中でありまして、理事者、職員の給与の削減を行い、今日まで至っておるという状況でございます。そういった中、高石市を活気づけるための施策も展開されておりますが、残念ながら人口減少が続いておる状況でございます。
 議会といたしましても、このような状況を踏まえ、より活気のある高石市を目指すべ く行政のチェック機能を維持し、民意の反映と議会改革を進める上においてもその役割を果たすために、みずからの報酬の削減を行うことが望ましいのではない かと考え、提案内容でもご説明申し上げた議員報酬削減を提案いたします。議員の皆様におかれましては、よろしくご議論のほどいただきまして、ご賛同賜りま すようどうぞよろしくお願いいたします。
 以上、出させていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○議長(奥田悦雄君) 
 本件、議案第28号については、議会運営委員会へ付託の上、議会閉会中継続審査することといたします。
 日程第31 議案第29号 高石市議会議員の定数を定める条例の一部を改正する条例制定についてを議題といたします。
 本件につきましては、議会運営委員会の決定に基づき、提出者より説明を求めた後、質疑を省略し、議会運営委員会へ付託の上、議会閉会中継続審査することにいたしたいと存じます。これにご異議ございませんか。
     (異議なしの声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、議案第29号については、議会運営委員会へ付託の上、議会閉会中継続審査することにいたします。
 本件につきまして、提出者より説明を求めることにいたします。
 2番 畑中政昭君。
◆2番(畑中政昭君) 
 2番 畑中政昭でございます。
 ただいま議題に供されました議案第29号 高石市議会議員の定数を定める条例の一 部を改正する条例制定については、議員有志の共同提案であり、提案者の存する会派の了解を得て、不肖私、畑中が提案内容及び提案理由について説明を申し上 げますので、よろしくお願い申し上げます。
 初めに、提案内容についてご説明申し上げます。
 高石市議会議員の定数を定める条例の一部を次のように改正します。本則中、「17人」を「15人」に改め、附則といたしまして、この条例は次の一般選挙から施行するとさせていただいております。
 次に、提案理由についてご説明申し上げます。
 議員各位ご承知のとおり、市町村議会の議員定数については地方自治法によって人口 規模別に定められておりますが、同条第2項では条例をもって時にこれを減少することができるとしております。本市議会では提案内容でご説明したとおり、平 成14年高石市議会議員の定数を定める条例の一部を改正する条例により議員法定数20人を17人にし、今日に至っておるところでございます。
 本市議会定数条例を決定した平成14年から既に12年が経過しており、この間、社 会環境は政治・経済環境はもとより市民生活の環境も大きく変化し、中でも高石市の人口においてはこの12年前と比べ約4,000人も減少していることや、 またインターネットの普及による情報の収集、処理、伝達の機能は飛躍的な進展を遂げてまいりました。
 そして今、日本経済が大きな岐路に立たされ、国や地方の債務残高が大きく膨らみ、国、地方を問わず行財政改革の大きなうねりとなって世論を喚起し、行政や議会に対する国民や市民の目は一段と厳しさを増しているところでございます。
 このような社会環境のうねりの中で、全国各市や大阪府内の市議会においても、行財政改革や議員定数削減等の議論が展開され、決議されていることはご高承のとおりでございます。
 申し上げるまでもございませんが、議会は市民の民意を反映し、行政をチェックする重要な機関であり、この基本的な機能が十分に発揮できる審議機関であることを前提とし、時代の変化や社会環境の変化に的確に対応した議員定数を定める必要があると考えております。
 先述いたしましたが、情報の収集や伝達手段の発達は住民ニーズのより正確で早い把 握を可能にし、その範囲も広くなっており、より民意が反映されやすい環境が生じていること、近隣各市でも議員定数削減についての決議、議論が進められてい ること、本市においても多額の財源を必要とする事業がまだ数多く山積し行財政改革が求められていること、第五次高石市財政健全化計画案により市長等の特別 職や一般職の給与が削減されていることから、議会みずからが行財政改革の範を示す時が来ていると判断しております。
 とりわけ高石市議会議員1人当たりの経費は、報酬と期末手当で年間850万円、政 務調査費で年間43万2,000円、そのほか共済費などを含む議員1人当たりの年間経費は約1,250万円となり、これを2名削減することで年間約 2,500万円の一般財源が捻出されることになります。この財源捻出により、議会の機能強化や市民サービスの充実に供されるものと考えております。
 コスト減を図るならば報酬ということも考えられますが、議員はこの金額から生活給 的な可処分所得に加え、政治活動に係る経費や選挙に係る経費を捻出しなくてはなりません。実際に、これ以下の金額で充実した政治活動を行おうとすれば、そ れは献金を受けている人、駐車場収入などの資産収入がある人、選挙活動の経費を出さなくていい人しか選挙に出られなくなります。それでは専業で議員活動を 行うことはできなくなります。議員は地方自治法に要求されている職責を果たそうとするならば、高い専門性と十分な時間を議員活動に割けることが要求される べきであることから、年間2,500万円分もの報酬を削減すべきでないし、議員の手取りである期末手当は平成14年から年間約36万円削減されていること から、報酬ではなく定数を削減し、少数精鋭で議会の役割を全うするべきであると考えます。
 また今回、議員定数を減員することによって民意を損なうとのご意見もあると伺って いますが、阪南8市の議員1人当たりの人口を比較し、議員1人当たりの人口の多い順で申し上げますと、和泉市が7,808人、岸和田市が7,761人、泉 佐野市が5,116人、貝塚市が5,027人、泉大津市が4,533人、阪南市が3,600人、泉南市が3,597人、そして議員1人当たりの人口が最も 少ないのが高石市の3,411人となっております。これに今回、提出の本条例内容である2名の減員をしたとしても3,866人となり、平均値よりも下回る 結果となります。
 市内人口を議員1人当たりで換算された数値が低ければ低いほど民意を反映している と判断するのは早計ではありますが、議員を2名減らすことで民意が反映されなくなるというのは余りにも脆弱な立論であると考えます。そもそも特別地方公務 員である地方議員は、日本国憲法第15条第2項に「すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。」とあるとおり、自分に投票した有権者 のみの代弁者であってはなりません。高石市全体を俯瞰し、その全てに責任を持つ存在であるべきです。減員したことによって多種多様な意見が反映されなかっ たとすれば、それは高石市議会議員が憲法第15条にのっとった活動をしていないということになります。
 これらの観点から、定数を減らすことで民意が損なわれるという根拠のない立論よりも、議員各位が議会に与えられた役割をいかに効率的に果たしていくかに努力をすべきであり、議員みずから身を律し、定数削減を実行する意義は極めて大きいものがあると考えております。
 以上の理由から、現行の議員定数条例に規定されている人数を2名減員し、15名にする条例改正案を提出いたします。
 最後になりましたが、議員各位のご賛同を賜りますことを心よりお願い申し上げ、提案説明を終わります。ご清聴ありがとうございました。(拍手)
○議長(奥田悦雄君) 
 本件、議案第29号については、議会運営委員会へ付託の上、議会閉会中継続審査することといたします。
 日程第32 諸報告を行います。
 本件につきましては、議会事務局より報告をいたさせます。
◎議会事務局長(福村寿之君) 
 命によりまして、ご報告申し上げます。
 本件は、過日実施されました議会運営委員会の管外行政調査の結果及び市議会における災害時の対応に関する調査特別委員会の正副委員長の選挙結果をご報告申し上げるものでございます。
 お手元へご配付いたしております報告書のとおりでございます。よろしくお願い申し上げます。
 以上、ご報告申し上げます。
○議長(奥田悦雄君) 
 日程第33 一般質問を行います。
 本件につきましては、13名の方よりご質問の通告を受けておりますので、これを許すことにいたします。
 1番 松本善弘君の質問を許します。
◆1番(松本善弘君) 
 1番 松本善弘でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 まず最初に、旧市民会館・図書館の再開発についてお伺いしたいと思います。
 これは、昨年の9月議会でしたか、私のほうからも質問させていただき、そのときは 臨海スポーツセンター、そして高師浜運動広場がございますので、それらをやはり連携した形のスポーツセンター的な施設をつくればいいんではないかと、より ブランド的な価値が高まるんではないかと、こういうような提案をさせていただきました。
 それから半年ほどたちまして、この旧市民会館・図書館といいますのは、第五次高石市財政健全化計画案の売却予定地の一つの柱である場所であると認識しておりますけれども、現時点での見解があればお示しいただけますでしょうか、よろしくお願いします。
◎地域活力創出課長(石栗雅彦君) 
 旧市民会館・図書館の用地につきましては、現在、産学共同による産業エネルギーの 研究等紹介施設と関西国際空港のインバウンドを活用したアジアの若者との文化、学術の交流拠点となる施設、この二つの方向性を基本としまして高師浜線の利 用促進に貢献するような民間開発につきまして検討しております。
 現在、こうした基本的な方向性に従いまして、当該用地の活用について検討しているところでございます。よろしくお願いします。
◆1番(松本善弘君) 
 今の答弁といいますのは、この1年半ぐらいですか、平成24年の8月、9月ごろに ブランド戦略の7つの項目が出てきましてからの内容と現時点では全く同じなんではないかと、以前と変わらない答弁ではないかなというふうに思いますけれど も、この1年半、具体的なところで何かされていたこと、実際に動かれてきたことというのはありますでしょうか。よろしくお願いします。
◎地域活力創出課長(石栗雅彦君) 
 同じ答弁で恐縮でございますけれども、現在、先ほど申し上げました二つの基本的な方向に沿いまして、当該用地の活用につきまして誘致活動を検討しているところでございます。よろしくお願いします。
◆1番(松本善弘君) 
 ありがとうございます。
 具体的なところのまだしっかりした答弁が難しいということだと認識しておりますけ れども、この場所といいますのは第五次財政健全化計画案の柱の一つであるというふうにも理解しております。ただ、今回の施政方針でも記載されていませんで したし、これに関して行政のほうの今の答弁の内容であれば、結局、十分な方向性を見出し切れていないんじゃないかなというふうに思うんです。当初決められ たときには、当てにしているものがあったのかもしれませんけれども、今、私が指摘させてもらいたいことというのは、1年半検討されて、検討されるのは私は 否定はしませんし、行政にとって高石市民にとってよりすばらしい売却先があるのであれば、それは全く否定するものではありません。1年半検討され続けて明 確なものがないとするならば、これはどこかで方向転換を考えるべきではないのかなと、このように考えておりますけれども、私的にはこの場所というのは、冒 頭でも話しさせてもらったとおり、北を向けば臨海スポーツセンターがあり、南を向けば高師浜運動広場があるわけですので、それに適するものを何か誘致する ことも検討されてはいかがなのかなというふうに思うんです。
 それに対してスポーツ施設を入れて、連携した運営をしていけばいいんではないかと いうことを以前は提案させていただきましたけれども、高師浜運動広場のほうもこの3月に改修されて、一定、公共のほうで運営されていくという方向であると 思います。それであるならば例えば温泉施設があったりとか、スポーツ帰りにそういう施設があったり、また食事をできるような施設がある。私もスポーツして いますと温泉施設があれば必ず行くもんです。やっぱりそういうものも踏まえて、また今後より具体的な形でお話をお示しいただけますことをまずもって強く要 望していきたいなというふうに思っています。
 今この二つの方向性を全く否定するものではありませんが、1年半示し続けてずっと 検討していますということであるならば、どっかで方向転換というものもまた考えていただきたい。私のほうからは温浴施設、またそういう形で食事ができる施 設があったら、スポーツ帰りにとっては高石の市民、またスポーツ帰りの方にとっては非常に有意義な場所にはなると思いますし、そういうことを提案させてい ただきまして、この案件のほうは終わらせていただきたいと思います。
 あと、それに関連することではありますけれども、高石市の公有地、また普通財産に 関して空き家になっているところというのは多々あると思うんです。先ほどの旧市民会館・図書館を踏まえまして、高石幼稚園であったり加茂保育所であった り、またその他さまざまな施設があろうと思いますけれども、この空き家になっている施設というのは今後どのようにお考えになられているのか、お考えがあれ ばお示しいただけますでしょうか。
◎庶務課長(八丈匡君) 
 現在、市が保有し未利用となっている公有財産につきましては、関係課と協議を行いながらその有効利用についての検討を続けているところでございます。
 なお検討の結果、今後の利用が見込めないと判断した財産につきましては売却等を進める予定といたしておりますので、よろしくお願いいたします。
◆1番(松本善弘君) 
 有効な活用方法を検討されるとありますけれども、具体的にその検討されるのはどのような機関なのでしょうか、よろしくお願いいたします。
◎庶務課長(八丈匡君) 
 お答えいたします。
 公有地の効率的な運用を図るため、高石市公有地有効利用検討委員会を設置しており、担当課で未利用となった土地等につきましては当委員会に諮り、市としての活用方法を検討することになりますので、よろしくお願いします。
◆1番(松本善弘君) 
 ありがとうございます。
 私が認識しております高石市公有地有効利用検討委員会といいますのは、私の理解の範囲であれば一定の方向性が決まった中で、検討委員会を開かれて売却するなり活用されるなり、そういうことを示されているんではないかというふうに私自身は感じているんです。
 私が今回、指摘させていただきたいことといいますのは、検討委員会の上層部といい ますか、要は一つの政策的な方向を持って、これはこういうことで行政として活用していこう、またこういう方向性で民間に売却していこうという方向を示す場 というのが、一般質問をする前にさまざまな関係課とヒアリングさせてもらいましたけれども、十分に見えないというところなんです。
 何が言いたいかというと、例えば私どもでもそうですけれども、例えば資産、また持 ち物があればやはりそれをいかに有効に活用して自分の資金にしたり、また利便性を追求したり、例えば自分の土地があってそれを人に貸して家賃収入が入った りとか、持ち物があればそれを利用することによって自分の利便性を追求することがあろうかと思うんですけれども、地域を回りまして高石市の場合はそういう 空き地的なもの、また公共的な空き家的なものといいますのが、やはりまだまだ目立つところがありまして、その部分に関しては将来的にここに高石市の代表す る幼稚園をつくっていきましょうということであれば、それは今放置していても、まだ置いておいてもいいと思う。
 また、こういう行政財産を今後つくっていきたいということであれば、それは全く否 定するものではないんですけれども、そういうものがないんであれば、積極的に今の財産をいかに活用するのか、より市民の幸福につながる活用がどうあるべき なのか、また財政健全化の高石市としては、この土地を眠らせているだけじゃなくて管理するにもまた費用もかかりますので、それに対していかに売却するなり 利活用していくということを示す場所が、私は現時点で行政機関で話を聞く中では、ないんではないかというところを指摘せざるを得ないと、このように感じる 次第です。
 そういう政策的な課題としまして、この行政財産をいかに活用するのかということを 踏まえた上で、そういう部署なり責任者なりを今後、配置することも大事じゃないかなと、このように指摘させていただきたいと、このように考えております。 何か見解がありますでしょうか、よろしくお願いします。なければ結構です。
◎市長(阪口伸六君) 
 公共用地のあり方と申しますか、有効活用という観点のご意見だと思います。先ほど 来、担当のほうで申し上げておりますように、基本的には効率的な運用を図るためにいろいろ検討委員会等を通じ、利活用を検討していくということになるわけ でございますけれども、当然それぞれの地域でのそれまで活用されてきた経過もあるわけでありまして、いろいろと議会でもその地域のニーズといったものもご 意見いただいたところでございます。こういう狭い市域と申しますか、11キロ平米余りの市域の中で、特に内陸部というのは6キロ平米ほどでございまして、 その中で公共用地をどうしていくのかと。
 もちろん財政健全化ということで、私が市長に就任しました平成15年当初は、とに かく売却できるものは売却していこうじゃないかということで取り組んできたことも事実であります。無論、財政健全化もまだ道半ばということもございますか ら、基本的にはそういった考え方もあるわけでございますが、そんな中で有効理由できるものはしていきたいということの考え方も当然あるわけでありまして、 さきにご質問いただきました旧市民会館・図書館跡地といったことにつきましても、担当課でも申し上げましたように今後の本市の一つの地域活性化の核となる というようなことの考え方もありまして、今現在はいろいろ種々検討というご答弁で恐縮でございましたけれども、担当のほうでも一生懸命いろんな方策を模索 しておるということはご理解いただきたいと思うわけであります。
 無論、そういったもので議員各位にこういう形でお願いしたいということが発表でき る段階になれば、一刻も早くそういうことのお話もさせていただきたいと思いますが、今現在、鋭意努力しておるということでご理解いただきたいと思います。 そういう形で売却していくもの、またそれを有効活用していくもの、取捨選別をいたしまして市民の皆様方のニーズにお応えできるような形で何とか検討してま いりたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
 以上です。
◆1番(松本善弘君) 
 阪口市長、どうもありがとうございます。
 鋭意努力していただくということをおっしゃっていただきましたので、私としては現 時点では一定の納得をさせていただきました。公有地有効利用検討委員会にかかるまでのところの政策課題といいますか、そういうところの方向性というものを また我々にもわかるような形で、どこかでまたお示ししていただきまして、積極的に公有地を眠らせておきますと、何も生まないのではないかというふうに思い ますので、そういうことも含めまして、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
 続きまして、取石地区のことにつきましてご質問させていただきたいと思います。
 この取石地区のことに関しましては、予算委員会を含めましてさまざまな議員の方々のほうからもご質問やご意見をいただいたと思います。私のほうからも、最後になりますけれども、少し一般質問させていただきたいなと思います。
 もう一度、確認させていただきますけれども、施政方針では取石地域の配慮が薄かったように思いますが、現在、高石市として取石地区の開発をどのようにお考えになられているのか、ご見解があればお示しいただけますでしょうか。
◎土木部長(木嵜茂巳君) 
 取石地区への開発ということでございまして、これは予算委員会のほうでも少しご答 弁申し上げさせていただいたと思いますが、第4次高石市総合計画の目標でございます地域活力あふれるまちづくりと、そんな中で高石、羽衣、富木、その他市 内駅周辺の環境整備を推進に掲げてございまして、また平成24年3月に改定いたしました高石市都市計画マスタープランでは、富木駅地域を東の玄関口と位置 づけいたしまして、隣接市の大規模開発や幹線道路の整備等を踏まえ、地域住民の意向を反映しながら無秩序な市街化を防止し、駅周辺地域と調和した土地利用 の誘導を図るとされているところでございます。
 近年の富木駅の周辺の取り組みにつきましては、平成20年度には取石プール廃止に 伴います取石小学校にプールを建設させていただいたところでございます。それと、取石保育所・幼稚園の老朽化や耐震化のための、大阪府で初めての民営化に よります幼保一元化によります認定こども園の建設、またこれは全市的に実施いたしました事業でございます。その一環でございますが、取石小学校、取石中学 校の耐震化、それとICT化の完成、さらに平成22年には富木駅の地下通路の整備や駅舎のバリアフリー化、西側駅舎の整備をさせていただきまして、また平 成23年には富木駅周辺の渋滞緩和や通学路を避難路として安全・安心の確保のため、市道取石310号線を整備いたしたところでございます。
 そして現在、市道取石418号線の整備につきましても、鋭意、用地買収交渉を積極的に行っているところでございます。
 さらには、取石6丁目になりますが、市街化調整区域を市街化区域に編入し、土地の利活用を促進する取り組みを進めるとともに、取石7丁目では大規模災害に備えまして防災機能を有する地区公園の整備についても検討を進めているところでございます。
 平成24年、平成25年には取石中学校の学校給食の実施をさせていただいたところでございます。
 以上のことから、平成20年度から取石、西取石地区にはトータルで約19億円の事 業費を投入させていただいているところでございます。今後とも、富木駅周辺につきましては、富木駅周辺整備計画推進協議会の皆様方と連携を図りつつ、地元 自治会の皆様方からの要望等も参考にさせていただきながら取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどをよろしくお願い申し上げます。
◆1番(松本善弘君) 
 部長、どうもご丁寧にありがとうございます。
 過去の経緯を踏まえまして、今ご説明いただきました。この数年間で19億円の投資 をしていただいたということではありますけれども、やはり取石地域のほうを実際に回らせていただきますと、市民の声といたしまして、高石市域、羽衣地域、 また中央部と比較すると、やはり取石地域は取り残されているんではないかと。19億円というのはお話しいただいただけでは、おお、よう頑張られているのか なというふうに聞こえなくもないですけれども、さまざまな投資課題というのは逆に高石駅や羽衣駅の周辺のほうに集中しているところは否めないんではないか なというふうには思います。
 この三つの駅に全て平等に投資するということはできるはずもございませんので、あ る一時期で今現時点では羽衣地域に投資をしていく時期にあるんだろうなというのは重々承知している部分もあるんですけれども、取石の地域の方々から見る と、今後どうしてくれるのかなというところがあります。ああ、高石駅はよくなったね、羽衣駅もよくなるね、取石は何もないのかなというところをずっと指摘 されているんです。
 下水を見ましても、新家のほうを回りましたらまだできていないと言われるお声もいただきます。そういう駅周辺、また地域を含めまして、言われているのは取石のほうは税金だけ払って、その税金は高石駅、羽衣駅のほうに集中しているのかなというようなお声もある。
 ただ、やはり私も地域を回らせてもらって、そうじゃないですよと、きっちり行政は 取石のことをやっていきますよと、考えていきますよというふうにずっと言い続けているんですよ。道路のことや310号線をつくっていただいたり、近年では 給食調理棟をつくっていただいたり、そういうところに関しては非常にありがたいというふうに思っています。教育に関しては特に、先ほど説明もありましたよ うに、小学校のプールや認定こども園、また小学校、中学校に対する施策というのはしっかりしていただいているのは重々承知しています。
 ただ、やはり取石の方々からすると、もう少し過去の経緯は経緯として、それはそれ で私どもも話ししています。今後、取石の方々に、この地域はもっとよくなるよと思っていただけるような、夢を持っていただけるような施策というものを行政 のほうから打ち出していただきたいなと、このように思うんです。
 ですから、取石の方から見たら、今から連立が上がるんでしょう、羽衣再開発できる んでしょう、羽衣はいいよねと言いますよ。少し前は、アプラができるときには高石駅いいよねと言いますよ。取石は何にもないのというふうに、やはりそうい うお声というのをずっと聞き続けて我々も耐えながら、いや取石には今の行政課題が、一定、解決したときには、この地域をもっとよくしますよと。道が必要な んです、東西の道が必要なんで。駅周辺の開発が必要なんです。せっかくアリオ鳳があって利便性が高まってきたところなのに、なかなか人が入らないんです。 だから、今の行政課題が一定の解決をするならば、やはり取石のほうももう少し考えていただきたいと思います。これは取石の方々、ずっと回っている我々から したら、切に思われていることなんです。
 そういうことを踏まえまして、さまざまな課題はあると思います。取石というのはま だまだ行政がこの地域を開発していくならば、もっといいまちになると思いますし、私は予算委員会のほうでも、高石市のほうは人口減少問題があるけれども、 これは入ってくる人が少ないんだということを指摘させていただきました。要は高石から出ていくのは、大体ほかの市町村でも似たようなもんなんだと、人口か らするならば4%から5%の人口は必ず流出する。でも、高石市には入ってくる人が少ないんだと、これは予算委員会のほうでは言わせていただきました。
 予算委員会のときも、売る場所がないんだと。高石市に住みたくても住む場所がない んだと、そういうことを指摘させていただきました。取石のほうにはまだまだ可能性があると僕は見ています。マンションの高層化という話も提案させていただ きました。取石地域を開発していくならば、まだまだ高石市には可能性があると、私はこのように感じています。
 最後に、市長のほうからでも結構ですけれども、取石に対して何か一言いただきますようお願いして、私のほうからは終わらせていただきます。
◎市長(阪口伸六君) 
 予算委員会の中でも、他の委員さんからもいただきました。これは本市の都市核の一 つであると私は思っております。だからこそ、これは今現在、南海の連続立体であるとか、羽衣再開発のお話が出ておるようでございますけれども、その以前に 富木駅の西口の整備をさせていただきました。これもJR西日本さんとかなり突っ込んだ話をさせていただきまして、構内地下道と、いわゆるJRさんの所有し ておられる駅構内の地下道を公道化ということで、一般の方も自由に通っていただけるように、なかなかこれは難しい話やったわけでございますけれども、JR 西日本さんのほうでもこちらの熱意と申しますか、そういったことを受けて実現していただきました。
 当然、それもかねてからの地域の要望として私どもも把握しておったことも事実であります。そういったことは決して私どもは無視しているわけではなくて、地域の声は声として承って、大切に拝聴させていただいておるということはご理解いただきたいと思います。
 そんな中で、現在さまざまな整備に取り組んできたことを担当からもお話し申し上げ ましたけれども、先ほども出ていました現在作業中であります取石の418号線、これも他の議員さんからもとにかく早期にやってくれということで、まさに日 夜、担当も相手方にお願いに上がっておりまして、何とか早期に完成できるように取り組んでおるところでございますし、それぞれいろんなご意見が市民の方に はあろうかと思いますが、取石地区に対しましても、決してそんな疎かにしていることは、一切そんな気持ちはございませんので、よろしくお伝えいただきたい と思うわけでございます。いずれにしましても、本市の玄関口の主要三駅の一つであるということの認識から、今後とも機会をとらまえまして、さらなる整備に 向けて取り組んでまいりたいと思っておりますので、またそういった議員のほうにいろいろなご意見があるようでありましたら、もうストレートに、こういう議 会の場でも結構ですし、担当も派遣させますので、お話しいただけますれば私自身も伺ってお話を聞かせていただいて結構だと思います。大いにお話を拝聴させ ていただきまして、可能なものは取り組んでまいりたいと思っておりますので、どうかご安心いただきたいと思っております。
 以上でございます。
◆1番(松本善弘君) 
 市長、どうもありがとうございました。
 政策的な課題は、今年度の施政方針を終わられたばかりですので、具体的に言えるこ とはないというのは重々承知しております。今後、今年度は平成26年度も予算も無事に可決されましたし、それに向けてしっかりと進んでいかれたら私はいい と思います。そして、来るべきときに取石のほうにも、より取石の方々が喜んでいただけるように、言われましてもまだまだバランスが高石と羽衣のほうがぐっ と上にきて、取石がずっと下のように、幾ら平等に見てもそう見える、どうしても見えるんです。実際そうなんですよ。
 ですから、その辺を含めまして、これからの事業が一定の解決を見たときにしっかり と、これからも言わせていただきますけれども、行政のほう、また市長のほうも、よろしくお願いしたいと思いますので、それを言わせていただきまして、私の ほうの一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(奥田悦雄君) 
 次に、8番 明石宏隆君の質問を許します。
◆8番(明石宏隆君) 
 8番 明石宏隆、一般質問をさせていただきます。よろしくお願いします。
 まず初めに、有料ごみ処理券についてなんですけれども、平成25年第4回定例会の討論で、販売店は市内31カ所と言われましたけれども、再度ご確認したいんですが、現在、市内で何店舗が有料券を取り扱っているのか、教えてください。お願いします。
◎次長兼生活環境課長(鶴田健君) 
 お答えいたします。
 現在、販売店舗数は31店舗となっております。
 以上でございます。
◆8番(明石宏隆君) 
 31店舗ですね。
 それでは地区ごとの内訳というのがわかれば、ちょっと教えていただけますか。
◎次長兼生活環境課長(鶴田健君) 
 お答えいたします。
 地区別でございますが、千代田地区2店舗、高師浜地区1店舗、羽衣地区3店舗、東羽衣地区5店舗、加茂地区4店舗、綾園地区7店舗、西取石地区6店舗、取石地区3店舗の合計31店舗となっております。よろしくお願いいたします。
◆8番(明石宏隆君) 
 ありがとうございます。
 予算委員会においても、松本 定議員より千代田地区のことを言われていましたけれ ども、私のところにも東羽衣、また羽衣地区の方より有料券をどこで買えばいいのか、売っているところがわからないとか、また遠くてなかなか買いに行けない という声がたくさん聞かれました。券の販売について、スーパーや小売店など規模はばらばらだと思うんですけれども、有料券の販売をしてもらうのに何か規定 や条件などあるのですか、お聞かせください。
◎次長兼生活環境課長(鶴田健君) 
 お答えいたします。
 市内大型店舗、コンビニエンスストア、薬店、酒店等、規定等はございません。お受けいただいた店舗について販売していただいております。よろしくお願いいたします。
◆8番(明石宏隆君) 
 規定はないということですね。ありがとうございます。
 ごみの減量化を進めながら、有料券を求める人が多いというのはちょっと何とも言い がたいことなんですけれども、やっぱりシールがないとごみが出せないので、再度、有料券の取り扱いをしていただけるところを広報紙で募集するなり、協力を 呼びかけていただきますよう、市民の方が買い求めやすくなるようにお願いしておきます。
 もう1点ですけれども、有料券の取り扱いしていますという販売店のところに張っている表示、あれ張っているところと張っていないところとあるんですが、それについては販売店さんのお考えなんでしょうか、ちょっとお聞かせください。
◎次長兼生活環境課長(鶴田健君) 
 お答えいたします。
 市民の皆様には無料ごみ処理券を送付する際にパンフレットに、高石市のごみ収集とともに有料普通ごみ処理券、粗大ごみ処理券の取扱一覧を同封して販売店舗をご案内するとともに、高石市のホームページにも常時掲載しております。
 また、各販売店には高石市が作成いたしました高石市有料普通ごみ処理券、粗大ごみ処理券取扱所の掲示をお願いしているところでございます。
 以上でございます。
◆8番(明石宏隆君) 
 わかりました。その取り扱いの表示で、ちょっと白黒というか余りにも目立たないの でわかりにくいと思うんですけれども、その看板を今後できるだけ目立つようにしてもらったほうが市民の方もわかりやすいと思うんです。その辺について何か お考えがありましたら、お聞かせください。
◎次長兼生活環境課長(鶴田健君) 
 ご意見お伺いしまして、今後研究していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
◆8番(明石宏隆君) 
 よろしくお願いしておきます。職員の方も大変と思いますけれども、これからやっぱり暑くなると、シールがなくてごみが出せないというふうになると衛生面もよくないと思いますので、早い対策をよろしくお願いしておきます。
 続きまして、事前に通告していました市民の交通安全、カーブミラーについてですけれども、事前に確認させてもらいまして、私の思い違いもございましたので、取り下げさせていただきます。
 続きまして、市営住宅の駐車場についてですけれども、昨年、市民の方から車上荒ら しに遭って、そのときに警察から、ここは暗いから狙われやすいと指摘があったと連絡がありました。現地に行けば、確かに街灯も暗かったんですけれども、今 はLEDになり少し明るくなったと思います。やはり1回、車上荒らしに遭いますと、続けて狙われるというケースが多いんですけれども、防犯対策についてど のようにお考えなのか、また何か対策されたのか、お聞かせください。お願いします。
◎建築住宅課長(酒井茂樹君) 
 市営住宅の防犯対策につきましては、高石警察と連携を図りながら対応してございます。車上荒らしの件につきましては、実態調査を行い照明が暗いところについては既設照明灯の周囲の樹木の剪定を行うとともに、照度が増すように照明器具の取りかえを行っております。
 また、高石警察にも防犯パトロールの巡回をお願いし、入居者にも車内に貴重品を置かないように周知してございます。
 以上でございます。
◆8番(明石宏隆君) 
 わかりました。ありがとうございます。
 市営住宅についてもう1点ですけれども、予算委員会で確認できなかった点についてお聞かせ願います。市営住宅のバリアフリー工事なんですけれども、その進捗状況を教えていただけますか。
◎建築住宅課長(酒井茂樹君) 
 バリアフリー工事に関しましては、国の交付金を活用しまして平成24年度から富木住宅、富木南住宅においてバリアフリー改修工事を年次的に進めてございます。
 主な改修内容につきましては、玄関、浴室、トイレの手すりの設置、洋室、トイレの建具取りかえを含む段差の解消、水洗レバー等の福祉対応器具への取りかえ、浴室の全面防水改修、流し台等の取りかえとなってございます。
 全体の改修経過につきましては、平成26年度に富木住宅の12戸が完了します。平成27年度以降は、富木南住宅を年間8戸以上の改修を行い、平成30年度に完了する予定でございます。
 以上でございます。
◆8番(明石宏隆君) 
 わかりました。ありがとうございます。
 平成25年度予算では1軒100万円の費用がかかると、その8軒分で800万円で したけれども、平成26年度予算では960万円と増加していますが、ここら辺についてですが、今までの工事内容に変更か何かあったのか、また材料や人件費 の高騰、また消費税の増税に合わせたものなのか、内容をお聞かせ願えますか、お願いします。
◎建築住宅課長(酒井茂樹君) 
 予算の増額につきましては、改修の箇所と既設の取り合い部の補強工事というのが発生してございます。そして、人件費や消費税のアップに対応するため、1戸当たり改修費を100万円から120万円に増額してございます。
 以上でございます。
◆8番(明石宏隆君) 
 わかりました。ありがとうございます。
 最後に、乳幼児等医療助成についてですけれども、今回の通院、小学校3年生までの 拡充について、答弁では低学年が病院にかかる率が高いので、子育て支援の一つとして中位まで拡充したとのことでしたけれども、結局は前回と同じく平均に合 わせたような不十分な拡充であります。これまで何度も言ってきましたけれども、前回、平成24年4月の拡充で、府内最低レベルにありながら平均に合わせた ところ、わずか3カ月で府内最低に逆戻りになり、他市の動向など考えていない拡充でした。
 では、今回の小学校3年生までについてはどうでしょうか。現在、府内で小学校3年 生までが7団体あります。そのうち、既に大東市は一気に中学校卒業までに、河内長野市と大阪狭山市は小学校卒業までと3団体が既に拡充を決めています。ま た、大阪府も平成27年度に拡充すると言っていますので、そうなればさらに他市も拡充することは予想されます。前回と同じように、また他市からおくれるよ うになるのではないかというふうな気がします。
 1学年拡充するのに約1,000万円、小学校卒業までなら約3,000万円、中学 校卒業までなら約6,000万円の予算が必要になりますが、財源についても公共工事の削減や、また財政調整基金からの繰り入れ、泉北環境整備施設組合の分 担金の経緯を見ても平成19年の約11億3,600万円から平成25年には5億9,800万円と、約半分になっています。さらに、平成25年4月から平成 26年1月の家庭系普通ごみは約18%減量と、これは市民の協力があってのものであります。このような浮いたお金の一部を充てようと考えていただければ本 市のイメージアップにつながる拡充ができたのではないでしょうか。市民の声を聞いて市長の思い切った決断が人口減少の歯どめにもなり、また本市のイメージ アップにもつながる、これこそがブランド戦略の一つではないかと思います。今回の拡充については喜ばしいことですけれども、この拡充が前回のようにならな いことを願うだけであります。
 以上で、一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。
○議長(奥田悦雄君) 
 次に、4番 寺島 誠君の質問を許します。
◆4番(寺島誠君) 
 では、4番 寺島でございます。議長のお許しを得て一般質問のほうをさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 何点か通告のほうはさせていただいておりましたが、子育て支援と市政運営ということで、この2点に絞って質問をいたしますので、よろしくお願いいたします。
 まず、子育て支援についてなんですが、いわゆる所在不明児の問題ということで、昨 年末に新聞報道があったわけですが、2012年度に実施した乳幼児健診を受けずに所在不明の乳幼児が全国で4,176人、大阪府においては211人という ことで、これが新聞で報道がございました。以前も横浜市でのショッキングな事例もありましたし、過去の本市においても悲しい事故、事件があったわけなんで すが、やはり所在不明児の虐待の事件が相次いでおるということで、安否も含めた所在確認の徹底という観点から何点か質問をさせていただきます。
 まず、本市においてはいろいろ事業の中で、例えば妊婦健診であったりとか児童手 当、予防接種、あと乳児家庭全戸訪問、あとは母子保健法で言うところの乳幼児健診、4カ月健診、1歳7カ月健診、3歳6カ月健診等々ございますが、そうい う中でいろいろ接する機会になっていくということであります。
 これらの中で、所在不明も含めまして状況を把握する、特に把握できやすい事業というのはどれに当たるのか、ご説明のほどよろしくお願いいたします。
◎子育て支援課長(中島孝君) 
 ご答弁申し上げます。
 今、議員のほうからご質問ございました居所不明児の把握の対応でございます。ご質 問の中でもありましたように、乳幼児健診、それから就学の方でしたら義務教育時のそういう案内、それから地域の民生委員の皆様からの情報等々が考えられる というところでございます。よろしくお願いいたします。
◆4番(寺島誠君) 
 ですから、総合的にこういったところで判断しているということかとは思うんですけれども、本市においては乳幼児健診の未受診率というんですか、それは大体どれぐらいになるんでしょうか。
◎保健医療課長(池治久美子君) 
 保健医療課では3歳6カ月までの乳幼児の発育状況について乳幼児健診、予防接種を通して把握に努めておりまして、未受診率といいますか、受診率のほうは98%でございますので、よろしくお願いいたします。
◆4番(寺島誠君) 
 ということは、2%の方は受けられていないということになるかと思います。その方が何名に至るのかちょっと数字はわかりませんけれども。
 そこで、厚生労働省のほうも今回こういう全国的に問題になっている所在不明児がふ えているということで、特に厚生労働省の専門委員会、こちらのほうでも未受診家庭の虐待リスクが高いというふうな指摘がございまして、未受診者へのアプ ローチについて今後進めていくということなんですが、現時点で今98%ということであったわけですが、未受診者に対してのアプローチといいますか、そうい う対策というのはどういう方法をとっているのか、それについてご説明よろしくお願いいたします。
◎保健医療課長(池治久美子君) 
 ご答弁申し上げます。
 健診を未受診の場合には、地区担当保健師の訪問や保育所等の在籍確認などで発育状 況をフォローしております。ちなみに、平成26年度に小学校1年生となる現在満6歳の方のうち、3歳半の健診以降に転入された場合を除くお子さん470名 を対象に3歳6カ月児の健診受診状況を調べたところ、健診を一度も受けておらず、かつ保育所等の在籍確認もとれなかったお子さんはいらっしゃいませんでし たので、よろしくお願いいたします。
◆4番(寺島誠君) 
 この平成26年から小学校1年生に上がられる470名のお子さんについてはゼロで あったということなんですけれども、それで今後の対応もより一層、必要になってくるかと思うんですが、厚生労働省のほうで18歳未満を対象に全国調査を進 めるという報道発表がございまして、その中で2月26日に自治体の担当者を集めて、その調査目的、方法を説明するというようなことも書かれておりますが、 このあたりについてはどのような状況になっているのか、教えていただけますでしょうか。
◎子育て支援課長(中島孝君) 
 ご答弁申し上げます。
 ただいま議員のほうからございましたとおり、厚生労働省は2月26日に全国児童福 祉主管課長会議で調査目的や方法を説明した模様でございます。各市町村へは調査票を3月末の予定で発出するとなってございますけれども、現在のところ、こ の調査についての説明会等の案内がまだ来てございませんので、今後、調査についての詳細がわかり次第、関係各課と連携して対応してまいりますので、よろし くお願い申し上げます。
◆4番(寺島誠君) 
 まだ調査票は届いていないということで、先ほどのご答弁のほうでも、今度この春か ら小学校1年生になられるお子さんはゼロ名ということですが、今回18歳までということであれば、現在ゼロ歳から18歳まで幅広くなるかとは思うんです。 このあたりについての把握、先ほど課長の答弁のほうで義務教育を受けられている児童については一定の案内等々でということでございましたけれども、それら についてご説明いただきたいんです。今まで高石市はある程度そういうことを、連携をとってやっておられたと思うんですが、今回、厚・労省が二段階で調べな さいということも含めて、今まで高石市が取り組んできた方法との違い、それとゼロから18歳までの子供たちに対する調査、それについてご説明いただければ と思いますので、よろしくお願いいたします。
◎子育て支援課長(中島孝君) 
 ご答弁を申し上げます。
 先ほどご答弁させていただきましたとおり、私どもでは、こんにちは赤ちゃん事業で ありますとか、あるいは乳幼児健診等によりまして把握に努めてまいりました。また、義務教育における居所不明児童の対応につきましては、従来より教育委員 会がやっていただいているというところでも情報をいただきながら進めてまいりました。
 今回、国のほうでは厚生労働省だけではなく文部科学省にも協力を求めていきまし て、保健師や教職員、そして民生委員などの第三者が直接会うという方法に統一して調査することを決めたというような情報もございます。しかしながら、先ほ ども申し上げましたとおり、まだ詳細なところがわかってございませんので、今後、詳細なところがわかり次第、これについての対応をしていきたいというふう に考えてございますので、よろしくお願い申し上げます。
◆4番(寺島誠君) 
 わかりました。
 この件については最後なんですけれども、現時点で高石市内での対象者の所在不明はゼロという判断でよろしいでしょうか。
◎子育て支援課長(中島孝君) 
 ご答弁申し上げます。
 ただいま高石市におきましての居所不明児がおるかどうかという部分での確認はとれておりません。今、居所不明児はなしということでございます。よろしくお願い申し上げます。
◆4番(寺島誠君) 
 なしということです。ですから今後またそのあたりで対応のほう進めていっていただ きたいと思います。特に所在がわからない理由として、住民票を残したまま外国に帰られたりとか、あるいは家庭内暴力で転居したりとか、そういうケースもあ ろうかと思いますので、包括的にいろいろ連携をとっていただいて、対応、対策について進めていただきたいということを申し上げておきたいと思います。
 次なんですけれども、市政運営ということで職員体制について何点かお聞きさせていただきたいと思います。
 第五次高石市財政健全化計画案に示されておりますとおり、今回、人件費の見直しか らアウトソーシングにより組織のスリム化を行って、平成29年度には一般職員数を360名体制にするということになっております。そういった中、今回の議 会の中でも議案第9号の事務分掌条例の改正なども行われてきた状況で、特に地方自治体の仕事量あるいは責務というのは非常に増している状況であるというこ とでございます。
 予算委員会の中でもお話をさせていただきましたけれども、今回、平成26年度にお いては、例えば子育て支援課に関係する事務としましては、例えば障がい児個々の支援計画を今年度中に立てなければならないであったりとか、子育て支援計画 もそうですし、臨時福祉給付金事業も行わなければならない。それとまた、全庁にも関係してくるであろう番号制度の導入、是非は別として、ここでは言いませ んけれども、番号制度の導入事業など、国の制度として市民の生活に直結するような事業が増してきているという状況だというふうに考えております。
 そういった中、市民に影響が出ないのかどうか、それの範囲で行政運営ができるのかどうかということが課題になってくると思うんですが、この件についてはいかがでしょうか。そのあたりについてよろしくお願いいたします。
◎企画課長(辻田智君) 
 ご答弁申し上げます。
 今後の職員の体制についてということのご質問と承ります。
 平成23年8月に策定いたしました第五次高石市財政健全化計画案にお示しいたして いますとおり、適正な定員管理ということで、一般職の職員につきましては、事務事業の見直しやアウトソーシングにより組織のスリム化を行い、平成29年度 には360名体制とするものと明記いたしてございます。
 これまでも少子高齢化対策や教育の充実、安全・安心な防災のまちづくりなど、市民 ニーズに対応いたしてまいりましたところでございますが、職員360名体制のもとでも市民サービスの低下を招かないように努めますとともに、組織機構につ きましては今後の見直しを含め検討いたしてまいりたいと存じます。
 よろしくお願い申し上げます。
◆4番(寺島誠君) 
 機構自体の見直しも今後していくということなんですけれども、そのあたりは、例え ば今いろいろ細かく分かれておったりとか、各課長、課長代理、係長、主査、係員であったりとかいろいろ分かれていると思うんですが、そういうことも全般的 に機構自体も見直していくというような理解でよろしいでしょうか。
◎企画課長(辻田智君) 
 ご答弁申し上げます。
 組織機構及びその人員体制につきましては、今後検討いたしてまいりたいと存じます。よろしくお願い申し上げます。
◆4番(寺島誠君) 
 今後検討ということでございますが、そこで職員の定数条例ということもございまして、このあたりの整合性といいますか、このあたりはどのように捉えたらいいのか、そのあたりについて説明いただきたいと思います。
◎次長兼人事課長(山本富之君) 
 ただいまの寺島議員からの職員定数条例についてということでございますが、職員定数条例の第2条で定められた人数を超えてはならないという意味で明記されているものでございまして、定数条例の数は現在のところ超えておりませんので、問題ないと考えております。
 どうかよろしくお願いします。
◆4番(寺島誠君) 
 超えてはならないということで、それは現在、人数でいけば以内ですね。わかりました。
 あと、いろいろアウトソーシングというような話もずっと出ているわけでございます が、いわゆるコンサルさんへの委託も含まれると思いますけれども、そういった中で基準、アウトソーシングをする基準というものはどのように、いろいろな事 業に分かれるかと思うんですけれども、そのあたりについて一定の基準があるのかどうか、それについてご説明よろしくお願いいたします。
◎企画課長(辻田智君) 
 ご答弁申し上げます。
 アウトソーシングの基準についてということでございますが、基準といたしまして は、公権力の行使にかかわらないもので、民間で実施したほうが効率的かつ効果的に実施できる事務事業につきましては、そのサービス水準の確保に留意の上、 民間活力の導入についての検討、または実施をいたしておるところでございますので、よろしくお願い申し上げます。
◆4番(寺島誠君) 
 公権力の行使にかかわらないということです。ですから、それ以外は今までいろいろ 民営化も指定管理も含めて行われてきたわけですが、おのおのの事業については財政的なシミュレーションというんですか、そういうこともされるかと思いま す。だから今の時点で基準というものは、今ご答弁いただいた範囲内ということで理解はさせていただきます。
 それで、次に移らせていただきますけれども、今回いろいろ質問させていただいてい ますが、職員さんの人数も大分と減ってきておりまして、市長にとっても市民にとっても、こんな言い方をすれば怒られるかもしれませんけれども、いわゆる私 どもにとっても職員さんは財産の部分もあるというふうに私は考えております。
 そこで、こういった人数が減ってきた中でいかに仕事をしてもらうのかというのが、それぞれの各部署の上司さんであったりとか、特に市長の手腕の見せどころでもあるというふうに思います。
 そこで、それぞれの各担当で専門的な知識であったりとか技量であったりとか、適材 適所もあるということで人事を考えられているんであろうということは推測できるんですけれども、そういった中で短期間の異動では効率も悪くなってくる部分 もあるでしょうし、いろんなことを過去の経験の熟知であったりとかもあると思うんですが、そういった中でサイクルという言葉を使っていいのかあれなんです けれども、そういう人事配置につきましては、どのような考えで今行われているのか、それについてお尋ねいたします。
◎次長兼人事課長(山本富之君) 
 ただいまの寺島議員のご質問に対してのご答弁をさせていただきます。
 我々これからの公務員には企画立案、総合調整等の役割を果たす必要があるので、今 後も引き続き関係機関へ出向させ経験を積ませ、また研修を通じ個人のスキルアップを図り、さらに能力向上をしていく必要があると考えています。ですので、 原則、一定の在課年数を経た後は異動させて、そこでまた新しい行政経験を積ませたいと、このような考えに基づいて異動させているものでございますので、ど うかよろしくお願いします。
◆4番(寺島誠君) 
 企画立案、総合調整、スキルアップということで考えているんだということでござい ますが、そこで地方公務員法第40条で「任命権者は、職員の執務について定期的に勤務成績の評定を行い、その評定の結果に応じた措置を講じなければならな い。」とされておりますけれども、本市においてはこういった部分については今どのような状況になっているのか、ご説明のほどよろしくお願いいたします。
◎次長兼人事課長(山本富之君) 
 現在、地方公務員法第40条に規定する勤務成績の評定にかわり、私どもでは人事評 価を試行として行っております。平成20年度に高石市人材育成基本方針というのを定めまして、市民目線で物事を考え、誠実かつ公正に行動する職員、公務員 としての使命を自覚し、自律的に行動する職員、市民への説明責任を果たし、市民から信頼される職員を育成するということを定めております。
 そのような人材を育成するためには、被評価者への評価者の評価基準を統一すること が重要であると考えております。また、人事評価は能力や業績を適正に評価した上で、真に能力本位で適材適所の配置を推進することを進めております国の公務 員制度改革の動きの一つにもなっておりまして、今後も評価者への研修等を行い、人材育成型の人事評価制度の本格実施に向け今後とも推進していきたいと、こ のように考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
◆4番(寺島誠君) 
 勤務評定ということではなくて評価育成ということで、今ご説明をいただきました。 平成20年度の人材育成の方針を定めて、それにのっとって進めていくんだということでございます。そのとおりぜひやっていただきたいと思うんですが、あと 給与カットにつきまして、平成24年度から26年度が最終年だったかと思うんですけれども、それ以降について、この部分については何かお考えがありますで しょうか。
◎次長兼人事課長(山本富之君) 
 現在の給与カットについてのご質問でございますが、現在、条例を定めて期間を平成24年、25年、26年度の条例という形で定めておりますので、現在の条例のとおり進めていくということで考えております。どうぞよろしくお願いします。
◆4番(寺島誠君) 
 現在の条例にのっとって進めていくということでございます。
 それと、あとこれも最近の報道であったんですが、こちらは総務省のほうの地方公務 員安全衛生推進協会というところの調査で、この10年でいわゆる公務員の方の疾患が非常に急増しているということで、約10年で2.4倍というような状況 になっているというようなことも発表されております。特に職場環境だけが要因ではないと思うんですけれども、特に人員が減っているという部分であったりと か、住民の行政に対する目が、一定、厳しくなっている部分もあるかとは思うんですけれども、現在、高石市におきましてはそのあたりについての対応、対策と いうのはどのようにお考えになっているのか、よろしくお願いいたします。
◎次長兼人事課長(山本富之君) 
 メンタルヘルスということですが、今、寺島議員からもお言葉いただきましたよう に、職場だけが原因ではないということは場合としてはございます。もし職場ということに原因がありました場合、職員の配置につきましては各課における業務 量等をヒアリングし、適正な人員配置を行っておりますので、そういうメンタルヘルスの障害というのは特に私たちとしては、事実としてそういう症状が出てい る場合もありますが、これが仕事によるものかどうかというのはちょっと詳細なことまでは確認できておりません。
 人事課といたしましては、特定の職員に業務が偏っていないかということは十分なポイントと考えておりまして、そういうことのないように我々は所属長を通じてヒアリングを行い、適切に対応していきたいと考えておりますので、どうかよろしくお願いいたします。
◆4番(寺島誠君) 
 個々にそういう業務がのしかからないようにということであって、それについて適切に対処を講じていくということでございました。
 いろいろと質問のほうをさせていただきましたけれども、私もこの席につかせていた だいて今で3年ほどなんですが、皆さんの仕事の状況とかいろいろ見させていただく機会もふえました。その中で、どう考えたらいいのか悩むところなんですけ れども、どうしてもモチベーションの高い方とか意識の高い方、あるいはそうでないところも見受けられるかなと、ちょっと言いにくいんですが、見受けられる かなという部分もあるんです。チームワーク体制であったりとか、先ほどもありましたけれども、企画立案を中心にしていくんだということもありましたし、何 でもかんでもコンサルさんに委託するのではなくて、今の技量を持っている方々が次の若い方々にどのように継承していくのかとか、そういうことが今非常に大 事になってきているんじゃないかなというふうに感じています。
 あと細かい話でいけば、それぞれ皆さんの仕事が早いとか、仕事が丁寧であってとい うことで定時に帰られるとか、残業しなければならないとか、いろいろ課によって違うと思うんですけれども、そういうことも含めてそれぞれの職員さんの思い というんですか、いろいろあると思うんです。具体的にはちょっとここでは言いにくいんですけれども、そういうことも酌み取っていかないと、今後の職員さん の体制というのに生かせていけないんじゃないかというふうに感じております。
 そこで、そういうことも含め、給与もそうでしょうし、例えば企画立案をしてそれぞ れ何か案を出した場合にそれが生かされるのかどうか、そういうことも含まれてくるんじゃないかというふうに思います。ですから、それぞれの意識を上げるこ と、次の時代に継承していくこと、仕事量も公平というわけにはいかないでしょうけれども、そういうことも含めて少ない人数でやっていかなければならない状 況になってきているわけですから、行政運営のあり方について考えていただきたいというふうに思っております。
 山本課長はずっと人事をされております。ですから、そのあたりはいろいろとご存じかと思いますけれども、今後の行政運営のあり方について、最後に何かありましたら総合的に答弁のほうをいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
◎次長兼人事課長(山本富之君) 
 総合的にということで、ちょっと荷が重いところでございますが、例えばモチベー ションが下がっていると認識、そういう雰囲気が広がっているということでございましたけれども、私どもとしては特に若手を中心に、制度として、この間の予 算委員会でもちょっとご答弁させていただいたかもしれませんが、制度として昇格試験を実施することにいたしました。これによって意欲のある若手職員を中心 に昇格を積極的に行って、ふさわしいポジションに任用していきたいと、このように考えております。それによって自分のモチベーション向上になったのかとい うことを認識していただきたいと思っております。
 以上でございます。
◎市長(阪口伸六君) 
 若手のみではありませんで、私はそれぞれ、この間600名を超えるような職員の体 制から、現在380名ということになってきた、まさに張本人と申しますか、私自身も非常にその辺の責任を感じておるわけですけれども、ただ多い少ないはあ りますが、今、職員全体を見ていまして、これはもう若い方だけじゃないんです。本当にまさに定年間近、あるいは場合によっては再雇用、再任用という定年後 の職員さんも含めて、やはり高石市に奉職されて、やりがいを持ってやろうじゃないかということで、それぞれ私は今事務と申しますか、仕事量でいえば以前に も増して多い、こういう中でよくやってくれていると私は思っております。無論、至らん点もあろうかもわかりませんが、ぜひ議員の皆様方も、もちろん厳しく 叱咤激励ということもありがたいことでございますけれども、またそれぞれ評価もしていただければありがたいかなと思っておりまして、職員が本当に一生懸命 頑張ることによって、市民の皆様方に喜んでいただけるようになるということを、私自身もこの10年の経験でそういったことを体験させていただいて、改めて 全ての職員さんに心から感謝を申し上げたいというような思いでこれからも頑張らせていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
 以上です。
◆4番(寺島誠君) 
 今、ご答弁をいただきましたけれども、そういったあたりで少ない体制でも皆さんきっちりと楽しくといいますか、仕事にやりがいを持っていけるような体制をきっちりと整えていただきたいというふうに思います。
 私ども議会は4年ごとの任期ですし、市長におかれても4年ごとということでござい ますから、そういう目で見れば、長い目でそういうことを管理できる方々も必要になってくるんじゃないかなというふうにも思いますので、そのあたりも含めて 今後進めていっていただければというふうに思います。
 これで、私の一般質問を終わらせていただきます。
○議長(奥田悦雄君) 
 この時点で、暫時休憩いたします。
     (午後3時9分 休憩)
      ----------------
     (午後3時40分 再開)
○議長(奥田悦雄君) 
 本会議を再開いたします。
 休憩前に引き続き、一般質問を行います。
 3番 山敷 恵君の質問を許します。
◆3番(山敷恵君) 
 それでは、一般質問をよろしくお願いいたします。通告していたものよりも項目を絞って、順不同で伺っていくことになると思いますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、まず最初にブランド戦略を伺います。広報紙3月号に、予算審議中にもか かわらず、いまだ議決もされていない予算を使ってのイベントの広報が、予算審議中ですという断りもなく掲載されておりました。同じ広報で、ごみのシールの ページにはきちんと断り書きもございましたけれども、庁内でこのように対応が違うことについてご説明をお聞かせください。
◎地域活力創出課長(石栗雅彦君) 
 フォトコンテストにつきましては、高石の魅力やにぎわいづくりの創生を目的に開催 するものでございます。今回はテーマを桜とし実施を予定しているため、桜の開花時期の関係もございますので、3月広報紙においてイベントなどの予告という 意味合いで掲載させていただいております。当然ながら、準備作業などにつきましては、平成25年度中に行う必要がございましたので、前倒しで行っておりま す。
 市民からの事前の申し込みあるいは使用料をいただく、またごみの還元策のような物 品の受け渡しを行うという性格のものではなく、あくまで地域活性化の事業、イベントの告知、PRということで、広報においてこういう扱いとさせていただき ましたので、よろしくお願いいたします。
◆3番(山敷恵君) 
 やはりそれでも予算はまだ通っていないわけですので、それに関しては断り書きを書かれるべきではなかったんですか。
◎地域活力創出課長(石栗雅彦君) 
 何度も同じ答弁で申しわけございませんが、3月の広報紙におきましては、イベントなどの予告という意味合いで掲載させていただいております。よろしくお願いいたします。
◆3番(山敷恵君) 
 それに関しては納得できませんので、今後こういうことのないようにしていただきたいと思います。
 そもそもボランティアに天女の衣装を着ていただいてイベントに参加させようという のは、ブランド戦略の協議会が解散されている中で、これはどなたの考えなんでしょうか。ブランド戦略アドバイザーの方なのか、市長なのか、それとも地域活 力創出課で考えられたのか、何か別の組織があるのか、どなたが誰の責任でこのような案が出てきたのかについてお答えください。
◎地域活力創出課長(石栗雅彦君) 
 この件につきましては、経緯、理由を説明させていただきます。
 羽衣天女につきましては平成24年度に開催されました高石市ブランド戦略公共交通 活性化検討協議会におきまして、事業全体のモチーフを決めて進めてはどうか。また、それにはかつての白砂青松の海岸、住みやすく、人にやさしい高級住宅地 のイメージから羽衣天女がふさわしいのではないかとご意見をいただきました。
 その後、市におきまして南海高師浜線の活性化と羽衣駅、東羽衣駅の再開発など、活 性化策に取り組む本市のブランド戦略のシンボルを羽衣天女とし、平成24年8月5日の高石楽市楽座 羽衣七夕まつりにおきまして、二つのデザイン「天女の 住まう街」と「こころはごろも」、この二つのデザインを発表させていただきました。
 なお、当該二つのデザインにつきましては、高石市として商標登録を受けており、今後も市内外のPRに活用してまいります。
 これらのように羽衣天女についてもPR活動につきまして、担当課で事業のほうを検 討させていただきまして、本市のブランド戦略のシンボルである羽衣天女を市内外にPRする活動として取り組むということで提案させていただきまして、進め たものでございます。よろしくお願いします。
◆3番(山敷恵君) 
 ブランド戦略の経緯については何度も質問もさせていただいていますので、よく存じているんですけれども、どうしてこんなに急にボランティアに衣装を着てもらって出てもらうということが出てきたのかを伺ったんですが、お答えをいただけませんでした。
 先ほど、予算の反対討論の際にも申し上げましたけれども、どうしてこんなことが市 の予算で行われるのかということに関しては非常に疑問を感じておるところでございます。しかも予算の審議中にこのように掲載されるということは到底納得も できないということを申し上げておきたいと思います。
 ただいまの課長のご答弁の中で、高師浜線の活性化ということがございました。この 高師浜線の件についてでございますが、工法についてどのように今審議が進んでいるのか、いつ決まるのか、そして決まったらすぐに周辺住民に広報をしていた だけるのか、工法が決まったことについてのお知らせをしていただけるのかということ、それとあわせて高師浜の乗客数を1日1,800人から1万人にすると いう数値目標は平成26年度も継続されるのか、よろしくお願いいたします。
◎連立交通政策課長(藤原通晃君) 
 高師浜線の工法につきましては、早期完成を図り地元への影響を最小限に抑えるべく、引き続き南海電鉄におきまして鋭意検討を行っているところでございます。
 今後の周知等の件につきましても、事業主体である大阪府を含め、十分な協議調整をもって工法を決定していく所存でございますので、よろしくお願いいたします。
◆3番(山敷恵君) 
 1,800人から1万人という目標についても伺ったんですけれども。では、あわせて伺いますが、この1万人になるという目標年度というのはいつでしょうか。もしこの目標がまだ生きているとすれば、その目標年度についてもあわせてお答えください。
◎地域活力創出課長(石栗雅彦君) 
 ご答弁させていただきます。
 高師浜駅、伽羅橋駅両駅の1日の乗降客数を合計して約1万人増加させる、こちらの 目標につきましては平成24年度におきまして南海電鉄にもご参画いただきましたブランド戦略公共交通活性化検討協議会におきまして検討した結果でございま す。当該協議会において検討いただきました活性化策につきましては、現在、個々の事業の実施に向けて取り組んでおりまして、各事業ごとにおける課題や問題 点をクリアしながら進めるべきものでございまして、その結果として目標数値が達成されるものと考えておりますので、よろしくお願いします。
◆3番(山敷恵君) 
 1,800人から1万人にするという目標は、まだ今目標として残っていますか。
◎地域活力創出課長(石栗雅彦君) 
 何度も同じ答弁で恐縮でございますけれども、各事業ごとにおける課題や問題点をクリアしながら進めるべきものでございまして、その結果として目標数値が達成されるものと考えておりますので、よろしくお願いします。
◆3番(山敷恵君) 
 ということは、目標数値は残っているわけですね。これを何年度に1万人にするかということは、その課題がクリアしていけないという、めどが今、立っていないからわからないというようなことですよね。
 でも何回も申し上げていますけれども、1,800人から1万人にはなりませんの で、この目標をもう少し実現可能なものにしてください。高師浜線の活性化には何度も申し上げていますけれども、反対するものではございませんが、ボラン ティアの女性に天女の衣装を着ていただいたからといって、それが達成できるものではないということを申し上げて、この目標数値自体を見直すことをよろしく お願いしたいと思います。
 この件に関しては最後ですが、桜フォトコンテストとかって書いてあるんですけれど も、この伽羅橋から羽衣に向かう高師浜線の沿線には美しい桜がたくさん咲いて、桜の名所とされているところでございますが、その工事に関して桜のほうを残 していただきたいという地元の声もございますが、そのような声には対応が可能かどうか伺います。
◎連立交通政策課長(藤原通晃君) 
 桜並木につきましては、早期完成に向けた工期短縮のため、やむを得ず伐採等を考えられますが、できるだけ影響が最小限になるよう、今後も大阪府、南海電鉄と工法検討と同時に調整、協議してまいりますので、よろしくお願いいたします。
◆3番(山敷恵君) 
 やむを得ず伐採の可能性もあるということでございました。ただ、やはり工法が決定して、周辺住民に説明をされる折に、この件についてもご理解をいただけるように丁寧にご説明をお願いいたします。それでは、ブランド戦略については以上です。
 次なんですけれども、個人情報の保護について伺います。まずは、共通番号制につい ても伺いたいんですけれども、その手前に伺いたいこととして、今、高石市の庁内でDV防止法などに基づく閲覧制限についての各課の共有状況についてを伺い ます。閲覧制限そのもの、正式な閲覧制限は警察などによるDVの認定というものが必要なため、緊急を要する場合には認定が出るまでに仮に閲覧制限というこ との対処をしていただいているようでございますが、その共有が十分ではなくて、認定前に相手方に住所が知られてしまったというご相談を受けました。
 この件については市民課のほうにも、一応、一定のお伝えはしているんですけれども、このような仮の閲覧制限への現在の各課の共有状況、対応状況をお知らせください。
◎市民課長(田中宏樹君) 
 ご答弁させていただきます。
 市民課におきまして、住民基本台帳事務における支援措置申出書を受理いたしましたら、住民情報システムにDV支援措置者であることを入力しておりまして、住民票の写しを発行する際には端末画面に支援措置者である旨の表示があり、職員に一目でわかるようになっております。
 住民情報システムを利用している他課におきましても、端末を通してDV支援措置者であるということがわかるよう表示が出るようプログラムされておりまして、必要な対応がとれるようにしております。
 以上でございます。
◆3番(山敷恵君) 
 その措置は、今申し上げた仮のというか緊急を要する場合は警察に届ける前に、とに かく閲覧制限だけお願いして、あとは警察にそういう認定を受けに行くという方もいらっしゃって、それが機能しなかったわけなんですけれども、その後、善処 いただいているというふうには聞いているんですが、現在の状況を伺って、今申し上げているような状況で、他課との情報の共有は現在はされているということ でよろしいですか。
◎市民課長(田中宏樹君) 
 他課との共有をしております。
◆3番(山敷恵君) 
 それと、他課とは現在は共有されているということで、それは一定よかったなと思う んですけれども、この制度について高石市のホームページにはアップされていないんです。ほかの市のホームページを見ますと、DV支援法に基づく閲覧制限を かけることができますということ、その手順がフローチャートで示されていること、そしてこのことによって一般の方の交付にも少し時間がかかるようになると いうことが広報されておりますので、この件についてホームページへアップしていただきたいと思いますので、これは要望しておきます。
 それと、このご相談を受けた担当者ということは、どなたかが必ずこのご相談を受け られると思うんですけれども、必ず文書で相談内容と相談期日などの詳細を記録していただきたいと思います。今回はその詳細な記録がなかったということで、 非常に検証ができないということになっております。児童手当の支給などに住所確認をされるということもありますけれども、その相談の記録を生かすことがで きるようにしていただきたいと思うんですが、この件に関して、その後は対応していただいているとは聞いているんですけれども、現状、対応していただいてい るのかどうか、いかがでしょうか。
◎市民課長(田中宏樹君) 
 現在、市民課におきまして相談といいますか、申請の対応をしておりますので、申請の受け付けをしているところでございます。
 以上です。
◆3番(山敷恵君) 
 個人情報保護条例第8条には、緊急を要する場合は課内もしくは庁内での情報の共有 はできるということになっておりますので、市民課と子育て支援課、そして子育て支援課内の児童手当と児童相談の方の共有というのは可能だと思いますので、 そのように対応していただきまして、しっかりと被害に遭っている方が守られるようにお願いしたいと思います。
 この件に関しましては、教育委員会においても閲覧制限のご依頼が直接あったにもか かわらず現場への周知がなされておらずに、学校においてPTA役員の連絡名簿に記載されてしまったということもございました。この件は、ご本人からのお申 し出によって回収されたということも伺っているんですが、これは一歩間違えたら本当にその被害に遭われている方の命、そしてお子様の命を危険にさらす、も しくは身の危険が生じるということでもございますので、このことについても教育委員会のほうでも今後、十分な対応をお願いしたいと思います。
 このことにも象徴されるように、高石市における個人情報の取り扱いに対する意識が 少し低いんではないかという事例がそこここに見られることが心配しているところです。以前にも申し上げましたが、日本ネットワークセキュリティ協会のセ キュリティ被害調査ワーキンググループが出されましたセキュリティインシデントの報告というものを拝見いたしますと、公務による漏えいというのが民間会社 の漏えいより全然多くてトップなんです。漏えいの原因としては紙媒体ということで74.9%ということになっていますので、セキュリティの面といったらど うしてもネットとかにいきがちなんですけれども、単純なヒューマンエラーということで個人情報の漏えいがなされているという報告があります。
 今申し上げたような高石市の状況を見ているととても心配なんですが、それを考えた 上で共通番号制になったときに、世帯ごとに番号通知というのがなされます。これは来年の10月ぐらいから番号通知が送られてくるということなんですけれど も、この世帯ごとに番号通知がなされる、この際に今回のようなことがあっては、もう本当に市民の命にかかわる問題ですので、対応については必要十分にして いただきたいと思っているんですが、この世帯ごとの番号通知に関して、現在何か考えておられる対応がありましたらお聞かせください。
◎市民課長(田中宏樹君) 
 ご答弁いたします。
 さきの予算委員会のときにもご説明させていただきましたとおり、総務省の説明では 住民票の記載されている住所に送付することを想定しております。ですので、住民票の住所に送付することが適当でない方につきましては、別の送付先を登録す ることを可能とすることを想定しているものの、具体的にどのような場合に別の送付先にするかどうかは今後検討するという回答を得ておりまして、本市におき ましても、そういったDVに関する個人情報の漏えいはございませんので、よろしくお願いいたします。
◆3番(山敷恵君) 
 漏えいはないということなんですけれども、実際に認定を受けてからの漏えいはないかと思うんですが、先ほど来申し上げているようなことがございましたので、これは事実として申し上げています。
 それと、十分に対応していただける、今後も考えていただけるということですので、本当にしっかりとした対応をして市民の生命、財産を守っていただきたいと思います。
 高石市で、今までに住民基本台帳カード、これは共通番号ではないんですが、住基 カードの取得率が4.8%で2,799枚ということをお聞きしたんですけれども、この住基カードで今までになりすましとか不正取得などの問題はあったんで しょうか、なかったんでしょうか、伺います。
◎市民課長(田中宏樹君) 
 ご答弁いたします。
 過去に1件ございました。
 以上でございます。
◆3番(山敷恵君) 
 過去に1件、住基カードの不正取得もしくはなりすましなどがあったというふうに伺 いました。このように住基カードも、もちろんいろんな個人情報が入っているんですけれども、共通番号になるともっともっといろんな情報が入って、顔写真も これは必須でついてきて、ICチップなんかも入っているということなんですが、そもそもマイナンバー、これ共通番号のことですけれども、マイナンバーのメ リットというのは、行政にとってはいろいろ便利になるようですけれども、市民にとってのメリットは何があるのかということについて少しわかりやすくご説明 をお願いいたします。
◎企画課長(辻田智君) 
 ご答弁申し上げます。
 番号制度のメリットということでございます。国の番号制度の導入ガイドラインでは、番号制度導入によるメリットといたしまして、数点示されてございます。
 まず1点目といたしまして、社会保障・税に係る行政手続における添付書類の削減、 2点目といたしまして、マイ・ポータルのお知らせサービス等による住民の利便性向上、3点目といたしまして、行政の人員や財源の住民サービスへの振りか え、4点目といたしまして、所得のより正確な捕捉によるきめ細やかな新しい社会保障制度の設計等、これらが図られることがメリットとして掲げられてござい ます。
 以上でございます。
◆3番(山敷恵君) 
 今のお話にありましたけれども、メリットとしてマイ・ポータルを挙げられましたけ れども、このマイ・ポータルの中にプッシュ型サービスというのがあって、これは例えば私やったら私に合った情報を行政から送ってきてくださるという、プッ シュやから押し出し型のサービスということなんですけれども、これを最終的な目標にしているのが共通番号制だというような解説もあるんです。私はもう余計 なお世話だと思うんですけれども、そんなことはしないでいただきたいと思うんですが、このプッシュ型サービスとかを利用するかどうかは、市町村に判断が任 せられているんですが、現在、高石市ではこのようなサービスを利用しようとする計画があるのかないのか、お聞かせください。
◎企画課長(辻田智君) 
 ご答弁申し上げます。
 現時点におきましては、本市での独自利用を行うかどうかについては未定となっております。
 以上でございます。
◆3番(山敷恵君) 
 現時点では未定ということですけれども、これを利用するに当たっては条例も制定し なければなりませんし、本当に種々の手続も必要ですし、何よりも共通番号のカードが必要なんです。市民はこのカードがないとマイ・ポータルの利用ができな いということなので、そのカードをまず取得しなければならないということにもなってきますし、そこまで行政にしていただかなくても私はいいかなというふう には思っているので、これに関してはできればそういうことをしないでいただきたいという要望を、これから検討されるんであれば、ぜひ参加しないでいただき たいということを申し上げておきたいと思います。
 それと、子ども・子育て新システムの制度がどんなふうにということも伺おうと思ったんですけれども、担当者がいらっしゃらないようなので、また別の機会に伺いたいと思います。
◎市民課長(田中宏樹君) 
 済みません。先ほどのなりすまし不正取得について、ちょっと説明不足のことがございましたので、補足させていただきます。
 その件につきまして、関係機関に早急に対応いたしまして、厳正な対処をいたしておりますので、よろしくお願いいたします。
◆3番(山敷恵君) 
 解決済みということですね、わかりました。解決されてよかったです。
 今ちょっと言いかけたんですけれども、子ども・子育て新システムによる認定にマイ ナンバーの利用をされるのかということも伺いたかったんですけれども、こんなふうにいろんな業務に平成28年度からマイナンバーの利用をするのかしないの かということがかかわってくると思います。
 また、いろんなところで確認していただきたいと思うんですけれども、一つ、カード の交付について伺いたいと思います。カードの交付というのは、本人の申請があれば交付するんですけれども、いろんなことで使えるということであれば住基 カードよりはこの個人番号カードは普及するのかなと思うんですが、本人が来ないといけないんです、このカードの交付には。高齢者の方から乳幼児までが本人 が役所に来て、交付していただくということになれば、学生さんや昼間に働いている方とかもいらして、対応が今のままの開庁日では非常に難しいんではないか なというふうに思います。こうなってくるのは、多分、再来年以降だと思うんですけれども。
 いろんな対応の一環として、他市ではコンビニ交付とかということもされていて、こ れは個人番号カードのことではなくて住民票なんですけれども、そういうことは全くしていらないんですが、そのようなことも含めまして、高石市でも土日にそ ういう業務に限って開庁して対応していただくという検討もしていただきたいと思っています。この件に関しては、お返事は求めませんけれども、そういうニー ズも伺っているところですし、コンビニでもらうというよりはやっぱり市役所でそういう住民票とかも受け取りたいしということのご意見ですので、個人番号 カードの交付手続なんかも土日にできれば非常に便利になると思いますので、きょう言ってあしたできる施策ではないと思いますので、この土日の開庁というこ ともマイナンバーに対応する形で進めていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、共通番号制については、私個人的にはもうこのようなシステムは不要であ ると考えているんですけれども、どうしてもこれが始まってしまうというのであれば、今申し上げたような情報の管理に関しては、本当に漏れのないように対応 していただきたいということを申し上げて、この件に関しましては質問を終わっておきます。
 次なんですけれども、災害時のことについて伺います。
 災害時要援護者の件についてなんですけれども、昨年、災害対策基本法が改正されま して、災害時要援護者の名簿の作成というのは本人の同意のもと、民生委員さんなどがしていただきまして、情報の提供とか情報の利用というのも認められるよ うになったんです。この災害時要援護者の名簿を高石市ではどのように取り扱うこととなっているのか、何か事が起こったときには提供されるのか、そしてもし 提供されるのであれば、提供された民生委員さんなどはどのような対応を求められる状況になっているのかについて伺います。
◎危機管理課長(細川栄二君) 
 災害時要援護者支援の制度についてお答えさせていただきます。
 本市では、高石市災害時要援護者支援制度実施要綱を制定しておりまして、この中で 災害時における高齢者、障がい者等の要援護者の情報を地区自治会、民生委員様等に提供することによって、災害時に避難誘導等の支援ができる体制をつくると いうことでやっておりまして、現在1,300名の名簿を作成しておりますが、各地区の民生委員様等に提供している形になっております。
 以上です。
◆3番(山敷恵君) 
 提供されていて、民生委員の方は一たび災害が起こればその方の避難を手伝うということが求められるということですね。
◎危機管理課長(細川栄二君) 
 実際の支援につきましては、各地区での対応になっておりまして、事前のコミュニケーションといいますか、いろんな支援体制の構築に向けまして民生委員様にご協力いただいているという形でございます。
◆3番(山敷恵君) 
 民生委員をされている方からも、どうすればいいんだろうというようなお声も聞こえ てきましたので、具体的にどうするこうするということは行政が指図できることではないと思いますけれども、名簿の提供、そしてその利用が認められたという ことで、一定その重圧というか重責を感じていらっしゃる方もいらっしゃいますので、行政としてそのあたりのフォローをしっかりとしていただきたいと思いま すし、本当に市長がいつも言っていただいているように、できるだけどなたの命も失われないということは大事なことだと思いますので、対応をお願いしたいと 思います。
 それと、予算の資料のことを申し上げて申しわけないんですけれども、予算の資料で いただいていました指定避難場所の収容人員、資料番号で言うと2の5の7になるんですが、これを拝見しますと、収容人員が全員で一次避難所が3,187人 ということでした。一次避難所の中には福祉避難所ということで3カ所が指定されておりまして、この合計で802名の収容が可能だという資料でございまし た。
 今、課長おっしゃったんですけれども、要援護者の名簿が1,300名とおっしゃっ たんですが、資料上は1,234名ということだったんですけれども、少し収容可能人員数と、もう既に登録されている人員に500名ほどの乖離があると思う んですが、これの対応というのは何か考えていただいているんでしょうか。
◎危機管理課長(細川栄二君) 
 福祉避難所でございますが、これにつきましては災害対策基本法等でも介護の必要な 高齢者や障がい者などの方を受け入れできる施設ということでございます。本市の避難所でございますが、もちろん一次避難、いわゆる短期、中期、長期という 形で考えていくわけなんですけれども、短期的には障がい者の方であっても一般の避難所に収容することもあろうかと思います。
 それと今後、新たにできます総合体育館初め各公共施設について、障がい者等の受け入れ等も検討していくということで考えております。
 以上です。
◆3番(山敷恵君) 
 そういう意味でも防災体育館という名前は置いておいてほしかったんですけれども、そこでも対応していただけるということですよね。
 それと、今おっしゃっていただいたほかの施設でも対応するということで、二次避難 所となっているところに福祉避難室ということで、そういう特別な部屋を設けて対応されている市もございますので、そういう福祉避難室ということでも対応で きると思いますので、ぜひそれも検討をお願いいたします。
 お隣の堺市では、府立の支援学校というのも福祉避難施設として指定されています。 高石市には支援学校がございませんけれども、高石市内の子どもさんが多く通われている和泉支援学校なんかでもぜひお願いして、そういう福祉避難所の指定が 可能であるなら、府の施設なんですが、そういうように有効に利用させていただくというか、そういう指定をして高石市内のそこに通われている方がそこで面倒 を見ていただけるようにしていただけたらいいかなと思います。
 それと、またお隣の堺市の話で恐縮なんですが、堺市では特別養護老人ホームもしく は生活介護施設などの民間福祉施設67カ所が福祉避難施設というふうに指定されておられまして、避難訓練、開設訓練までもされているということでございま した。先ほど申し上げたように、少し福祉避難所が不足しているようですので、そのような対応もお考えいただきたいと思います。要望で結構です。
◎市長(阪口伸六君) 
 先ほど、担当のほうから福祉避難所として3カ所だということでございますが、これ 誤解があったらいけませんので、一次避難、二次避難ということで例えば通常の台風災害であるとか大雨警報であるとか、そういった場合の一次避難、二次避難 ということの避難所の扱いもございますし、例えば南海トラフ、津波あるいは地震といったふうなケースも想定されるわけですけれども、現在、本市域におきま しては、浸水想定区域内で合計約43カ所の津波避難所の施設、あるいはビルを指定しております。こういった施設におきまして、当然のことながら障がい者の 方々あるいは要援護者の方々も受け入れるようにしておりまして、あくまでこれらは一定期間の避難ということが可能なものでございまして、津波の場合は議員 ご承知のとおり、当然その津波警報が解除されれば、その後に総合体育館であるとか、そういう集中的な施設のほうに移動が可能でございます。
 また当然のことながら、健康な住民の方も避難の際に傷つかれることもありまして、 そういった方々がこういう避難ビル等に避難されるということも想定しているわけでございます。そういったことを短期、中期、長期に分けて市内の公共施設を 有効に活用してまいりたいと考えております。
 また一方で、津波に関しましてはそういう避難所に避難していただくということも非 常に大事でございますが、津波到達まで約100分あるということでございますので、水平避難が可能な方は極力、広域避難地である鴨公園まで、これは健常な 方も要援護の必要な方も含めて避難していただくようなこともよろしくお願い申し上げたい。そういう考え方でございますので、この3カ所にのみ避難誘導する と、1,300人の方をということではございませんので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
◆3番(山敷恵君) 
 そういうことで、ほかのところでも受け入れるということでもありましたし、箇所数 もここに挙げていただいている資料よりは随分多いということも伺いましたので、一定、安心はできるんですけれども、先ほど申し上げた民間の老人福祉施設と かも活用していただく、もしくは府立の支援学校さんのほうにも依頼していただくということも対応としてはよろしくお願いいたします。
 それと私としては、このいただいた資料からしか読み取れないんですけれども、一次 避難所7カ所のうちの5カ所、二次避難所12カ所のうちの4カ所が津波浸水区域にございます。これに対しても、市長が今おっしゃっていただいたように鴨公 園への水平避難ということだとは思うんですけれども、ここが避難所に指定されているということは、市民にとってもそれがわかりにくいことになっていると思 いますので、ぜひこの件に関しても対応をよろしくお願いいたします。
 何よりも私が心配しているのは、津波火災でございます。津波火災というのは、ずっ と朝日新聞の特集なんかでも組まれていて、津波が火を運んでくるということなんです。その1番目の出火原因が車、2番目がLPのガスボンベということでご ざいました。LPガスというのは都市ガスをお使いになっていらっしゃらない家庭で使われていて、それの接続が切られることによってガスが出て、そこに火花 が散って発火するというようなことでございました。
 それの対応策として、栓があるそうなんです。ガスが出ていくのをとめる栓があるそ うなんですけれども、そういう栓を市の補助か何かで出していただいて、これは数百円でできるそうなんですが、津波火災を防止するという面におきましても有 効だと思いますので、LPガスをとめる、ボンベから出ていかないようにするというようなことの対応も可能ではないかというふうに思います。
 あとは、車に関してはなかなか対応は難しいとは思うんですけれども、先ほど別の議 員のお話もありましたように、堺泉北港だけで1.7万キロリットルの油関係の製品が流出すると言われている中で、水が到達するところには火も来るんです。 津波火災というのはそういうものなので、東日本の震災でも火災が373件報告されているうちの159件が津波火災だったんです。ただ、消失棟数は津波火災 が17倍も多かったということで報告もありますので、高石市においては一番これを警戒していただきたいというふうに思っています。
 想定も聞こうと思ったんですけれども、こんな時間になっていますので、とにかく今 申し上げたLPガスのボンベにガス漏れの防止の器具をつけると、これは本当に数百円でできることであるなら、その補助を出すとか啓発をするとかということ も考えていただく。それと、市長がさっき言っていただいたみたいに垂直避難ではなくて水平避難ということを折に触れ言っていただきたい。
 避難に関しては、もうよく言われている正常性バイアスですとか、集団バイアスとい うことがあって、このぐらい大丈夫やろうとか、誰も避難していないから自分だけ避難するのは恥ずかしいとかということもあるというふうにはよく言われてい ます。でも、無駄足になってもいいから水平避難をするんやということを折に触れて言っていただきたいということをお願いしておきたいと思います。
 それでは、本当にくれぐれもこの津波火災に関しては対応をお願いしておきまして、次の質問にいかせていただきます。
 まずは、教員、教育のことについてでございます。
 教員の資質向上についてという質問項目で書かせていただいたんですけれども、現場 にいろいろな問題が起こっているということが耳に入っているところではございますが、文・科省が平成22年の3月に出されました生徒指導提要というものが ございます。その中の記述に、生徒を指導する際には複数の観察者による観察を行って、観察したことを記録、整理して教職員同士あるいは必要に応じて保護 者、関係諸機関との情報を共有することが求められますと、教員同士の情報共有には共通の記録用紙を用いるなど共有のしやすさを考慮することも大切ですとご ざいます。
 また、基本的信頼関係が欠如しているという児童・生徒に対しては、教員がまずは自 分だけでもこの子に人間のよさを感じさせる体験をさせたいというような記述もございまして、ぜひこれは高石市の教育現場で皆さんに共有していただきたいな と思ったんですが、この生徒指導提要は現場で共有されているんでしょうか。
◎次長兼教育指導課長(細越浩嗣君) 
 議員のご質問でございますが、生徒指導提要につきましては大阪府のほうから配布がございまして、各学校のほうに配布しております。その中で、生徒指導の担当者については提要の内容についての周知をしておりますので、よろしくお願いします。
◆3番(山敷恵君) 
 生徒指導の担当の先生方はご存じということでしたけれども、できれば全ての先生方 にもこの部分だけでも結構です。これは第4章の制度指導体制というところなんです。この提要自体は全部で240ページもあって、読むのもすごい大変なんで すけれども、この部分だけでもいいので記録をとるということ、情報を共有するということ、それから保護者に説明するということが今一番欠けているのではな いかと思いますので、これを現場の先生方にも共有していただきたいと思います。
 それと、教員が生徒に対して、児童に対して安心感を与える、楽しさや充実感を感じ させる、よく認め褒めることを通して児童・生徒の心のエネルギーを充足することが指導を根づかせるために必要であるというのもこの同じところに書いてある んです。温かく楽しい学級の雰囲気や教員の見守り、心のエネルギーの充足、社会的能力の獲得などが学習意欲を支えるということなんです。
 本当に学習意欲というのは、こういうものが全て満たされて初めて起こってくるもの ですので、これがない中で学力向上、学力向上と今おっしゃってくださっているんですけれども、その前提となる部分が非常に希薄になっているのではないかと いうふうに心配をしているところです。この件に関して、何か学力向上以外に今、教育委員会が目標とされていることがありましたらお聞かせください。
◎次長兼教育指導課長(細越浩嗣君) 
 学力向上というのも最大の重点施策でございますが、本市におきましては従前から学 力だけに特化するだけではなく、いわゆる知・徳・体のバランスのとれた生きる力の育成を目指して教育活動を進めております。そういった中で、本市で学力を 向上することも踏まえて、自己肯定感を高めるような活動をこれからも推進してまいりたいと思っております。
 その中で、先ほど議員おっしゃいました提案の中にもございますように、学級の中で 良好な関係をつくるような人間関係の構築力、あるいはグループエンカウンターを行うような形で研修を教員のほうにも勧めておりますので、これを今後も続け ていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
◆3番(山敷恵君) 
 私の願いといたしましては、学力よりも自己肯定感を育むことをまず優先していただ きまして、その中で学習意欲が芽生えてくるというのが理想だと思いますので、そこの部分をぜひ重点的に取り組んでいただきたい。そして、どの先生方にもそ のお気持ちを持っていただきたいということを重ねてお願いしておきたいと思います。
 教育委員会にはもう1件、ちょっとこれは言っていなくて申しわけないんですが、普 通財産の保有内訳の中に高石幼稚園の名前がなかったんです。ということは、いまだ教育財産でお持ちだと思うんですが、教育委員会として何か高石幼稚園のご 活用を考えていらっしゃるのかどうかということ、そしてもしそうであるなら、子どもたちのための施設、例えば児童館などを考えていただきたいと思うんです けれども、何か高石幼稚園がいまだ普通財産に保有されていないということで、何かお考えがあるんでしたら伺いたいと思います。
◎教育総務課長(佐藤量泰君) 
 ただいまのご質問にお答えいたします。
 高石幼稚園につきましては、現在、測量を含め境界位置の画定等、普通財産の切りか えに向けて、鋭意、業務を遂行中でございます。現在といたしましては、当然、普通財産に向けて動いているわけでございますので、教育財産といたしましての 新たな利用予定はございませんので、よろしくお願い申し上げます。
◆3番(山敷恵君) 
 それでは、羽衣幼稚園はまだ存続しているんですけれども、羽衣幼稚園は教育財産の ままぜひ有効に活用していただきたいと思います。羽衣幼稚園は小学校ですので、売却するとかはできないと思うんですけれども、小学校にお返しするというか 使っていただくというのも一案だとは思いますが、先ほど申し上げたように、高石市には、高石市も含めて周辺市には児童館とかないんです。北摂のほうとか兵 庫県とかにはあるんですけれども、高石市がもしこれに取り組んでいただくとしたら、市長、本当にブランドになると思います。子どものことを大切にしている という非常に強力なメッセージになると思いますので、子ども、そして高齢者、特に未就園児とその保護者が常設的に行ける場所ということとして、今、高石幼 稚園も売却に向けて境界の測定ということでしたので、ちょっと無理みたいなんですが、羽衣幼稚園の今後の活用についてはぜひ考えていただきたいと思いま す。
 私も、宝塚市、豊中市のほうに見に行かせていただいたんですけれども、そういう施 設をNPOの方に委託されて、全て別々のNPOの方が宝塚では運用されておられました。特色のある運営で、あるところでは高齢者が子どもたちと触れ合う機 会、あるところでは大学生が子どもたちに学習を指導すると、そのような特徴のある取り組みをされているところでございますので、これは本当に高石市の子ど もを大事にしていますという、この周辺他市にないうちに高石市が取り組んでいただきたいということを強くお願い申し上げまして、一般質問を終わらせていた だきます。よろしくお願いいたします。
○議長(奥田悦雄君) 
 次に、7番 宮口典子君の質問を許します。
◆7番(宮口典子君) 
 7番、公明党、宮口典子でございます。
 平成26年第1回定例会で一般質問させていただきます。
 初めに、消防団の処遇改善についてお尋ねします。
 昨年の臨時国会で消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律が成立しま した。近年、局地的な豪雨や台風、また豪雪などの自然災害が頻発し、地域防災力の強化が課題となる中、消防団の重要性が改めて注目を集めています。自分た ちのまちを自分たちの手で守ろうとのとうとい思いで、自主的に消防団の活動に参加していただいている皆様に心から感謝申し上げます。
 東日本大震災では、団員みずからが被災者であるにもかかわらず、救援活動に身を投じ大きな役割を発揮しました。その一方で、住民の避難誘導や水門の閉鎖などで198人が殉職し、命がけの職務であることが全国的に知らされました。
 消防団は、消防署とともに火災や災害への対応などを行う消防組織法に基づいた組織 です。団員は非常勤特別職の地方公務員として、条例により年額報酬や出動手当などが支給されています。東日本大震災を機に、住民の消防団活動への積極参加 の重要性が見直されており、昨年の臨時国会で消防団支援法が制定しました。消防団員の処遇改善や装備品、訓練の充実を一層支援するための予算が計上されま した。高石市においての消防団員の定数、50人となっていますが、3分団の各団員数を教えてください。
◎危機管理課長(細川栄二君) 
 高石市消防団でございますが、高石市消防団員の定員、任免、報酬、服務等に関する 条例で規定しておりまして、定員50名、現在48名の団員を任命しております。本部団長1名、副団長2名、3分団がございまして、高南分団が15名、取石 分団14名、高石分団16名、計48名の団員を任命している状況です。
 以上です。
◆7番(宮口典子君) 
 全国的に団員数の減少が顕著になっており、1965年に130万人以上いた団員は、2012年には約87万人に落ち込んでいるのが実態です。その背景には、高齢化に加えてサラリーマンが多くなり、緊急時や訓練の際に駆けつけにくい事情もあるようです。
 しかし、自主防災組織が結成された今こそ、消防団の力をおかりして市民の中に防災 力を育てる絶好のときだと考えます。私も、高石市の団員の方から、訓練のときなかなか参加できないことが多くて、やっぱり自分は自営で仕事しているので参 加できるのですが、参加する人数がやはり少ないということをお聞きしました。
 それで、今回の消防団の退職報償金の引き上げですが、これは全階級で一律5万円アップになっています。その条例改正は、高石市のほうではどうなっていますか。
◎危機管理課長(細川栄二君) 
 ご答弁させてもらいます。
 消防団員の退職報償金に関しましては、高石市消防団員に係る退職報償金の支給に関 する条例で規定しておりまして、今議員からご指摘の退職基金の政令が3月7日に改正公布されました。それに基づきまして、速やかに条例の改正も提出させて いただきたいと思っておりますので、以上です。
◆7番(宮口典子君) 
 そのとき、この条例改正の際、ぜひとも年額報酬、また出動手当なども検討していただき、ぜひとも値上げもしていただき、団員の減少に歯どめをかけ、地域防災力の強化をしていただきたくよろしくお願いします。
 全国の自治体でも、高石市はこの定員がきちっと48人ということなので減少しているということはないのかもしれませんが、減少しているところが多いということで、高校生の1日体験入団や女性団員の入団にも力を入れているそうです。
 支援法の成立で、消防団のあり方がまた見直されて、訓練の充実、地域防災力の強化がされますように、どうかよろしくお願いいたします。
 次に、認知症高齢者対策についてお尋ねします。
 年をとれば誰もが老化するように、認知症は誰がなってもおかしくない身近な病気で す。認知症というと、ぼけているなというような、そんな感じに見られがちですが、それは物事が判断できない脳の病気になっています。現在、2012年度時 点で全国で300万人を超え、65歳以上の人の10人に1人が認知症という実情です。この10年間で倍増しており、2025年には470万人になると見込 まれています。
 三大認知症は、アルツハイマー型認知症が最も多く、脳血管性認知症、レビー小体型 認知症があります。認知症には、それぞれの種類に応じた治療や対応があります。最近では、症状を和らげたり進行をおくらせたりする薬が開発され、また生活 習慣病を改善するなどの予防方法の研究も進んでいます。
 ところで、本市における認知症の方は何人ぐらいということで把握されているのでしょうか。
◎高齢介護・障害福祉課長(西川浩二君) 
 議員のご質問にご答弁申し上げます。
 本市における認知症の方ですが、国推計のとおり65歳以上人口の約10%程度と考えますと、1,500人程度の方がおられるかと思われます。
 以上でございます。
◆7番(宮口典子君) 
 認知症のご家族の方からのご相談というのはどれくらいの件数でしょうか。
◎高齢介護・障害福祉課長(西川浩二君) 
 ご答弁申し上げます。
 認知症の方等という区分で相談件数の把握はできておりませんので、はっきりした件 数はわからないんですけれども、地域包括支援センターにおけます平成24年度の相談実績は645件ですので、第5期介護保険事業計画において設定いたしま した認知症高齢割合を勘案させてもらいますと、認知症のご家族や関係者の方からのご相談は400件近いものだったと思われます。
 以上でございます。
◆7番(宮口典子君) 
 先ほどの1,500人いるだろうということから、相談数は400件ということで約4分の1ぐらいだと思います。
 私の体験からですが、義理の父が83歳ぐらいからアルツハイマーの認知症でした。 朝起きたら、おじいちゃんがおばあちゃんの服を着て「おはよう」と言うので、何かびっくりしたんですけれども、「じいちゃん、それかわいいけどちょっとお かしいで」と言って、そのような最初は笑いから始まったのですが、車の運転が好きなおじいちゃんはよく車を運転し、富木の細い道も上手に運転していたので すが、スーパーで駐車したところの場所がわからなくなって、「わしの車はどこや」というように探し始めました。そのようなときから、これは車だとほかの人 ともし事故でも起こしたら危ないなということで運転を取りやめました。
 そうしたら、車を運転することのみが趣味なおじいちゃんだったので、食べることし か、そこに興味を持たなくなって、そんなに食べなかったんですが、車をやめた途端、よく食べるようになりまして、よく食べるからいいかなと、元気だからい いかなと思っていたんですが、家族の夕食を用意して私が出かけたら、その後、家族の全員の夕食を全部食べてしまって、えっというような、そのようなことが 何度かありました。食べるだけで苦しくなければいいのかなと思ったんですが、それがまた便秘になってうんち騒動になったりして大変でした。
 それは家族の家庭内のことなので、どうにか大声を上げながら怒ったり、いろいろで 諦めたり、なれたりして過ごしていたのですが、やっぱり一番心配したのは徘徊が始まったころからでした。目を離すといなくなったりして、そのときが大変 で、みんなに迷惑をかけたらいけないなというのもありまして、そのときに感じたのが、多くの方に支えてもらったなということなんですが、やはりおじいちゃ んが一人で歩いていると届けてくれたり、気づかないうちにいなくなっていたときもあって、あとなかなか見つからず、そんなときには声かけてねということ だったので、みんなに電話をかけて、今探しているんだけど近くのほうだけでもちょっと探してみてというような感じでお願いしました。
 でも、それを相談に行くとかいうようなことは余り考えず、どうにかでもまだ友人の 輪で、私の場合はいろいろ助けてもらったんですが、そのときに認知症というのが多くの方が知っていて、それをSOSネットワークみたいなのがあったら本当 に助かったなあというのが、自分の体験で感じたことです。
 それで、この認知症の徘徊に対する支援として見守り支援プラン事業があると聞きましたが、これはどういう事業でしょうか。
◎高齢介護・障害福祉課長(西川浩二君) 
 ご答弁申し上げます。
 見守り支援プラン事業でございますが、高石市地域包括支援センターや市内高齢者グ ループホーム、小規模多機能ホームなどの9事業者が運営を行っておりまして、連携協力機関として介護保険サービス事業者、居宅介護支援事業者など約120 の事業所等が高齢者の方が行方不明になった場合、関係機関などに連絡をとり合い発見できるように協力したり、地域における徘徊、またはそれらの高齢者など に必要な支援をするものであります。
 対象となられる方は、本市に居住される徘徊またはそのおそれのある高齢者など、ご本人、またはご家族、関係者の了解のもと事前登録された方を対象とさせていただいております。
 以上でございます。
◆7番(宮口典子君) 
 その見守り支援プラン事業は、どのような流れか教えてください。
◎高齢介護・障害福祉課長(西川浩二君) 
 答弁申し上げます。
 この事業を利用したい徘徊高齢者、ご家族、関係者から、地域包括支援センターにご 本人のご住所、お名前、写真や行動の特徴、身体の特徴などを添付、記載した事前登録同意書を提出していただきます。徘徊高齢者の捜索が必要になった場合、 ご家族、関係者等からの地域包括支援センターへ電話連絡をいただくことで支援を開始いたします。
 まず、地域包括支援センターが連絡関係機関等へ情報提供を行います。必要がある場合は、近隣市町村などへの支援もあわせて行います。
 また、円滑な事業実施のために、地域包括支援センターは高石警察とも連携を適宜図っております。最終的に徘徊高齢者が保護、発見されましたら、連絡協力要請を終結しますので、地域包括支援センターから情報提供を行った関係機関に終結の報告をさせていただいております。
 以上でございます。
◆7番(宮口典子君) 
 確かに認知症を抱えている家族の方は、本当にもうそのときは大変必死になって探す んですが、効率が悪いというのか、本当にこのように多くの方が自分のできる範囲で見守りを開始してくれたら、本当に発見する時間も短縮されて、また本人も 早く発見されることによって不安な状態がなくなるということで、そういう認知症を持っていても市内の中で安心して暮らせるのかなと思うんですが、こういう 事業というのは多くの方が知っているのでしょうか。その周知はどのようにしているのでしょうか。
◎高齢介護・障害福祉課長(西川浩二君) 
 見守り支援プラン事業が周知されることで、認知症への関心を多くの方に持っていただき、認知症に対する理解が深まることにより、徘徊高齢者の早期発見ばかりでなく常日ごろからの認知症高齢者に対するさりげない手助け、見守り、声かけなどにつながるものと考えております。
 周知の取り組みといたしまして、認知症に関する知識を持ち、地域の認知症高齢者を見守り支援する認知症サポーターの要請講座を地域包括支援センターにおいて開講し、地域の皆様に受講いただいており、現在1,844名の方が認知症サポーターとなっていただいております。
 また、認知症ケアの普及活動や高齢者に対する理解を深めるため、市内小・中学校におきまして、高齢者疑似体験や介護体験をしていただく福祉教育の取り組みなども行っております。よろしくお願いいたします。
◆7番(宮口典子君) 
 富田林市では、かなり早くからこの認知症の対策をしているようですが、地域包括支 援センターとかいうのは名前がちょっと長くて言いにくいかなとも思うんですけれども、富田林市ではほんわかセンターというふうに呼ばれているそうで、あそ このセンターに行けば気持ちがほんわかするなという感じでいいなと思っているのですが、その地域包括支援センターの呼び方ももう少しそのようなネーミング をやっていただきたいなと思います。
 あと、富田林のほんわかセンターでは、市民の方に認知症を広く理解してもらうため にDVDを作成し、それも市民の方が手づくりでつくって、それを多くの方に見てもらう。財布がなくなったと叫んでいるおばあちゃんに、このように接してい く、いい例、悪い例とかいうような感じで、すごくわかりやすく皆さんにわかってもらうような感じで工夫をしているというのを聞きました。
 認知症になっても安心して高石市で暮らしていけるように、早期発見、早期治療がで きるように早目に、ぼけているからという感じじゃなくて、ぼけているというよりも本当に早期発見、早期治療でよくなるんだよということで、皆さんに多くの 理解をしてもらえるようにまた頑張っていただきたいと思います。
 あと、家族会の支援のほうにも力を入れていただきたいと思います。本当に家族がど れだけ認知の方を支えるのに疲れているかということなので、また同じような経験を持っている方と話しをすることによって、少しは笑って怒らずにやっていけ るようになったらいいかなと思いますので、どうかよろしくお願いします。
 次に、選挙の投票率の向上と期日前投票の手続の簡素化についてお尋ねします。
 私が皆様から温かいご支援をいただいて市会議員になり、もうすぐ3年目を迎えま す。この間、大きな衆議院とか参議院の選挙があり、市民の皆様から投票に関するいろいろな要望をいただいていたのですが、その一つに投票所のことがありま す。市内には15の投票所があります。高陽小学校、コミュニティセンター、高石小学校、市立体育館、総合保健センター、羽衣公民館、東羽衣小学校、高石中 学校、中央公民館、市役所別館、綾井自治会館、高陽中学校、清高公民館、ここまでで13です。あと2つの取石小学校、富木元公民館なんですけれども、この 投票所はどのような基準で設置されているのか、教えてください。距離なのか、面積なのか、有権者の数とか、どのような感じで設置されていますか。
◎選挙管理委員会事務局長(金谷展宏君) 
 ご答弁申し上げます。
 投票所の設置につきましては、大体、選挙人3,000人を目安に設置してございます。
 以上です。
◆7番(宮口典子君) 
 次いで、投票所は歩いて行けるような範囲なのか、これに書いてあるのは「投票所へ は車でのご来場はご遠慮ください」と記載されているので、大体歩いて行ける範囲に設置されているのかなとも思うんですが、これで一番少ないところは 1,527人で、これは参議院の選挙のときの有権者数で高陽小学校になっているんですが、取石小学校は3,919人になっています。そして、富木公民館が 2,361人になっているのですが、この第二阪和国道から東部に2つしかないです。実は市民の方がコーナン近くの府営住宅から取石小学校まで歩くにはかな り遠いということで、二、三回休みながら行ったということで、私も座っているからどうしたんですかと言ったら、今、行ってきたところなんだけど、途中で休 憩しているんだと言いました。なぜ東のコミュニティセンターを使わないのですかということで、ちょうどそこぐらいだったらいいんやけどと言われたんです が、そうですねということで、ぜひともそこのほうも取石小学校のところを二つに分けて、とろしプラザにも投票所をつくっていただきたく要望します。検討は したことはあるのでしょうか。
◎選挙管理委員会事務局長(金谷展宏君) 
 議員ご指摘の点につきましては、今後の検討課題といたしたいとは存じますが、従前 より国政選挙等におきましても選挙経費の縮減が課題になっておりまして、本市におきましても選挙経費の縮減に努めているところでございます。そのような中 で、投票所をふやすことは人件費等、経費の増加にもつながりますので、なかなか難しい面がございます。そういった点もどうかご理解いただきたいと存じま す。よろしくお願いいたします。
◆7番(宮口典子君) 
 そういう公共施設なので経費といっても人件費ぐらいかなとも思うんですけれども、またよろしくお願いします。
 あと1点ですが、期日前投票に関してですが、2003年に期日前投票の制度が施行 されてからもう11年になって、大分なれてきた感じもありますが、期日前投票を行うには実施期間内に役所に行き、宣誓書に名前、住所、生年月日、当日投票 に行けない理由を記入しなければいけません。しかし、高齢者や障がい者など緊張して手が震えて、もっと当日のように簡単にできないかと何度か要望をいただ き、そのことを私も一般質問でも二度ほど要望を出したところでございます。
 そういった市民の声を受けて、貝塚市では入場券の裏にあらかじめ宣誓書を印刷して 送付したようです。その結果、自宅で記入し持参するため各自の投票時間の短縮、また会場受付での混乱の解消、事務の簡素化、そして投票率の向上の効果が あったそうです。高齢者や障がい者の方の心理的負担の軽減になり、大変好評だったと聞いています。
 私も、これで3度目の要望ですが、本市もぜひ貝塚市を参考にしていただき、また近隣の市町村はどのような状況なのか教えてください。
◎選挙管理委員会事務局長(金谷展宏君) 
 ご答弁申し上げます。
 2月時点の状況でございますが、大阪府内、大阪市、堺市も含めまして43市町村ございますけれども、そのうち先生おっしゃるように印刷している市町が16市町、印刷していないところが13市町、現在検討しているというところが14市町村ございます。
 以上です。
◆7番(宮口典子君) 
 ありがとうございます。
 前はホームページにダウンドロードしてもらえませんかとか、どんなやり方が一番市 のほうでもやりやすいか、それと市民の方にもサービスにもなるのかということを検討していただきたいと思うのですが、このはがきのやり方はそんなにも難し いことではないように思います。高齢化の進展に伴い、ぜひとも市民の皆さんのサービスのためにも期日前投票の手続、それの簡素化にもなりますし、いろんな 面で実施可能なことだと思いますので、どうかご検討して実施していただきますようよろしくお願いいたします。
 それから、高齢化に伴って、行かれても視力の低下とかで字がよく書けないとかいう高齢の方もふえています。代筆のほうも丁寧にやっていただけますようによろしくお願いいたします。
 あと、要望2点で終わります。
 加茂保育所の跡地利用なんですが、そこの場所というのはまだ検討中だと思います が、富木駅の西側に前スーパーがあったのも閉店されて、消防署の近くにあったスーパーもなくなり、スーパーが2つもなくなって、あそこの地域の方は買い物 難民ということで、またご要望もいただいているところですが、そこにちょうど加茂保育所のあたりに和泉市のような道の駅みたいな、そういう皆さんが寄って いけるような高齢者の憩いの場所とかそういうのも一緒に考えながら、地元の皆様の要望を聞いて市民サービスができるような利用法を考えていただきたいと要 望いたします。
 あと取石418号線の件ですが、これも予算委員会でもお願いしましたけれども、そ の開通を一日も早く皆さん望んでいるところですが、それが開通した後にまたしっかり取石公園がSWCのこのコースにしっかり乗っていけるように、しっかり 歩いていけるように、取石公園をウォーキングロードの計画の中にしっかり入れていくためには、今から取石公園の整備にも力を入れてほしいと思うのですが、 ふるさとの川の整備事業とか、ジョギング広場には健康のための健康器具とか、そういうのも予定はしているのでしょうか。突然ですけれども、いいですか。ぜ ひとも取石公園のほうにも健康器具も設置していただけるよう要望いたします。いいですか。
◎次長兼土木公園課長(辻孝明君) 
 ふるさとの川のほうにつきまして、ご答弁させていただきます。
 一応、ふるさとの川には健康……
◎市長(阪口伸六君) 
 ご無礼いたしました。
 今、我々のほうといたしましては、南海中央線あるいはふるさとの川整備事業、新村 北線とこういったところでウォーキングロードの整備を検討しておりまして、そういった中でいろいろウオーキングの歩数がある程度、確認できるような表示板 的なものを考えていこうじゃないかということで検討しております。これは過日の委員会でも申し上げたところでございますが、これは単にその区域だけではな しに、西の海岸通りであるとか、あるいは東のほうで鴨公園を中心といたしました取石地区にもまたがるような区域も想定しておりまして、今後、年次的にそう いった整備も考えて検討してまいりたいと考えておりますので、いただきましたご意見をまた参考にしながら健康のためのウォーキングロードを全市域に拡大し たいと思っていますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
◆7番(宮口典子君) 
 済みません。先ほどの議員のほうからも取石地区への熱い思いが語られていました が、本当に取石が決して忘れられているところではないということがわかるためにも、何かあそこのコースができてからじゃなくてしっかり取石のほうにも、 SWCのことをしっかり取石地区のほうにも設置しながらやっていただきたいことを強く要望します。
 以上です。ありがとうございました。
○議長(奥田悦雄君) 
 本日は、これにて延会いたします。
     (午後4時54分 延会)



平成26年  3月 定例会(第1回)-03月13日-03号

○議長(奥田悦雄君) 
 本会議を再開いたします。
 休憩前に引き続き、一般質問を行います。
 11番 清水明治君の質問を許します。
◆11番(清水明治君) 
 11番 清水明治です。
 平成26年第1回高石市議会定例会におけます一般質問をさせていただきます。
 今回、市政全般の中で幾つか特化し、お尋ねしていきたいと思います。予算審査の中で、一定、理解していた部分もあるんですが、再度、確認という部分が多くなりますことをおわび申し上げます。
 まず最初に、防災対策についてです。
 先日も本会議場で黙祷させていただきました。私たち、平成23年の選挙前のときに ちょうど震災が発災しまして、私たちも今まで経験したことのないような揺れが起きました。その時点から阪神・淡路大震災以上に震災に対しての考え方が国民 というより私たちに身近なものになったのかなと思います。その上においても高石市では地震だけじゃなしに地震に起因して津波、南海トラフ地震が発生する確 率が非常に高いという形で本市も被害想定、大阪府の想定、また本市のいろんな取り組みの中で出されているわけでございますが、1点確認していきたいのは、 以前からお話しさせていただいておりますように、地域のまちづくり勉強会を地域ごとにしていただいております。それは非常にありがたいんですが、常々言っ ておりますのが高石市は一つの小学校区でまとまりが非常に密であるというように提言させていただいた記憶もあります。
 その関係かわかりませんが、今回も1月23日から2月17日まで、各校区において まちづくり勉強会をされております。昨年11月5日の訓練の中間報告を踏まえる中で各地域での自主防災会の地震・津波の避難計画を立てて進めていきたいと いうようなお話、私もこれは参加させていただきました。しかし、小学校区を中心にしている中でせっかくその地域の各自主防災組織が集まっているにもかかわ らず、自主防災組織としてどうしていくんかというような話だけで終わったような気がするんですが、参画した者にしてみたらちょっと頼りないかなと思いまし た。市として今回のまちづくり勉強会の課題は何なんだというのがはっきりしない中、そのときに私たち地域で集まることがあったんですが、そのときに避難所 運営マニュアルのことについて重点的にお話を聞いたような記憶があるんです。
 災害が起きて長期避難になった場合、地域の自助努力の中で地域の避難所を運営して いただけるような形はとれませんかと、地域としても自主防災組織を中心にして地域の長期避難所はどこが一番いいのか、またそこで地域の長期避難所の中心に なる者は誰だというようなお話をまとめ上げられなかった部分があるんです。というのは、各自主防災がわざわざ小学校区内にある自主防災組織が集まっている 中で、そのような意見交換のできるような場所は全くとれなかったという部分に対して、時間的な問題があるのかもしれませんけれども、今回の津波防災地域づ くりで内容というのが一応書かれているんですが、本来、市としてこのときのテーマというのは結果論としてはっきりしていないなというように思うんです。こ の1月、2月に行われた防災まちづくり勉強会、また23日、今月ですか、発表会が予定されております。その後、大阪府全体の中で、その部分につきましては 具体的に言いませんが、高石市も自主防災のリーダーが集まって1日勉強会をするような形になっております。それだけ高石市も防災に対しての取り組みという のが十分理解できるんですが、今回のそのテーマという部分がはっきりしていないので、もう一度その辺を確認していきたいと思います。よろしくお願いしま す。
◎危機管理課長(細川栄二君) 
 ただいまの質問にご答弁させていただきます。
 防災まちづくり勉強会、これは実践する避難訓練に向けての検討ということでさせて いただいております。昨年の地震・津波の避難訓練ではほぼ全ての地区の方に参加いただきました。また、現在は各地区で自主防災組織が中心となって避難計画 を策定していただいております。自助・共助の防災対策をいろいろ進めていくということでございます。この防災まちづくり勉強会は、議員からおっしゃってい ただきましたように小学校区単位で行っておりますが、各校区のすぐれた取り組みについては、全校区が集まる発表会等の場所でご紹介させていただいたり、ま たその資料を情報共有していくようなことで進めております。今後は、全体の発表会だけでなく各校区の勉強会においても他の校区でのすぐれた取り組みを紹介 するなど情報共有の方法をさらに工夫させていただきます。
 今年度のテーマというか避難訓練の計画を立てておりまして、平成26年11月5日 に実施予定の訓練では、津波浸水想定区域において地域学校、事業所と連携して要援護者支援を行う地震・津波避難訓練に加えまして、浸水想定区域外において は阪神・淡路大震災から20年に当たることもありますので、地震による避難行動や地震の火災初期消火訓練を行うなど、大規模地震及び火災が発生した訓練等 も計画しております。なお、この内容については、今後、自主防災組織を中心に防災まちづくり勉強会を通じて地域と協議しながら進めてまいりたいと考えてお ります。
 以上です。
◆11番(清水明治君) 
 ありがとうございます。
 テーマという形で具体的なお話しをしていただきましたけれども、自主防災組織とい うのは、私とこだけではないと思います。ほとんどの地域の自主防災組織というのは自治会が中心でしているというようなニュアンスがどうしても強いんです。 今回というより以前から小学校区単位で、別にその小学校が関与するというわけじゃないんです。一つのコミュニティを形成している中で、小学校区というのは 高石市の場合は非常に連携が深く、自主防災組織だけに声をかけてこの勉強会という意味合いじゃなしに、やはり地域の人の参加意識、意識向上じゃないですけ れども、意識を持ってもらうという側面もあると思います。
 例えば私は羽衣に住んでおりますが、羽衣小学校区の勉強会をするときに自主防のそ の組織だけに連絡するんじゃなしにその地域に携わっているいろんな団体に声をかけるというのも、事務局の進め方ではないかなというように私は思っておりま す。今までも何回か私も自主防災組織のまちづくり勉強会に参加させていただいたんですが、ずっと同じメンバーなんです。市にもお話しさせていただいている のは、そこでいろんな団体、民生委員の地区の代表、老人会の代表とかが来る来ないは別として組織下に入っているところはいいんです。私も地域のいろんな団 体のところに聞きましたら、その連絡は一切ないんですよと。それは私は市に問題あるとは思っておりません。やはり地域の自主防災組織がここであるんだか ら、そういう団体の地域の方にも参加してもらって自主防災としての取り組みを、やっぱり意識を持つというのが必要ではないかなと思います。
 まちづくり勉強会という、名ばかりの形になってしまっているような気がするのは、 やはり市が何ぼ取り組んでいても実際に被害に遭われる方というのは高石市民です。消防訓練と一緒で、年に1回みんな集まっているところでしましょうと。と いうのは、やはり平常時にどういうふうな形で避難すればいいのか、どのコースを通ればいいのか、ここにはどういう問題があるのかというのはやはりその訓練 のときに検証されて、そこで問題点を見出すのが一番大事かなと思います。
 課長にもよく私、言わせていただいているんですが、浸水区域と浸水区域でないとこ ろというのはおのずとして、特に津波の災害があった場合は大きく変わります。そのところで高石市民が友愛精神で相互に助け合うという観点からすれば、やは りなぜここの鴨公園にみんな集まるんかということです。ここにはやはり情報があり、いろんな支援組織が集まっているというそれが一義ではないかなと思いま す。そういう意味合いの中で、せっかく全体じゃなしにきめ細かな校区でやられるんでしたら、そこの校区でいろんな問題、まあ私のところでしたら地震が起き たら100分後にはもう浸水区域になりますよと。そのときに私ところのエリアだけじゃなしに、その羽衣小学校区にある自主防災組織同士がどういうふうに連 携するんかなと、そういうような話し合いをもっと具体的にしていかないと、防災まちづくり勉強会やと、こういうのをつくってくれと言うても、現実にはその 地域の人たちは、市から言われているからやろかと、絵に描いた餅になりかねないというように思いますので、苦言を呈しますが、その辺を踏まえてその地域で の問題点をやっぱりクローズアップしていただいて、先ほどの長ったらしいテーマじゃなしにもっと短く、要援護者に対してどう地域で対応するんだと。テーマ をたくさんするとどうしてもぼけてしまうんです。
 この間も長期避難所を地域で運営するのにどういうふうにするんかと。というのは、 羽衣校区でも幾つかの防災組織があります。長期避難所の運営というのは、今公共施設も含めて少ないです。そこで勝手なことをするよりも、そこにある防災組 織がお互いに連携して、こういうところに長期避難になったときに連携とりましょうかというお話をする、そういうふうな仕掛けをやっぱり市としてしていただ きたい。
 災害があった場合、自助の中でやっぱりお互いに助け合うと、これが1位やと思いま す。その点についても、やはりもう少し地域でのいろんな問題点、課題点を見出してもらうというよりその校区へ投げかけていただいたら、そこでいろんな議論 ができると思いますので、その点をお願いしたいと思います。
 それと常々言っていましたのは、地震に遭い、広域避難地の鴨公園までという、こう いうようなパンフレットをいただきました。高石市内のいろんなところに関連地を中心に鴨公園までどのぐらいの距離ですよ、ここら辺は標高何メートルですよ と、こういう表示があります。これをつけられたのは市がもういたたまれなくなってつけたと思うんです。でも、その後の管理がどうなっているんかということ です。先日もあるところの道の真ん中へ落ちていました。ふだんから市が管理するんじゃなしにやはりつけたらつけただけで、そこのエリアの自主防災組織にこ こへつけたので、日常点検がてらチェックしてもらえませんかと。それとか、基本的にこうつけましたと、その地域ではもう少しここにあったらいいよという話 がやっぱり現場から出てくると思うんです。机上の上ではなしに現場のそういう意見を取り入れる中で日常的なそのようなチェックはやはり現場でしていただい て、市が情報提供する司令塔になって、その全体的な図面なりそういうものができ上がってきたら、非常に情報を共有しやすいのではないかというように思いま す。
 その辺を踏まえて、今後の防災のあり方についても、もう一度考え直していただきた い。それと、予算委員会でありましたように同僚議員が言っておりました災害は昼夜関係なしに来ると。11月5日防災の日というのはわかるんですが、実際に 夜間もいろいろ問題あると思います。私はこれは最終的には夜間でもする必要性があると思うんですが、まず最初の1回目で、日曜日にやっぱりしてほしいなと いうのは、高石市民が平日にはなかなか仕事をしている関係で高石市外に出ている方が多いです。日曜日になれば、やはり高石市でゆっくりされている人が平均 的に多いです。
 その中で防災訓練をするという形は家庭内でもそのお話が出ると思うんです。そやか ら災害に遭ったとき鴨公園まで逃げようといっても、自主防は一生懸命していてもやはり参加意識がなかったら、その辺に対しても実際に災害があったときその 対応ができないというのが事実です。そういう部分を含めて、やはり平日にするんか日曜日にするんか夜間にするんかというのも市だけで考えることじゃないと 思います。
 課長が言われていたように、まちづくり勉強会でいろんな情報を交換して、これはや はり市民がそういう意識を持つというのが一義やと思います。その中で今回はこういう防災のテーマでやりましょうというように、わかりやすいようなテーマで していただきたいと思います。気候のいいときにもすればいろんな人が参加しやすいと思います。11月とか過去に1月にした、寒いからもうええわというのが 非常に多いんです。それは私たちが実際に、東北で地震があったのを経験していないからです。阪神・淡路大震災のときでも津波はありませんでした。ですか ら、どうしても傍観者になりやすい。やはり自分が体験をしたら、それに対してどういうふうにしたらいいのかという部分が出る。そういうふうに、お互いに話 し合いだけじゃなしに自分たちもできるような形で、やはり参加意識を促していくというのが大事だと思います。
 それについて今後の取り組みを今聞いたんですが、ことし11月5日にされるという ことなんですけれども、それについても今後、勉強会をされると思うんですが、地域の各団体に対しての連絡なりしていただけるのかどうか。市はこれははっき り言うて事務局です。事務局の一定の考え方の中でやはり周知する必要性があると思うんですが、その辺についてのご見解をお聞かせください。
◎危機管理課長(細川栄二君) 
 さまざまなご意見をいただきまして、ありがとうございます。それに答えてではないですが、1点、答弁させていただきます。
 おっしゃいますように小学校区でのまちづくり勉強会をさせていただいております が、これだけが市民、住民に対する周知の全てだとは思っておりません。実際、各単位といいますか、地区の自治会、自主防災会様のほうでもお話し合いさせて いただきましたり、昨今、小学校区単位での地区訓練というのを実施いただいております。その中には参加者として各校区福祉委員、民生委員様、社会福祉協議 会の方々、校区単位ではございますが、多くの方に参加いただきまして防災のいろんな意見交換をするということでさせていただいております。
 訓練等の中身なんですが、大津波警報が発表されたときには浸水区域から離脱するこ とがまず重要であるということは当然でございまして、浸水区域の方については津波到達まで100分あることから水平避難が可能な方は広域避難地である鴨公 園まで避難するようにということを周知徹底している状況です。今後は若い世代、PTA、学校関係、小・中学校の保護者の方等の参加も含めて進めてまいりた いと考えております。
 訓練の日程でございますが、第1回目がおっしゃいますように日曜日の訓練でござい ました。2回目につきましては11月5日の平日の訓練、ことし3回目も11月5日の平日になっております。ただ、今後の訓練の日程等につきましては、地区 での訓練等も含めて、おっしゃいますようにいろんな条件の中での訓練が必要ということは認識しておりますので、今後そういう形でいろんな条件の設定という のを、また地区の自主防の方々へ提案していきたいという形で考えておりますので、以上です。
◎市長(阪口伸六君) 
 正確にお答え申し上げないかんと思いますので、11月5日に訓練いたしましたのは 第3回目からでございます。これはたまさか平日でございました。平日ということでございましたので逆に、昨年の11月5日でございますが、浸水想定区域に 入っております沿岸部の高等学校あるいは専門学校さん等々にご協力いただきまして、同じく浸水想定区域に入っております幼稚園、保育所の園児の方々の手を 引いて避難を誘導するということが可能だったわけでありまして、おかげさまでこの3回目の訓練の際は約1万3,300人ということで過去最大の参加者を得 ることができました。
 さまざまなシミュレーションに基づきまして、今後ともこういった訓練のより向上を目指してまいりたいと考えておりますが、いずれにしましても1回目、2回目、3回目、そして4回目と非常に充実してきておるというのが実感でございます。
 また、当然それを支えていただいておりますのは議員ご指摘のとおり自主防災組織あ るいは地域の皆様方、また学校関係者あるいはPTAの方々にも、前回は特に若い人の参加をということで学校を通じまして参加協力を要請いたしまして、若い 方々も前回はかなりご参加いただいたというふうに聞いております。そういった形で、今後ともより一層、地域の皆様方と一緒にこういった取り組みをさらに強 めてまいりたいと考えておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
 以上です。
◆11番(清水明治君) 
 市長の思いとは私も同じで、平日にして日曜日にしてどっち云々じゃないんです。要 するにいろんな場面があるから日曜日にもする必要性がある、平日もする必要性があるという形で、確かに平日にすれば学校関係者とかと相互援助ができるとい う部分、十分、訓練であるからそういう理解ができるということです。日曜日というのは、逆にお勤めしている方が高石市内にいてる可能性が多いので、その中 で家族との間でいろんなコミュニケーションを持ってもらいたい。ですから、平日も祭日も、夜間もこれも今後もいろんな形で、11月5日にこだわることなく いろんな訓練結果を踏まえてしていただけたらやはり市民の意識が向上するかなという部分があります。
 今、市長から去年の場合は1万3,000人からの参加があったというようなお話が あるんですが、その1万3,000人からというのはどこからの数字かなといつも思うんですが、昨年、私、入手しました津波避難訓練の自主防災組織の実施結 果、これは52団体の中で地区住民が5万8,987名、要援護者が1,202名、そのうちで自主防災組織として総参加数が1,861名という形なんです。 これは鴨公園へ避難されて報告して、その人たちが避難ビルとか地域の避難場所へ何分ぐらいで何人行けましたかという、これ具体的な数字と思うんです。
 でも、全体的にはどのように動かれたかというのは、今市長が言われているように1 万3,000人から、私はもっと多かったかのように思うんですが、その数字というものはどこから出てきたのかなといつもちょっと疑問に思っているんです。 その辺を踏まえてもこの要援護者に対しての1,202名という数字の中でこういう人たちにどういうふうに地域が声をかけるか、同じように避難できるか、鴨 公園まで避難していただくためにはどうしたらいいのかというのは、やはり地域の自主防災組織の中で構築していかなければならないのかなと思っています。そ のときにいろんな形で市からこういうふうにしたらいいですよと指導いただく形によって、毎年毎年しているうちによりよいものができるのかなと思います。で も、震災とかそういう地震に対してはいつ来るかわかりません。でも、そういう思いもある中で、この意識を持つという形の中で、一定のこれからの考え方とい う部分は十分に理解できます。
 もう1点、前から課長にもお話しさせていただいておりますが、各自主防災組織の備 品でこういうのがありますと、そういう部分は市がある程度、把握していると思うんですが、お隣同士の自主防災組織でどこに何があるかと、防災の道具はどこ にあるかというのは非常にわかりにくいと思うんです。災害があった場合、全て市におんぶにだっこじゃなしに、その現場サイドのお話が出てくると思うんで す。そのときに一々、鴨公園のほうに指示を仰ぐんじゃなしにやっぱり隣同士、向こう三軒両隣と同じです。隣にはこういう防災の道具がどの辺にあるというよ うなことをふだんからわかれば、緊急のときお互いに人の派遣とか道具の借り合いもできるというように思います。
 今回の予算で計上されておりました小型消防ポンプを配備されるという部分につきま してどこに配備するかという倉庫の問題もありますけれども、市の一定の考え方の中で、市全体とか住宅が密集しているところに集中的に置かれるのが全くわか らないんですが、それは市が全て管理するのか自主防災組織で管理運営をしていただくのかという部分を確認しておきたいと思います。
◎危機管理課長(細川栄二君) 
 ご答弁させていただきます。
 今おっしゃっていますのは、今年度に備品購入費として計上しております可搬式の小 型消防ポンプというのを想定しております。これにつきましては、震災等による大規模災害において火災が同時発生した場合に消防車や消防団の火災現場の到着 がおくれてしまうなどが想定されます。そのため地域ごとに可搬式小型消防ポンプを計画しておりまして、特に木造建物の密集度の高い地区へ優先的に配備して いきたいと考えております。なお、可搬式小型消防ポンプを使用するには取り扱い方法の習得や十分な安全対策を図る必要がありますので、事前訓練を実施する 必要があり、今後は消防団、消防自主防災組織とも十分協議を重ねながら配備に向けて進めたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
◆11番(清水明治君) 
 これをちょっとまとめますと、自主防災組織が高石市は52組織できた。これはいい ことだと思う。ただ、そこで魂を入れるためには、各自主防災組織が拠点となる場所と、またそういうふうな高石市全体の中で自主防災組織がどこを拠点として 動くというのは、全体で52の自主防災組織が共有して、その拠点をプロットしていただいた地図とか、そういうようなものを自主防災組織として持っていると いうのも必要かなと思います。
 これは要望にしておきますので、今後、地域でのいろんな自主防災組織の会議を開い たときにお互いに情報交換できるような体制をとっていただきたいと思います。それと、臨海のほうで地震災害があって津波が来るという状況になったときに、 高石市は今、高砂1号線液状化対策、これはもう臨海企業の方は大変喜んでおります。その中で大企業は別として、高石市のところの高砂1号線から来ると大阪 ガスを曲がりますと今度は堺エリアになります。そこには大企業じゃなしに機械金属団地、化学団地というような中小が組織されています。そこの方々はやはり 地震があった場合、津波が来るまでに私ら逃げやなあかんねんけれども、高石市の高砂1号線を通らないと避難できないんですよと。そのためには高石市の情報 が一番欲しいんですと。その流れの中で高石市との情報をどういうふうにとっていったらいいのかという形で課長にもお話しして、行政区は変わるんですけれど も、堺消防、堺市との関係を踏まえて防災無線を所持することはできないんかという部分をご相談させていただいた中で、いろんな形を考えていただいていると 思うんです。特に向こうは機械金属団地を含め化学団地ですか、もう中小が多いと。やはりそこには事務組合がありますので、せめてその事務組合に防災無線か もしくはそれにかわるものをやはり貸与するような検討をしていただけないかという部分と、今あります自主防災組織には防災無線は1台ずつ貸与していると思 うんです。その組織の中で私、防災組織に入っておりますが、問題になるのは1台だけやったらちょっと不安やねと、私が旅行に行っているときはどないしたら いいんやろかという部分もあるので、無償とは言いません、地区によってもう1台貸してほしいという場合、有償でもそういうような形での貸し出しはできるの かどうかという部分、もし今お答えいただけるんであればしていただけたらありがたいなと思います。答弁できないのであれば、検討という形でお願いしたいん ですが、いかがでしょうか。
◎危機管理課長(細川栄二君) 
 先ほどの一般質問の中でもありましたが、情報伝達の複数化、いろんな情報伝達を関係機関とやることが必要だと考えておりますので、今後、調査研究してまいりたいと考えております。
 以上です。
◆11番(清水明治君) 
 ありがとうございます。
 具体的なお話で私もちょっとお願いしている部分はあるんですが、いろいろ問題点も あるのでそれはクリアして、やはりあくまでも行政の情報を地域の自主防災、また臨海に勤めている皆さん方に正確に伝えるという、これが第一義やと思いま す。その次にどういうふうな対応していくかというのが2番目です。
 ですから、私たちも地域の自主防災組織の中で話しするのは、毎月第1月曜日には市 との交信をしますという話を聞いていますけれども、防災無線を持っている人は、最初のうちはわかれへんかったけれども、今は何を言うているかようわかると いうことです。それはやはり防災無線を使って訓練すれば、ある程度、情報伝達が十分いけるのかなという思いがありますので、その辺の部分につきましても今 第1月曜日という形じゃなしにある程度ステップアップする上で、緊急の連絡の取り合いというのも必要かなというように思います。
 まだまだあるんですが、今回、自主防災組織につきましては、今後これからさらなる改革という取り組みをしていただけるというように私も信じておりますので、市は大変と思いますが、その取り組みを進めていただきますようお願いいたします。
 続きまして、南海本線高師浜線連続立体交差事業という形で質問項目を出しておりま す。これは予算委員会、またさきの議員さんがお話ししておりますので、重複を避けたいと思いますが、1点だけ、これは私が居住するエリアの中で自治会が高 架下の夜桜祭りという形で過去からずっとさせていただいておりました。7区ともともどもさせていただいている中で連立事業が認可された。その時点で私たち は将来的なことを踏まえる中で、これは一定の夜桜とか桜見を行事としてお休みさせていただいたわけです。それはなぜかというのは、やはりこの連立事業に対 しての地域としての思い入れが非常に強かったわけです。やはり高架化するという形になれば東西の交通の利便性が非常によくなる。特に高石市は臨海の企業に 勤める方、堺とかそういう方が非常に多い中で朝夕の自動車の渋滞が減ると。そのためにもやはり地域としてはこの連立事業に対して物すごい思い入れがありま した。
 その中で今回、南海の高師浜線につきましても、また同じような答弁になると思うんですが、この工法について、もう3月も終わりになろうかとしておりますので、再度どのような状況になったかお尋ねしたいと思います。
◎連立交通政策課長(藤原通晃君) 
 高師浜線の工法につきましては、早期完成を図り、地元への影響を最小限に抑えるべ く引き続き南海電鉄におきまして、鋭意検討を行っているところでございます。今後、事業主体である大阪府を含め十分な協議調整をもって工法を決定していく 所存でございますので、よろしくお願いいたします。
◆11番(清水明治君) 
 この高師浜線の連立工事をすることについて、昨日もちょっと地域の自治会の方とお 話しする機会があって、清水さんどこまで工事やろうとしているんかなというお話があったので、再度、地域からの要望という形で今後考えていただきたいの は、特にあのエリアといいますのはちょうど羽衣301号線と南海の高架下に遊歩道があるんです。ちょうどそこの道が交差しているところで非常に交通事故が 多いんです。今回は南海本線の羽衣駅から高師浜の際まで連立工事がされるということなので交通事故の対策も加味していただく中で、やはり連立の工事を進め ていただきたいというように要望させていただきます。連立についてはまだまだあるんですが、時間もありませんので、これで終わっておきたいと思います。
 続きまして、環境対策です。これは答弁しにくいと思うんですが、まずさきの議員さ んもごみ処理券についてどうだと、私も地域でよくお尋ねされます。きょう朝、家内に、私ところ無料券あとどのぐらい余っていると、どんな封筒で来たのと聞 いたら、このような封筒でまだ3月末までいけるみたいな話をしていたんですが、私はマンションに住んでいるんですけれども、隣近所の奥さんの話を聞けば、 まさしく有料のごみ処理券はどこで売っているかわかれへん。ほかの議員さんが言われているようにそのとおりなんです。私として非常に今後検討していただき たいのは、市内にあります公共施設、そこで9月以降、10月以降でもいいです、9月以降、ちょうど4月から半期になります。12月時分とか3月時分、年明 けてとかそういう時分で定期的にこの処理券を扱う方法もちょっと考えていただきたいという部分と、一応お金を扱う形で非常に市も苦慮されると思うんです が、そうなれば簡単な自動販売機みたいなのを公共施設に設置してやる方法もありますので、これは将来的な検討にしていただきたいというように思います。
 それで、環境対策に関連して、地域では市内の至るところで清掃活動が行われており ます。これは私から要望ですけれども、老人クラブ連合会は5月30日、これはごみゼロの日として市内一斉しております。連合自治会は11月の第2日曜です かという形で市内一斉クリーンキャンペーンという、いろんな形で団体が市全体の中で清掃活動をしています。
 これはやはりまちがきれいであれば犯罪も減る、まちが汚れているよりきれいなほう が気持ちがいいだろうという部分かなとは思うんですが、市がなかなか関与しにくいんですけれども、どこかでいろんな団体が1年間通じて、春はどこどこ、夏 はどこどこ、秋はどこどこの団体がするというふうな場所をどこかで設けていただければ1年間通じていろんな団体がまちを清掃活動できるというように思いま す。というのは5月30日に老人会がごみゼロの日にします。それに1週間か1カ月もしないうちに違う団体が同じように清掃活動をする。それでしたら同じよ うな日にちにするとか、もう少し期間をあけるというような方法も必要ですし、なかなか横との関係というのは連絡とりにくいので、市としていろんな団体と関 与しているのであれば、そのような情報交換とかこういう組織は秋にしてほしいとか、そういう一つの要望も出す中で1年間一つのサイクルとして取り組んでい ただきたいというように、これは要望として終わっておきます。
 最後に、再開発についてですが、予算委員会でもお話ししていただきましたが、今回 の羽衣駅前の再開発事業という形で市がやっております。地域では再開発組合という形で今回さまざま特定代理業者が不在という形の中で、本市といたしまして もこの組合以外の理事という形で就任されたというようにお聞きしました。その市が員外理事として就任されて、その思いというものをちょっとお聞かせいただ けませんでしょうか。
◎再開発課長(前田隆君) 
 ご答弁申し上げます。
 市といたしましては、これまでに高石駅周辺の再開発事業を完成させた実績があり、 再開発組合の理事会運営や事業執行に精通しております本市の土木部職員が羽衣駅前再開発組合の員外理事になることでその経験を生かし、組合内部の事業執行 体制の強化等を図り、またより一層の指導監督を行っていくことにより事業の早期実現が可能となると考えておりますので、よろしくお願いいたします。
◆11番(清水明治君) 
 まさしく私も今お話を聞く中で、やはり市がこの理事会運営に事業執行について、員 外理事という形で入るということは私たちから見ても、市が本気で、やっぱり権利者だけの会合じゃなしに市としてそのノウハウを与えていただけるというのは 非常にわかりますので、今後、積極的にかかわる中で事業を推進していただくようにお願いいたします。都度都度チェックをかけていきたいと思いますので、羽 衣駅前の開発というのはやはり連立との兼ね合い、非常に強い中でこれから事業推進に努力していただきたいというように思います。
 最後になりましたけれども、職員の皆様方、今3月をもちまして退職される方、また 高石市に大阪府から来ていただく中で高石市の行政運営に力を入れていただきまして、私たち議員としても喜ぶところでございます。これからも高石市が発展し ていきますように、卒業された職分の皆様方、高石市をこよなく愛していただくようにお願いいたしまして私の一般質問を終わります。ありがとうございます。